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【あの○○○のメシが美味しいワケ】

ベストセラー作家の祭典「著者フェス!」。
そのWeekly版として、
毎週土曜日朝8時から「著者フェス!Saturday」を
Facebookグループ等でライブ配信しています。
話題の本の著者をゲストにお招きして、
ご著書のエッセンスを語っていただこうという趣旨です。

6月15日(土)朝8時のゲストは、管理栄養士で法務技官・岡崎医療刑務所勤務の黒栁桂子(くろやなぎ・けいこ)さん。
れっきとした現役の公務員の方です。

そして、今回ご紹介するのは黒栁さんが書かれた『めざせ! ムショラン三ツ星 刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります』(朝日新聞出版)。

黒栁さんは刑務所で管理栄養士をやっている方なんです。
え、あの“メシ”を作っている人⁈――それだけで、もう読みたくなりますよね。


実際、私は2時間ノンストップで読んじゃいました。
第1の読後感は「あー、面白かった!それにしてもお腹減った」です(笑)。
公務員で、しかも特殊な職種だけに、黒栁さんが本を完成させるまでに苦労したことも知っていましたので、「よくぞ書いてくれました!」と感謝の気持ちが湧いてきました。

実は、刑務所の食事を作っているのは、
黒栁さんなど管理栄養士さんや給食会社ではありません。
私も今回の本を読んで初めて知ったのですが、受刑者自らが作っているのです。

限られた予算のなかで毎日のメニューを考えたり、
食材を仕入れたり、現場で受刑者に作り方を指導しているのが、黒栁さんというわけです。

黒栁さんと受刑者たちは、数々の失敗にもめげず、
刑務所給食を、少しでも健康的に、少しでもおいしく、少しでも簡単に、少しでもワクワクできるものにしようと試行錯誤を重ねていきます。
その姿がメチャ面白いし、しんみりとする場面もあります。
出てくる食事が、文章を読むだけで本当に美味しそうなんです。
刑務所に行きたいわけではありませんが(w)、
ムショランの試食はしたい――そんな気分になりました。


読み終わったら、ふだん当たり前に食べている食事にものすごく有難みを感じます。
「自分の好きなものを好きなだけ食べられるって、本当に幸せなことだ!」
晩酌をしながら、本当にそう思いましたもの。

人間にとって、食とは何か――そんな根源的な問いも、この本にはあります。
ライブでは、本に書けなかったエピソードもお聞きしたいと思います。
皆さま、ぜひご参加ください!

※ライブをご覧になりたい方は、下記からら!無料です。

書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。