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シン・出版大全~幸せな出版をするために知っておくべきこと

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自分の本を出版したい方、出版に興味のある方のための基礎知識を述べる連載です。出版業界事情、出版へのロードマップ、企画書の作り方、本の売り方など、出版にまつわるAtoZを書いていき…
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2023年3月の記事一覧

【楽しい初出版99】著者のあなたもサイン会が楽しめるといいですよね。数年前に、サインをデザインして作ってくれるサービスがあると知り、ビックリしました。カッコいいサインを作ってもらえたら、サインするときも楽しいはず。スタンプやシールを作っている方もいます。何事も工夫次第ですよね。

【楽しい初出版98】出版記念講演会やセミナーの後のサイン会。ここは絶好のファンづくりの場です。まず読者がどういう方なのかがわかり、直接感想を聞くことができます。あなたの人となりを伝えることもできます。サインするのは緊張もするし、労力と時間もつかいますが、それだけの価値があります。

【楽しい初出版97】私はサイン会や出版記念セミナー、講演会が大好きです。現在はリアル開催がどんどん増えていますので、直に著者の姿を見て、声を聞き、話を聞くことができます。著者との懇親会も楽しいですよね。そして何よりも、読者の方の感想を直に聞けて、感謝さえしてもらえるのです。

【楽しい初出版96】あなたが著者としてデビューした後には、新しい出会いが待っています。読者やあなたのファン、そして、著者仲間、編集者たち。思わぬところから、講演の依頼があるかもしれません。新しい仕事がもちかけられるかもしれません。フィールドが一気に広がるのです。

【楽しい初出版95】著者のあなたが、出版による目的を達成するために必要なこと。それは、編集者との密なコミュニケーションです。締切は必ず守る。わからない点は必ず確認する。いい作品をつくる。宣伝も積極的に協力する。売るための努力は惜しまない。それが目的を達成するための最短距離です。

【楽しい初出版94】本の発売時期を決める5つめの要素は、「著者の狙い」。「ブランディングのために出版したい」「新しいビジネスの立ち上げ日までに発売したい」狙い自体は、間違いではありません。出版することがゴールではなく、その先に思い描く目標・未来がある。著者としての戦略が必要です。

【楽しい初出版93】本の発売時期を決める5要素。出版社の戦略、あるいは計画。一度決まった発売日は簡単には変えられません。出版社が取次と交渉して、全国の書店に配本する日を決め、手続きを取ります。校了が1日遅れたから発売日も1日ズラせばいい――ということはできないのです。

【楽しい初出版92】本の発売時期を決める5要素。4つ目は出版社の戦略、あるいは“都合”です。その月に出したい書籍は、だいぶ前から決まっているものです。書店さんの注文を取る必要がありますし、宣伝広告の枠を押さえる必要もあるからです。1カ月ズレると大ごとになるケースもあります。

【楽しい初出版91】本の発売時期を決める5要素。書店さんの動きを掴むことの大事さの続きです。あなたができることは、まず定点観測をすることです。自分の分野の本がどこに、どのくらいの量が、どのくらいの期間置かれているのか。それを何店かで観察してみると、動きの一端がわかるでしょう。

【楽しい初出版90】本の発売時期を決める5要素。3つ目は書店さんの動き。書店さんには毎日莫大な量の本が配送されてきます。季節のフェアや独自企画のフェアを展開しているケースも多いです。つまり、どの時期なら書店さんのいい場所、適切な場所を取れそうなのか、を考える必要があるのです。

【楽しい初出版89】本の発売時期を決める5要素。2つ目の季節要因とは、要するに季節・月ごとの人の動き、それに伴う環境と心理の変化です。その中で「どのような出版物の需要が高まる可能性が高いのか」を見極めていきます。もちろん、コロナ禍のような世界的情勢も見逃せません。

【楽しい初出版87】本の発売時期を決める5つの要素。1つ目の「読者の動向」が最も重要です。あなたの企画に、読者は何を求めているのか。発売時期によって購買心理は変わるのか。あなたの分野で流行している切り口は何か。そもそも、それらの本が売れているのか。そうした点を見るのです。

【楽しい初出版86】「本の発売時期は、いつがいいですか?」そんな相談をよく受けます。結論を言えば、正解はありません。5つの条件を考える必要があるからです。①読者の動向、②季節要因、③書店の動き、④出版社の戦略、⑤著者の狙い。どれも大事な要素です。次回から、1つずつ見ていきます。

【楽しい初出版85】「30代男性に必要なのは、”気晴らし””ガス抜き””軽い麻薬”になる本」某出版社編集長の発言です。あなたはお気づきになりましたか?読者層を絞っている。読者の求めるものを肌感覚でキャッチしている――実は、企画を作る際に最も重要な要素が2つ含まれているのです。