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古本の芳醇な臭い

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

先日のネットニュースにて、夏の体臭予防に関する記事を見かけた際のこと。

最近はスメルハラスメント(スメハラ)とか言う、体臭とかタバコ臭による不快感云々も、ハラスメントに該当してしまうらしい。

正直慢性鼻炎持ちの私は、あまり臭いに敏感ではないため、人の体臭に気づけずにいる(裏返せば、自分の臭いにも気づかないから、非常に恐ろしいことでもあるが)。

それで、あくまでも加齢臭を前提としているが、どうやら「古本のような臭い」も不快感を与えるものに該当するらしい。

まぁ人によっては、古本を触ること自体嫌(肌触りがぞくぞくするのだとか)な人もいるくらいだ。茶色くなった古紙の臭いに嫌悪感を持つ人もいるのだろう。

流石に古本を読んでいて文句言われちゃったらどうしよう。お前の読んでいる古本が臭うんだよって、新刊買えやって。……いやぁ困っちゃいますな。

私自身で言えば、古本を香りにはむしろリラックス効果でもあるのではないかと思うくらいには、鼻を近づけるタイプ。

まぁ流石に、体臭としての古本を臭いは辟易するだろうし、加齢臭は予防したい。

ただ、何と言いますか、古本特有の渋みと言いますか、長い年月を経て培った深みのある香りを放つ人間にはなりたいものである。

それは臭いというか、空気感と言いますか。

色んな本を知っていることはもちろん、それでいて状態も良く、気軽に紐解いて貰える、また読みたいと思えるような親しみ感。

要は、アンティーク的な意味合いの香りを放つ人物でありたいね。そう、芳醇な、あの、芳醇なね。それではまた次回!

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