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鉄道技術展に行ってきました

こんにちは。交通技術ライターの川辺謙一です。
今回は、「鉄道技術展」の取材に行ってきたので、そのことについて書きます。

第7回鉄道技術展(Mass-Tans Innovation Japan 2021)
2021年11月24日(水)〜26日(金)3日間開催
会場:千葉幕張新都心・幕張メッセ

公式サイト

私が「鉄道技術展」に行く理由

私は毎回「鉄道技術展」の取材に行っています。
なぜか。それは、ネットなどでは得られない多くの情報が得られるからです。

私は鉄道技術を一般向けに翻訳・紹介する仕事をしているので、「鉄道技術展」はとても重要なイベントです。このため、毎回参加して、最新情報を得るだけでなく、鉄道の現状と自分の知識をすり合わせ、把握する情報をアップデートするように心がけています。

今年は感染症の影響で多くの大規模なイベントが中止に追い込まれましたが、「鉄道技術展」は無事開催に至りました。ただし、展示場に入る前にマスク着用や検温のチェックを受けたり、講演会では1席を開けて座るように指示されたりと、多くの感染症対策が行われていました。

私にとって「鉄道技術展」は、さまざまな製品の開発に携わっている当事者と直接話ができる貴重な機会です。実際に当事者と話していると、自分の知識不足をあらためて気付かされることが多々あります。だから私は、「鉄道技術展」の企業展示をじっくり時間をかけて巡るように心がけています。

鉄道ファンでも楽しめるのか

鉄道ファンの方のなかには、「鉄道技術展に行ってみたい」という方もいるでしょう。未知なる何かに出会えるのではないかと期待する方もいるでしょう。

ただ、結論から言うと、鉄道ファンの方が楽しむのは難しいと私は思います。なぜならば、鉄道趣味の要素がほとんどないからです。

展示会場では、一般人には馴染みがあまりない比較的小さな製品が多く並んでいますし、ドイツの世界鉄道技術見本市「イノトランス」のように、鉄道車両の実物を展示していません(過去に新交通システムの電車を展示した例はあります)。また、展示会場や講演会の内容を把握するには、ある程度の技術的知識が必要です。

つまり、鉄道に直接関わる方々にとっては重要であっても、鉄道ファンにとっては間口の狭いイベントなのです。

それでも「行ってみたい!」と思う鉄道ファンの方がいたら、ぜひ正装(スーツ着用)して入場してみてください。これまで知らなかった鉄道の姿を知ることができ、視野が広がるかもしれませんよ。

ちなみに、展示会場での撮影は禁止ですので、注意してくださいね。

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