悪魔の管理栄養士実習
大学生活4年間を振り返ってみても一番辛く大変だったのが実習…
管理栄養士の試験を受けるにあたり
病院、保健所、給食施設へ実習に行く。
病院2〜3週間(人による)
保健所、給食施設は1週間ずつ。
と言った具合。
実習に行くと
現場で管理栄養士はどんなことが求められるのか…
栄養価計算が出来るだけじゃなんでダメなのか…
もう…バスツアーのお菓子詰め放題みたいに。
はたまた朝の中央線の満員電車みたいに。
管理栄養士として大切なことを
ぎゅうっっぎゅうに詰め込まれる。
今日は給食実習について話そうと思う。
私が行ったのはとある会社の社員食堂。
事前に先輩から「給食施設はね〜お金のでないバイトって感じ」と教わっていた。
きっと働かされるんだろうな…と覚悟していたんだけど……
結果
肉体労働。肉体労働。肉体労働。肉体労働!!!
かわ子『管理栄養士って体力むっっっっちゃ必要なんや!!!』(どエセ大阪)
朝から急ピッチで調理して…時間になったら提供して…自分のご飯を急いで食べたら…みんなが食べた食器の洗浄…
食器の洗浄に至っては…
蒸気ムンムンの部屋で 洗浄機から出てくる火傷しそうなほど熱いお皿たちをカゴに詰めて 引越し作業かと思うほど思いカゴをひたすら棚に戻す…
これを2時間ほどやる…
一緒に行った友達は1日目熱中症になって具合悪くしてたな…
削られる体力量で言ったら大学で今までやってた調理実習が下弦の鬼だとしたら…給食施設での実習は上弦の4くらい……(この後上弦の1〜3が現る)
毎日毎日帰ってきて布団に倒れ気がついたら朝…みたいな生活…
こんなことを言ったらいけないかもしれないけど正直に思ったことを言うならば…
かわ子の行った給食施設では管理栄養士というよりどちらかと言うと調理員としてしの力が必要とされた。
もちろん給食施設の管理栄養士さんはちゃんと栄養バランスの整った献立を考え、季節に応じて食材を変えたり…コラボメニューを出したり…
していたけど圧倒的に調理を行う人が足りない。
朝の8時から現場に入り、12時の社員さんのお昼までに何とかして料理を作らなきゃ行けない。
調理員は調理師免許の資格を持ってる人もいるけどそうじゃないパートさんもいる。バイトの人だっている。それでも人が足りない。
から管理栄養士さんは調理+管理栄養の二つの仕事をやらなきゃ行けない。(すっごく大変だこりゃ!)
だから現場の管理栄養士さんが
「機械で作れるものもあるけど、人が作った方が美味しいからね…値段も考えてなるべく美味しく提供できる方を選んでる」
って言った時びっくりした
かわ子は正直「自分のお腹が空いてるのに人の分の食事を作れなんて無理だ!!」としか考えてなかった。
作る側にとっては大量の料理のうちの一つ
でも1人1人にとっては大切な3食のうちの1食
多くの人に提供する食に携わっている責任感がなきゃできない仕事だと思った。
それが給食施設での実習だった。