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受け取るということについて~コミュニケーションの配慮~

日常のコミュニケーションにおいて、私は、なにか褒められたり、良いことを言われても
・「いや、~」と、軽く否定から入り
・「実際こうなんですよ」、
自分の考えや認識との差分を修正して回答していることが多い事に気づきました。

言葉ではなく、モノであれば、
・XXを差し上げます
・いや、、、
とはなかなか言わないはずなのですが
私に向けた言葉の場合は、「いや」、がついつい前に出てしまいます。

今回はこれについて考察していきたいと思います。
いつもの通り、思いつきで散文的に書いています笑


自己認識と他者認識の差異

これはなぜ起きるのだろうと考えてみたところ、私の感覚では
・自己認識:私は〇〇な人間である、XXな性質を持っている、という自己イメージ
・他者認識:他者から、kawatarouさんは△△な人だ、仕事がYYだ、と見えているイメージの差異

なのだろうと理解しました。

差異を訂正したくなる気持ち

では、なぜ差異を「いや」と否定したくなるのでしょうか?
それはきっと、
・自分認識と違った過大な評価をされたくない
・本当はそんな立派な人間ではないのですよ
としっかり期待値調整をしたくなる。ある意味真面目で、ある意味自己肯定感の低さのあらわれなのかもしれないな、、、と感じています。

相手の目線に立ってみる

相手の目線にたって考えてみます。
私に対して、「kawatarouさんは△△な人だよね」という言葉の真意は一体何でしょうか?

・ふと思っただけで、他意はない
(会話のつなぎだったり拍子で)
・見た目とGAPを感じたので などなど

色々あるかもしれませんが、同意・共感してほしい感触は少しありそうに思います。
もっというと、そういう発言をした「価値観」に共感を求めているニュアンスがあるように思いました。

ではどのように受け取っていくか?

受け取り本質的な部分は、自己肯定感(内面的)にあるのかもしれません。
ココは今すぐどうこうというよりは、中長期的なテーマです。

ここでは短期でも実践できるテクニカルな部分について考えていきます。

相手方の発言は、相手からはそのように見えているよ、感じているよ、ということを伝えているに過ぎず、相手からみた事実(事実というか認識?)なのかもしれません。
なので、その事実を敢えて否定する必要はあるのでしょうか?

相手からそう見える、感じる一面があった、それだけのこと。

なので、そう見える一面についてはしっかり受け入れてあげても、自分がなにかしないといけないわけでもなく、攻撃されるわけでもありません。

部分的に受け取っていく

カスタマー対応を担当した際、知ったノウハウで、「部分謝罪」というテクニックがあります。

「部分謝罪」とは「ご迷惑をおかけして、大変申し訳ございません」「時間通りに確かにお届け出来ず失礼致しました」と謝罪したいポイントに焦点を当てる。

何に対する謝罪かが明確であり、他には波及しない利点がある。

全面謝罪はクレームがこじれる原因にもなり、初期対応時には基本的に部分謝罪を使用したい。

マネジメントサポートグループHPより抜粋

これです。

受取についても同様に、部分的に受け取っていくことで相手の気持ちも汲みつつ、自分の思いも伝えられるのではないでしょうか?

例:
・他者:kawatarouさんは、勤勉なところあるよね
・私:そう見えるんだ、ありがとう!でも、実は家ではダラダラしてることが多いんだよね、、、hogehoge

といった具合です。

相手の言葉=自分自身そのものを指している、と重大なことのように捉えず、「そう見えているところがあるんだな」、「相手はそう思ったんだな」とその一面について受け取ることです。

伝えてくれた内容を受け取りつつ、実際のところも伝える、と。
このようにやっていきたいと思います。

まとめ

相手の言葉を受け取ることは、相手から見た自分の見え方・感じ方を受容していくことになるので、本質的にはそれを許可できるように内面的に変わることが肝要と思ってます。

しかし、部分的に受け取っていくことから始めていくことで、習慣的に「いや」といってしまうことから徐々に脱却できるのではないかと思いました。

書いているうちに気づいたのですが、この受け取るという所作・行為はなにも言葉に対してだけではなく、相手がしてくれたこと(悪意がなくても)、についても応用していけると思います。
こういった観察を続けていくことで、自分自身に余裕ができ、もっともっと周囲から色々なメッセージを受け取れるようになるかもしれません。
それはまさに人生の豊かさにも繋がるのではないでしょうか?

今日は「受け取る」についてのゆるふわな雑感を書いてきました。
今日も良い1日になりますように!!




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