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川崎の大人紹介#3 池田航介さん[後編]

川崎のまちをフィールドに活躍している大人にインタビューをする企画「川崎の大人紹介」。若者時代のお話や、活動のヒントを川崎の若者にお届けします!

第3回目は、川崎内外を問わず様々な地域で活動していらっしゃる池田航介(いけだ こうすけ)さんにお話をお聞きしました!
多摩区にある大学に通っている池田さんは、農学部で学ぶ傍ら、様々な場所で出会った仲間とPerma Futureという団体を立ち上げ「農のある暮らし」についての活動を行っています。

前編はこちらから→ https://note.com/kawa_lab_/n/nda037295795f


【エコビレッジとの出会い】

- 大学に入り、様々な国や地域を旅した中で「身近な暮らしを大切にすることが幸せに繋がる」ことに気づき、この理想が「エコビレッジ」にあると考えたそうですが、なぜそう思ったのですか?

エコビレッジは「住民が互いに支えあう仕組み」と「環境に負荷の少ない暮らし方」を求める人びとが意識的に創るコミュニティのこと
引用:NPO法人 北海道エコビレッジ推進プロジェクト(https://ecovillage.greenwebs.net/ecovillage.html

最初は九州農家を巡る旅をしていて、様々な農業の形を学んでいました。そこで、熊本県のサイハテ村というところにエコビレッジというものがあると聞き行ったら、すごく衝撃を受けたんです

その後屋久島のエコビレッジにも訪問したら、もう「農業」じゃなくて「暮らしとしての農」なんですよ。それでかつ、みんなすごく幸せそうで。

その後「農」について改めて考えてみたら、一人一人の幸せを追求することこそが大切であって、農の目的は経済だけではない。「これだ!」と思いました。

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- なるほど、そこから団体立ち上げのきっかけはなんだったのですか?

九州を巡る旅をした後は、子ども食堂を頑張るつもりがコロナで厳しくなってしまって。どうしようかと悩んでいたら、やっぱりエコビレッジのことが忘れられないなと思い、一緒に旅に行った仲間と話して色々やりたいことが出てきたので一緒に団体を立ち上げました。

- 団体でやっている事業は?

色々あるんです。過去にはアプリケーション作ったり、農をシェアする新サービス「no 農業 no life(ののの)」というものをやったり。

特に今は、エコビレッジを広めようと思って「地球散歩」というプログラムをやっています。少人数でエコビレッジを体験するプログラムなのですが、そこから派生して最近はコミュニティ作りやプロダクト開発もはじめました。

- 色々やっているのですね!

はい。一貫して、一番大切にしているのは「身近な幸せを大事にすること」です。人間ってやっぱ1人では生きていけないんですよ。群れで生きる。それはなぜかというと、元から協力しなきゃ生きれないからなんです。

なのに今の世の中は、特に都会ではお金を交換することで自分のことしか考えなくても住めるようになってしまっているんです。だからこそ1人で生きづらさを感じてしまうけれど、それって本来の姿ではなくて。身近な空間に他者を思う時間や感謝する空間や時間を作ることができたらもっと幸福度が上がるんじゃないかとか。

エコビレッジではお互いの役割がしっかりしているからこそ、協力しないと生きていけないのです。だからこそ「おかげさまで生きていける」実感が大事なんじゃないかなとエコビレッジから学んだんです。

- 「おかげさまで生きていける」素敵な言葉ですね。

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3. これからの展望

- 今後の展望をお聞かせください。

Perma Futureの団体としてのビジョンがそのまま僕のビジョンでもあるんですけど、究極的に社会どうなったらいいのか?と考えると、「アーバンパーマシティ」(半環境型の暮らし)というものができたら色々改善できるのではないかと思っています。

さらにその過程として、自分は父親の会社を継ぎつつPerma Futureとドッキングさせて「エコフードシステム」を実現させたいと思っています。今までの流通システムや最近の「食べチョク」とかだとそれぞれの良さはあるのですが負担も多いです。フードシステム全般をよりエコ化して、かつ生産者の想いや生産者への感謝を大切にしたい。これが実現できれば、全ての場所がエコビレッジにならなくても、普段の暮らしや食からエコビレッジの良さを実感できるのではないかなと思っています。

- 素敵な展望ですね。応援しております!


4. 若者へのメッセージ

- 最後に、これを読んでいるであろう同世代の若者へメッセージをおねがいします!

エコビレッジをやっていて思うことは、逃げてもいいということ。今ってSNSが発達しているおかげでもあるんですが、選択肢が沢山あると思うんですよ。「何をやってもいい」と言われるからこそ迷うし、何を信じればいいのかわからなくなって鬱になる人って多いと思うんです。

でも、そんな時は逃げていいし、逃げてもいい場所があることを知って欲しいなと思います。エコビレッジもその場所の一つ。たとえ失敗しても逃げてもいいし、負け犬にはならない。絶対幸せになれるから、辛かったらエコビレッジに遊びに来てください。

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インタビューは以上になります。

同世代とは思えないくらいアクティブに活動していらっしゃる池田さん。沢山のお話を聞いている中で、どこか力を抜いて楽しんでいるような印象を受けました。「1人で頑張りすぎるのではなく周りとともに」そして、「時には逃げてもいい」そんな想いを大切にしていらっしゃるからこそなのかもしれません。エコビレッジ、私も訪れてみたくなりました!これからの活動も楽しみにしております。

池田さんありがとうございました!

取材メンバー
(聞き手・書き手)はがちゃん(写真)なっちゃん


5. 宣伝コーナー

【各種SNS】
Perma Future
サイト:https://permafuture2050.wixsite.com/official

10月23日より、エコビレッジでできた健康茶を販売するそうです〜!気になる方はぜひフォローを↓

飲むほど地球も身体も美しくなる健康茶「earth mind」
とことん地球環境にこだわり、身体にも優しくかつおいしい健康茶を制作しています!Instagramで情報発信していくのでぜひフォローしてください!
https://www.instagram.com/earth_mind_official/

【直近のイベント紹介】
エコビレッジツアー「地球散歩」次回は2022年春を予定しているそうです。詳しくはHPをチェック!


最後に:
これを読んで池田さんとお話ししてみたくなった川崎の若者のみなさんへ
お気軽にかわラボにご連絡ください〜!
エコビレッジに行ってみたくなった方にも、連携先のエコビレッジを紹介してくださるとのこと!!ご連絡お待ちしております。


川崎の大人紹介#3 は以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに! いいね・拡散もご協力お願いします。

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