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「テイスト」「トレンド」をヘアに落とし込む

メンズカットをする中で最初に当たる壁が『仕上がりイメージ』と違うという事です。

髪の長さだけでなく『何か雰囲気が違う』という所です。
お客様からカウンセリングで「仕上がりイメージ」を写真などで見せてもらい、カットを進めていき最後の仕上がりを見て
『何か写真と違くない?』
このような経験をカットをしている方なら覚えがあるはずです。
この「雰囲気」や「何か」とは流行りのスタイルであったり、トレンド感や質感の作り方に課題があると感じます。

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↑Instagram

◎テイストの違い


時代と共に『流行』も移り変わっていきます。
同じ長さのスタイルでも『テイスト(質感や細部表現)』違うだけで印象は変わってきます。

表現方法が理解出来ないと『なんか古い・ダサい』と感じお客様のなりたいイメージとズレてしまい満足度は下がってしまうでしょう。

上の図のように、同じモデルでも「テイスト」(テクスチャー・ディテール)が違えば印象は大きく違って来ます。
だからこそ「テイスト」の落とし込み・形をどのようにつくっていくかを理解しなくてはなりません。

◎トレンドポジション

ファッションでも通じる「トレンドの移り変わり」を表すものをトレンドポジションと言います。
このトレンドポジションは時代の流れと共に時計の逆回転に回っており、流行するテクスチャーやディテールを表しています。
以前、アパレルではこのようなモノを参考にファッションアイテムを作ってきたようです。
(現代では複雑に2〜3のテイストが複合的に網羅している為、より幅広く流行を見ている)
このトレンドやテイストなどを読み間違えると「何か違う」「ダサい」と感じられてしまいます。

トレンドに合わせてテイストを変える事で流行りに合わせたヘアデザインを提案する事ができます。だからこそトレンドの理解が大切で大切なのです。
そしてトレンド・イメージを「テイスト」に落とし込む事がとても大切なのです。

◎まとめ

①トレンドポジションを理解する
②トレンドからテイストに落とし込む
③テクスチャー・ディテールに落とし込む

以上、

トレンドを知った方が良い理由でした。具体的なテイストの落とし込みは次回ご紹介させて頂きます。

お客様の『いつもどおり…』のオーダーに少しトレンド感を提案するだけでも新鮮な気分を提供ができ、仕上がりイメージにも近づけるはずです。


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