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初めてのタロット依頼

2021年の年末、イラストのホームページに『タロット』のページを作って公開した。

1年前の2月にタロットを買って勉強をはじめ、春くらいから徐々に友人にモニターになってもらったり、毎晩練習をしてきて、少し自信がついてきた秋の終わり、「ホームページにタロットのコーナーを載せようと思うの」と話したら「すごくいいじゃない!あなたの絵のファンで、あなたとお話ししたいって人がいると思うよ」と言ってくれた人がいて、その言葉がすごく後押しになった。

そして!2月の頭にホームページからついにはじめてのタロット依頼が来た!

記念すべき1人目がまさにその言葉通り、小学2年から私のイラストのファンだという大学生の女の子だった。

私が挿絵を描いていた本を読んでくれていた子が、こうして大人になってタロットをしに来てくれる!ダブルでワクワクした。

当日お会いしたYさんは、文学少女風の知的な雰囲気だった。

「私、イラストレーター歴は20年以上だけどタロット歴はまだ1年なの。でも子供の頃にトランプが見えていたり、ちょっとだけ不思議な力があると思うのね。Yさんも不思議なことってある?」

と聞くと

「ハイ…子供の頃に一度だけ。小学1年の時にジャンケン列車(ジャンケンをして負けた人が勝った人の後ろについて、勝ち進みむとどんどん列が長くなっていく、というレクレーション)をしたら、相手の出す手がわかっちゃって。勝つ手を教える声が聞こえてきたんです。でもシャイなので、勝ち進むと目立っちゃうから負けたくて、声に逆らって違う手を出そうとしても体が言うことを聞かなくて、結局勝っちゃったんです。」

という、ものすごいエピソードを披露してくれた!笑

やっぱりみんな子供の頃というのは不思議な力を持っているんだなあ。そして小学生中学生くらいでなくしてしまうことが多いのだろう。

そんな不思議な力をもともと持っていたYさんだからか、リーディング中のシンクロがすごかった。

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最初に出たカード、真ん中辺に螺旋が描かれているのだけれど、そこからサーカスの話になってお互いサーカス好きという共通点があったり、カードの意味もYさんの現状にピッタリだったりと、1枚目のこのカードだけで30分くらい話し込んでしまった。

Yさんの将来の夢についてのアドバイスでは、ワシのカードが逆位置で現れた。

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天職だから早くはじめてね、という、とても素敵なメッセージのカード!

その夢について色々と話して、じゃあ次の質問ね、とカードをぐるぐると左回り右回りに混ぜ、ひとまとめにして3つの山に分けて重ね直し、机にトントンしながら整えていたら、

Yさん「わ!」

私「え?どうかした?」

Yさん「あの、、私の方に絵が見えてるんですけど、またワシのカードが逆で出てるんです…!」

そう!こういうことがカードリーディングの世界ではよく起こるから本当〜に面白いのだ!「もうワシに念押しされちゃってるじゃない!本当にやってね!って!」と2人で笑った。

さらに、「ユカさんは赤毛のアンに似ている」と変わった2人の友人から言われて、これは読めってことだな、読んでみようと思った次の日にヨガの先生から赤毛のアン全巻セットをもらった、という私に起こったシンクロ話をしたら、「え!私今日電車でこれ読みながら来たんですけど…」とYさんがカバンから赤毛のアンを取り出した。2人でギョッとした笑。なんでこういうことが起こるんだろう!

この流れで、「もうひとつ思い出しました!」とYさんがしてくれた、恋人と出会った時のシンクロ話もまた体が勝手に動いちゃうシリーズで面白すぎる話だったし、相当すごい子だなと思った。本人は全然気づいていないみたいだけれど。

「私はシャイで行動力がなくて…」と何度も言っていたYさんだったけれど、私はその言葉を聞くたびにクスリと笑えてしまった。

「でも、まず今日ここに来ていることがすごいじゃない!なかなか見ず知らずの人に会いに行こうってできないことだよ?行動力の塊みたいに私には見えるよ。もう今日から『私は行動力がある』に変えちゃっていいんじゃない?」と言った。本当にそう思う。

コロナの世界になる直前、高校生の次男に「美味しいラーメン屋を見つけたから今度行こう」と言われていたのに、あれよあれよと世の中コロナになって行けなくなってしまったことがあった。

「その時に、たかがラーメンでも行ける時に行かなきゃって思ったんだよね」と話したら、「わかります!私もそう思ってユカさんにメールを送ったんです。どうしようって2週間迷ったけれど、でも会える時に会おう!ユカさんも私も何が起こるかわからないのだから、と思ったんです」と教えてくれた。

この日Yさんが引いたカードはどれもピッタリなメッセージだったようで、私も鳥肌が立ったりした。Yさんはちゃんと自分の中の自分の声、直感を働かせて、自分でカードからのメッセージを聞きにこの日来てくれたんだなと思った。2週間悩んで、えいやあっと申し込んでくれてよかった!!

断捨離やヨガの話もしたのだけれど、ときめくときめかないを基準にするこんまり流で片付けをした時に、小2の時から大事にしてくれていた私が挿絵を描いた本『リトル・ジーニー』を「ときめく」の基準にしてくれたと言うのだ!なんて嬉しい話なの!

その『リトル・ジーニー』を持ってきてくれたのでサインをしたらキラキラと喜んでくれた。

「小2の時は、まさかこんな日が来るなんて思いもしなかったです!本当にありがとうございました!」と帰りに言ってくれたけれど、わたしの方こそ、はじめて問い合わせをくれて、不思議なシンクロたくさんの時間をくれて、ありがとうございましたの1日だった。

22歳と45歳、母と娘のようだけれど、わかるわかる!とか、お互いのエピソードに涙したりとか、なんだか面白かった。お話ししていてとても楽しかった。

わたしの今後の夢に、専門学校とかの講師になって、放課後にタロットをしてあげたいというのがある。色々に悩んだり、人の目や親の目を気にしてしまう時期に、自分の本当の声を聞いて欲しい。そしてその子の持つ本当の力を応援したい。その思いが強くなった1日だった。


Yさんの未来が素敵なものでありますように✨

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