リモートワーク主体だった会社が、50人以上で合宿をした話
こんにちは、カウシェ広報PRのsayoです。
2020年4月のコロナ禍に創業し、そのまま(オフィス出社組もいながらも)リモートワークを継続してきたカウシェが、2022年9月に初めての大人数での社員イベント、1泊2日の夏合宿を開催しました。
初めての大人数オフラインイベント、何を目標にしたのか?
目標達成のため、どんなコンテンツを実施したか?
withコロナの今、実施にあたり気をつけたこと
(50人以上が合宿に参加しましたが、体調不良者はゼロをキープ!)
などについて、このnoteでは記載していきます。
今後、対面での社内イベント開催を再開する企業が多いのではないかと思い、そういった会社で運営に関わる方々にとって、何か参考となる記事になれば幸いです。
合宿を実施したきっかけ
始まりは今年5月、私とCEOであるMonさんとの雑談から。
そろそろサービスもリリースして2周年を迎えるカウシェ(当時)。メンバーも続々と増えてきて、ミッションビジョンバリューを改めてすり合わせたり、創業からの歴史とこれからの姿について、改めて認識をすり合わせる機会を持ちたいということ。また、「メンバーのみんなの今までの頑張りに対し感謝をしっかり示したい」という想いを聞き、ちょうど2周年を迎える9月に「夏合宿」という形で、それを全て実現しようということになりました。
(ちょうど私も普段住む香港から、日本に帰る予定があったのでそのまま幹事に立候補🙋♀️)
それから宿泊場所を予算と検討しながら決定し、5月末にはSlackで以下の告知をしました。
その後、自薦・他薦で集まった6人で幹事グループを結成し、初めは2週間に1度、後半は週1オンラインでミーティングをしつつ、各自のタスクを進めていきました。
まず決めたこと
目標決定
幹事メンバーが決まり、まず最初にやったことは、
今回の合宿の目標を作り、それを測るための指標を置くことです。
合宿の発端であったMonさんとの会話を思い出し、今回の合宿全体のテーマを
「カウシェでよかった、カウシェがよかった」
という時間を作り出すことに決定。合宿後に、各項目別のアンケートを実施し、その結果をみて合宿の総合評価を行うことにしました。
日程決定
今回は、前述の通り複業でカウシェに関わる人にも参加いただくことや、また、一緒に暮らすパートナーやご家族への負担をなるべく減らすという観点から土日に開催することにしました。土曜日の朝から出発し、コンテンツは土曜日にまとめて実施、日曜日は朝食後に挨拶をした後は、なるべくすぐに解散し、翌日に疲れがたまらないスケジュールで行うことになりました。
場所決定
今回は、予算と距離、幹事の中に過去に泊まったこともあるメンバーもいて、使い勝手が良さそうという点から、スタートアップ界隈では有名な、旧Colony箱根こと、「ライムリゾート箱根」にお世話になることにしました。
人数によっては貸切対応可能、またとても綺麗な割にお値段は優しい、スタッフの方も合宿慣れしていて、満足度100%でした。おすすめです!
コンテンツ案
場所も時間も決まったら、コンテンツ作りに集中です。日程の関係上、主にコンテンツを実施できるのは土曜日のみ。
ここで私たちのやりたい「カウシェでよかった、カウシェがよかった」と感じられる瞬間を作るために以下のタイムラインを設計、実行しました。
【土曜日朝】バス移動
箱根まで希望者はバス移動。(現地集合もOKとしましたが、事前にアンケートをとった結果、大多数の人はバスを希望しました。)
バス内では、特に複業として参加している人など「カウシェで特定の人しか話したことがない!」という人もいるため、なるべく緊張を解く&メンバーを知ることを目的に、自己紹介コンテンツと、伝言ゲームを実施。修学旅行を思い出すような気持ちになりました。笑
【土曜日昼】コンテンツ1:「バリューをアートで表現!」
到着後、みんなでランチを食べたあとは、早速午後の一つ目のアクティビティを開始。
「バリューをアートで表現!」の時間です。
これは、カウシェの持つバリューである、Try First(挑戦しよう)・Enjoy Working(働くことを楽しもう)・For Team(お客様やパートナー、働く仲間を思いやろう)の浸透や、それぞれが考えるバリューがどういうものなのかを理解するために設計したコンテンツ。具体的にはバリューの中から好きなものを一つ選び、折り紙やマスキングテープなどを使って、チームでアートで表現しようというものです。
なお、チーム分けは、Product TeamやCorporate Teamなど、業務の近い人同士で行いました。
コンテンツ2:「カウシェの過去、未来」
次のコンテンツは、「カウシェの過去、未来」について。
各チームごとに、創業からの2年間の軌跡、そしてこれからの2年で何をやっていきたいのかを議論し、発表する時間としました。急激に仲間が増えるカウシェでは、中には最近入ったメンバーしかいないチームもあります。そういったチームには、CXOメンバーが入り、情報を共有し理解度に差が出ないよう対応しました。
【土曜日夜】コンテンツ3:「人間ビンゴ」
午後のコンテンツは終了!ということで、夕食の時間。やっと乾杯です。
夜のコンテンツとして「人間ビンゴ」を用意しました。
これは、社内で事前にとっていたアンケート(実は、先祖がXXXです。実は、大学時代はビジュアルバンドで歌っていました...etc)をベースに作った、周りと会話をすることで答えがわかるビンゴのこと。問題が書かれたビンゴ用紙を配布し、制限時間内でなるべく多くの人と会話をしてもらい、それぞれのマスが誰を示すのか、答えがわかったものに名前を記載してもらい、どれだけ「ビンゴ!」がつくれるか、チャレンジしてもらいました。
(ビンゴ終了後には、当時の「実は...」というびっくり写真をお披露目。盛り上がりました。)
なお、昼に実施した「バリューをアートで表現」と夜の「人間ビンゴ」のポイントを合算し、上位者2組には合宿所の中で豪華部屋にアップグレードできるという特典も用意することで、さらに盛り上がるポイントとなりました。
コンテンツ以外の工夫点
しおりの配布
初めはここまでこだわることを想定していなかったのですが、幹事グループで盛り上がり、事前に「合宿のしおり」を作ってサプライズで郵送することになりました。しおりには、緊急連絡先やメンバープロフィール、スケジュールや持ち物の他、「合宿の目的」を記載することで「楽しい時間だけど、ただの遊びではない」ということを把握してもらうことを意識しました。
部活制度
カウシェには社内交流を目的とした「部活制度」があるのですが、各部活(主にお酒系コミュニティ)から、おすすめの商品を部費を使って持ってきてもらったことも、盛り上がりのポイントになりました。
お土産の配布
合宿2日目には、朝食後に締めの挨拶や合宿の振り返りを行い、帰路に着きましたが、その前にちょっとしたお土産として、以下のものを配布しました。
全員の集合写真
しおりの最後のページに「おまけのページ」という空欄のページを用意していたのですが、最後に初日に全員でとった集合写真を配布。この写真をしおりに貼り、思い出として保管できるようにしました。(写真の印刷は、夜の交流会の間にこっそり幹事チームでコンビニに行って対応しました。)
秘密のQRコード
帰りのバスの中など、ちょっとした会話のきっかけになればと思い、前日の人間ビンゴの答えが載ったページに飛ぶQRコードを用意しました。
コロナ対策について
合宿開催決定後にコロナが再流行し始め、まだ完全に収まらない中、今回50名以上のメンバーが参加することになっていたため、幹事チームとしてはみんなの体調管理に特に気を配っていました。結果として体調不良者が一人も出なかったことは、本当によかったと思います。
私たちが、コロナ禍の対面イベントを行うにあたり、対策として行ったことは以下です。
事前の抗原検査キット送付
しおりとともに、抗原検査キットを送付し、合宿当日の朝に検査協力してもらうフローを取りました。当日の朝、それぞれが幹事が用意したGoogle Formから、検査結果および体温について報告。また、現地でも合宿場所であるLIME RESORTさんの協力のもと、消毒等を徹底しました。
マスク着用
やはり夜になってお酒が入ると気が緩むものですが、幹事を中心に積極的に声がけすることを意識しました。
その他反省点(次回、もっとやりたいこと)
今回、50人を超える人に参加してもらったものの、やはりどうしても都合が悪く「参加したいのにできない」というメンバーもいました。次回このような大人数でのイベントを実施する時には、参加していないメンバーにも情報をもっと共有したり、何かしら工夫をしたいね、ということは、幹事メンバーとの振り返りの中で出た意見です。
おわりに
以上、カウシェ初の大人数対面イベントの開催と、工夫した点のまとめでした。合宿後のメンバーアンケートでは、満足度も高く、また今後の業務において今まで以上に円滑にコミュニケーションが取れるようになったり、今後のアウトプットが高められそうだと感じる人が多いなど、ポジティブな結果が出ました。
また、対面でのコミュニケーションの大切さを改めて実感するきっかけになり、今後も定期的にこのような取り組みを行っていく予定です。そんなカウシェは積極採用中。興味のある方は、ぜひこちらのページもご覧ください。
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