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失敗しても諦めなければ成功する大学受験の物語

高校時代から浪人生活を経て、志望校に進学するまでの道のりについてお話ししたい。この経験が、受験生の皆さんにとって少しでも励みになれば幸いである。

高校時代の苦悩と希望

高校2年生の終盤、私は当時の第一志望であった、早稲田どころか大学進学自体が危ぶまれる状態にあった。校内での成績は文系約200人中底辺であり、大学受験を成功させるためには大きな努力が必要だった。高校2年生の担任からは「頭、大丈夫か?」と言われ、高校3年生の春にも担任から「大変難しい」と言われ、自分でも不安に思う日々が続いていた。

しかし、その冬頃になると、私は校内での成績を急激に上げることができた。英語、国語、地歴(日本史)の3科目で文系約200人中2位にまで上り詰め、担任からも「普通にやったら合格する」と言われるまでになった。努力の成果が現れ、自信を持ち始めた時期だった。

※この期間に成績を上げた勉強法の基礎👇

※具体的な勉強法(浪人時代を含む)👇

初めての受験と失敗

高校3年生の私は、現役での受験に挑んだが、結果は芳しくなかった。第一志望である早稲田政経、第二志望である早稲田法ともに不合格となり、唯一合格した立教大学社会学部には進学しなかった。その失敗の理由は、夜な夜な池袋の繁華街に繰り出してしまい、受験時に気持ちが集中できず、試験当日に受験の気分ではなくなってしまったからである。この失敗は、江川達也著「東京大学物語」の主人公、村上の再現のようであった。

浪人生活の開始

立教大学への進学を辞退し、浪人することを決意した(ドイツへの留学は親に強く反対されたため断念)。家計を圧迫しないようにと考え、代々木ゼミナールの特待生として迎えてもらうことにした。浪人生活が始まったが、午前中は代々木ゼミナールで勉強し、午後は中華料理屋でアルバイトをする日々が続いた。しかし、成績は悪くはなかったものの、受験に集中するためにはアルバイトをやめる必要があると感じ始めた。

受験への集中とモチベーションの維持

夏頃になり、ついにアルバイトを辞めることを決意した。しかし、すでに戦力の一員となっていたため、簡単には辞めることができなかった。秋頃にようやく辞めさせてもらい、それからは受験に全力を注ぎ始めた。中学時代の仲間たちとも遊び続けたが、勉強への集中力を保つことができた。

また、モチベーションを維持するために、第一志望の大学のパンフレットを何度も読み返した。慶應義塾大学総合政策学部(パンフレットを読んでいるうちに第一志望が早稲田政経からSFCへと変わった)のキャンパスや学生生活の様子を想像しながら、自分がそこにいる姿を思い描くことで、勉強への意欲を高めることができた。

受験本番と結果

浪人して迎えた受験本番、私は昨年の失敗を教訓に、冷静に試験に臨むことができた。その結果、慶應総合政策、慶應法・法、早稲田政経、早稲田法に合格し、慶應商学部も補欠合格を果たした。一浪という時間と努力が実を結び、第一志望である慶應義塾大学総合政策学部への進学を果たすことができた。

※慶應法・法の面接試験(二次試験)の会場を間違えてしまい、三田から日吉までタクシーで飛ばしてもらった。遅刻30分未満ギリギリで受験することが出来た。緑色のタクシー会社の運転手さん、ありがとうございました。

振り返りと思うこと

この経験を通じて、私はいくつかの重要な教訓を学んだ。まず、努力を惜しまず、自分を信じて挑戦し続けることの重要性である。自分を信じられないで、誰を信じることができようか?また、失敗しても諦めずに次のチャンスを掴むための準備を続けることが大切だということである。失敗は成功へのステップであり、失敗から学ぶことで次に進むための糧となる。少なくとも大学受験において、それは間違いない。

さらに、勉強だけでなく、バランスの取れた生活が大切だということも学んだ。アルバイトや友人との時間を持つことで、リフレッシュし、心身ともに健全な状態で勉強に向かうことができた。集中力を保ち、目標に向かって努力し続けることが、成功への鍵となった。

未来の受験生へ

これから受験に挑む皆さんに伝えたいことは、どんなに厳しい状況でも諦めずに挑戦し続けてほしいということである。自分の目標に向かって努力し続ければ、必ず結果はついてくる。しかし、社会人に成ってからは、それは難しい。だからこそ、受験においてはアナタが諦めない限り、そして、それに伴う努力を惜しまない限り、目標を叶えることは可能だ。また、失敗してもそれを糧にして次に進むことが極めて大切である。

最後に、受験は一つのステップに過ぎない。大学に入ってからも、更に挑戦が待っている。私は第一志望だったキャンパスで学び、多くの経験を積むことで成長できたと思っている。皆さんも、自分の目標に向かって努力し続け、充実した大学生活を送れることを願っている。陰ながらアナタを応援している。

諦めたら終わり。

挑んだら始まり。


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