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生きる意味とは何なんでしょうか?

はい!こんちわKATZです!

今日のテーマは「生きる意味とは何なんでしょうか?」

YouTubeチャンネルの方にコメントが寄せられました。

精神崩壊しそうになった時って、(生きるより死んだ方が楽かな)って思ってしまい自⚪︎しそうになる時があります。でも、生きる苦しみと死ぬ時の苦しみどっちが苦しいと考えたとき、結局生きる選択をしていまう。ただでさえ生きるの辛いのに死ぬのも辛いのかよ。という気持ちになる。しかも死んだら天国に行けるかどうかもわからず、死ぬのがどれだけ苦しむのかって言うこともまだ完全には理解していない。現在17歳ですが、もう充分生きたと思う。こんな長い人生やってらんないです。一体生きる意味とは何なんでしょうか?神様からの試練?理不尽すぎて不平等で魅力を感じない人生。勘弁してくれ。
これについて解説をしていきます。


目次

結論 待っていては何も始まらない

人生の意味は見つけることではなく創り出す事

人生は大冒険か、あるいは何もないかのどちらか

人生に意味があるのではなく、意味を与ること

まとめ




結論 待っていては何も始まらない



このコメントを読んで、最初はまだ若い視聴者さんになんと声をかければいいのだろうと悩んでおりました。なかなか言葉が見つからず、ここは先人たちの言葉を借りるのが賢い選択だと思いました。

視聴者さんがどう感じるかは自由だと思いますので、この内容への質問やコメントは自分の胸に留めてもらい、自分がどう感じたのか、それだけにフォーカスをしてみてください。

結論としては待っていては何も始まらないと言う事です。現代においてこのような言い方が理解されるかどうかはわかりませんが、人生が何かを与えてくれるということではないよ、自分で掴むことが大切だよという意味です。

あなたに与えられた人生という時間、長いようで実は短いですし、17歳という瞬間が過ぎればあっというまに30代、40代になっていくでしょう。その頃に自分は一体何をやっていたんだろうとまた自問自答する時期がやってくると思います。

今この瞬間が全て今後の未来につながっていくと思いますけど、無駄なことは何一つありません。むしろこのような葛藤から人生の使命が見つかることだってあるのです。

人生の意味は見つける事ではなく創り出すこと


### アルベール・カミュの人物像

**アルベール・カミュ(Albert Camus, 1913-1960)**は、フランスの哲学者、作家、ジャーナリストであり、実存主義と不条理哲学の重要な人物です。彼はアルジェリアで生まれ育ち、貧困な家庭環境の中で成長しました。幼少期から文学と哲学に興味を持ち、後にパリに移住して作家としてのキャリアを築きました。

#### 主な作品

- **「異邦人(L'Étranger)」**(1942年)

- **「ペスト(La Peste)」**(1947年)

- **「シシフォスの神話(Le Mythe de Sisyphe)」**(1942年)

- **「反抗的人間(L'Homme révolté)」**(1951年)

### カミュの哲学と「人生の意味はあなた自身がそれに意味を与えること」の深掘り

#### 不条理の哲学

カミュの哲学の中心には「不条理」という概念があります。彼は人間が世界において意味を求める一方で、その世界が意味を持たないという矛盾、不条理を描き出しました。この不条理の状況に対して、人間はどう対応すべきかを探求したのがカミュの哲学です。

#### シシフォスの神話

カミュのエッセイ「シシフォスの神話」では、シシフォスの神話を用いて不条理について説明しています。シシフォスは永遠に山の頂上に岩を押し上げることを課せられ、その岩は頂上に達するとまた転げ落ちるという無意味で果てしない作業を繰り返します。カミュはこの神話を通じて、人間の生における不条理を描写し、それに対する態度を示しました。

#### 自ら意味を与えること

カミュの名言「人生の意味はあなた自身がそれに意味を与えることです」という考えは、不条理に直面したときの人間の対応として重要です。彼は以下のような視点を提案しました:

1. **受け入れる**:世界が不条理であることを受け入れる。

2. **反抗する**:その不条理に反抗し、人生に自ら意味を見出すことを決意する。

3. **自由**:不条理を認識することで、人間は既存の意味体系や価値観から自由になる。

4. **創造**:自らの行動や選択を通じて、人生に新しい意味を創造することができる。

### カミュの影響

カミュの思想は文学や哲学に大きな影響を与えました。彼の不条理に対する姿勢は、20世紀中盤のフランス哲学や文学だけでなく、広く西洋の知的文化に影響を及ぼしました。また、カミュは政治的な活動家でもあり、人権や正義の問題にも深く関わり、その思想は現代においても共鳴を続けています。

### まとめ

アルベール・カミュは、人生の意味を求める人々に対して、世界が持つ不条理を受け入れながらも、自ら意味を創り出すことの重要性を説きました。彼の哲学は、個々人が自己の人生に積極的に関わり、意味を見出し創造する力を持っていることを強調します。


人生は大冒険か、あるいは何もないかのどちらか



### ヘレン・ケラーの人物像

**ヘレン・ケラー(Helen Keller, 1880-1968)**は、アメリカの著名な作家、教育者、講演者であり、視覚と聴覚に障害を持つ人々の権利擁護者として知られています。彼女は19ヶ月のときに病気(おそらく猩紅熱や髄膜炎)によって視覚と聴覚を失いました。しかし、彼女の家庭教師であるアン・サリバン(Anne Sullivan)の助けを借りて、コミュニケーション方法を学び、大きな成功を収めました。

#### 主な業績

- ラドクリフ大学(現在のハーバード大学)を卒業した初の視覚・聴覚障害者

- 多数の著書を執筆(自伝「わたしの生涯(The Story of My Life)」など)

- 世界中で講演活動を行い、障害者の権利を擁護

### 「人生は大冒険か、あるいは何もないかのどちらか」の深掘り

#### 背景

ヘレン・ケラーの名言「人生は大冒険か、あるいは何もないかのどちらかです」は、彼女の生き方や経験を反映しています。彼女は自らの障害を克服し、積極的に挑戦を受け入れ、冒険心を持って生きました。この言葉には、彼女が経験した困難とそれを乗り越えるための勇気と決意が込められています。

#### 人生の大冒険

この名言は、人生を積極的に生きることの重要性を強調しています。具体的には次のような意味が含まれます:

1. **挑戦を受け入れる**:ヘレン・ケラーは、自身の障害という巨大な壁に直面しながらも、それを受け入れ、克服するために挑戦し続けました。彼女の言葉は、困難に対して積極的に挑戦することの重要性を説いています。

2. **積極的な生き方**:人生をただ消費するのではなく、積極的に関与し、全力で生きることを奨励しています。彼女は、自分自身の限界を超え、新しい経験や知識を追求することを大事にしていました。

3. **成長と学び**:大冒険の中には失敗や困難が含まれますが、それらはすべて成長と学びの機会です。ヘレン・ケラーは、生涯を通じて学び続け、自己を成長させていくことの大切さを実践していました。

#### 何もない人生

一方で、彼女は挑戦や冒険がなければ、人生は「何もない」に等しいとしています。具体的には次のような意味があります:

1. **無意味な生き方**:挑戦や冒険がなければ、人生は空虚で無意味になってしまうという警告です。受動的な生き方や変化を避けることは、人生の本質的な喜びや充実感を失うことに繋がります。

2. **リスクの回避**:リスクを恐れ、挑戦を避けることは、結局は自己の成長や新しい経験を拒むことになります。ヘレン・ケラーの人生は、リスクを取ることの価値を示しています。

### ヘレン・ケラーの影響

ヘレン・ケラーの生き方と名言は、多くの人々にインスピレーションを与え続けています。彼女の不屈の精神と勇気、そして困難を乗り越える力は、障害を持つ人々だけでなく、すべての人々にとっての模範です。

### まとめ

ヘレン・ケラーの「人生は大冒険か、あるいは何もないかのどちらかです」という言葉は、積極的に挑戦し、困難を受け入れることの重要性を強調しています。彼女の生き方とこの名言は、人生を豊かで充実したものにするためには、自らの限界を超え、新しい冒険を追求する勇気と決意が必要であることを教えてくれます。


人生に意味があるのではなく、意味をあたえるという事



### ヴィクトール・フランクルの人物像

**ヴィクトール・フランクル(Viktor Frankl, 1905-1997)**は、オーストリアの神経科医、精神科医、心理療法士であり、ロゴセラピー(意味療法)の創始者として知られています。フランクルは、第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収容され、その体験をもとに彼の哲学と療法を発展させました。

#### 主な著作

- **「夜と霧(Man's Search for Meaning)」**(1946年)

- **「死と愛(The Doctor and the Soul)」**(1946年)

- **「生きる意味を求めて(The Will to Meaning)」**(1969年)

### 「人生に意味があるのではなく、意味を与える」の深掘り

#### 背景

ヴィクトール・フランクルの名言「人生に意味があるのではなく、意味を与える」は、彼の哲学とロゴセラピーの核心を表しています。彼は、人生の意味は客観的に存在するものではなく、個々人が自らの経験と行動を通じて見出し、創り出すものであると説きました。

#### 強制収容所での体験

フランクルは、アウシュヴィッツなどの強制収容所での過酷な体験を通じて、人間が極限状態においても意味を見出すことができることを体験しました。彼は、自らの生存を意味付けることで、生き延びる力を得ました。この経験が彼のロゴセラピーの基盤となりました。

#### ロゴセラピーの原則

ロゴセラピーは、「意味」を見出すことが人間の最も根源的な動機であると考えます。この療法は、以下の原則に基づいています:

1. **意味の意志(The Will to Meaning)**:人間は生まれながらにして、人生に意味を見出そうとする意志を持っている。

2. **意味の相対性(The Relativity of Meaning)**:意味は普遍的なものではなく、個々の状況や文脈に応じて変化する。

3. **自由と責任(Freedom and Responsibility)**:人間は、自らの行動を選択し、意味を創り出す自由と責任を持っている。

#### 意味を与えるプロセス

フランクルの「意味を与える」という考えは、次のようなプロセスを含んでいます:

1. **自己認識**:自分自身の価値観、目標、希望を理解し、それに基づいて生きる。

2. **創造的な行動**:仕事や趣味、芸術など、創造的な活動を通じて意味を見出す。

3. **体験**:愛や友情、自然の美しさなど、深い体験を通じて人生に意味を見出す。

4. **態度**:避けられない苦しみや困難に直面したとき、その態度や取り組み方を通じて意味を見出す。

### フランクルの影響

フランクルの思想は、心理学や精神医学に大きな影響を与えました。特に、彼の強調する「意味の意志」は、多くのカウンセリングや心理療法の基盤として広く採用されています。彼の著作「夜と霧」は、数多くの人々にインスピレーションを与え、困難な状況に直面したときの心の持ち方を教えています。

### まとめ

ヴィクトール・フランクルの「人生に意味があるのではなく、意味を与える」という言葉は、人生の意味は個々人が自らの経験と行動を通じて見出し、創り出すものであるという考えを示しています。彼のロゴセラピーは、人間が困難な状況に直面したときでも、意味を見出すことで生きる力を得ることができると教えています。フランクルの哲学は、私たちが自己の人生に積極的に関わり、意味を創り出す力を持っていることを強調しています。


まとめ



冒頭でも解説したように、あなたがこの記事を読んで、あるいは僕の動画を見てどのように感じるかは自由です。一つだけ言えるとすれば

あなたは1人ではないよ

ということです。17歳の自分も同じように感じたことがありました。過去の自分に伝えたいメッセージは「大冒険が始まるから楽しみにしておけ」ということですかね。

今日もお読みくださってありがとうございました。

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