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1回戦を勝てるようになるまでが大変だった話

はい!こんちわKATZです!

今日のテーマは「1回戦を勝てるようになるまでが大変だった話」

たまたまライブドアブログの「ブログネタ」というのを見たら「春だなあと感じることは」とありました。例年のことですが、6月というのはバスケットボールにおいて重要な時期、局面なのだと思います。というのもU12では夏の大きな大会前の予選会ですし、U15は中体連、U18は高体連、部活動に取り組んでいる選手やコーチ、審判にとってはハイシーズンと言えるからです。多くの選手が勝ちも負けも経験する中で、その中の意味合いや解釈の仕方について解説をしていきます。

これについて解説をしていきます。


目次

結論 未来に繋げる意識が大切

1回戦勝てるようになるまでが大変だった話

明確にコーチングの役に立ったのは審判活動

成長し、未来に声をかけていくのがコーチング

まとめ




結論 未来に繋げる意識が大切



U12バスケットボールのコーチ・レフリーとして活動をして8年が経過しました。9年目?なのでもう少しで十周年的な感じになるかと思います。先述したとおり、この時期はバスケットボールに関して言えばハイシーズンであり、U12は大きな大会前の前哨戦、U12は中体連、U18においては高校総体、今月から来月にかけてバスケットボール中心の生活から離れる人もいることでしょう。日本一になる以外は、すべての選手もチームもどこかで負けることになります。それどころか多くのチームが1回戦で消えることも多いという事実の中で、コーチあるいはレフリーという立場でどのように物事を捉えて介入していくべきか悩んだこともありました。

過去に地区大会の決勝で1点差で負けさせてしまったことがありました。自分の采配にものすごく責任を感じましたし、お恥ずかしながら選手の前で大泣きをしてしまったことがあります。あの時、自分はどのように感じ、選手はどのように感じたのか、また保護者もどのように感じたのかは分かりません。その上で考えた一つの結論は

それでも未来に繋げること

これに尽きるのかなと思います。

ちなみにその日は決勝で1点差で負けた日でもありましたが、自分のコーチング生活の中で始めてチームが1回戦を突破した日でもありました。

これ真理です🏀 https://t.co/B4ddIV9XKL

— 楢舘強拓@KATZ (@katz919) May 10, 2024






1回戦を勝つのが大変だった



コーチになってから公式戦で1回勝つまでに実に7年かかりました。個人的に感じるのはゼロから始めて、そこまで手応えがあって持っていけるのにとても苦労したという感じです。毎年、ああすればよかったかな、こうすればどうかな、その繰り返しで、自分で満足したことなど一度もありません。

自分が教えたからあの選手は上手になった、そんなふうに明確に感じることもなく、進んできたというのが実感するところです。過去を振り返ればキリはないですし、チームというのは毎年変わりますので、その中でも自分がフィットできるように、どのようにすればいいのかを取り組んできたと思います。

最終的には今でもなお創意工夫が続いていて、自分のコーチングメソッドが完成するのはまだ10~20年ほどかかるのではないかと感じています。恩塚メソッドの中で「不確実なコーチングからより確実なコーチングへ」という言葉があります。

知識と言葉の整理整頓をすることで、それが実現できるように取り組んでいきたいですね。

様々な名将を観察すると、高校バスケなんかは特に年配の(失礼を承知で、すいません)50~60代のコーチが多いように感じます。それほどに経験を積み重ねられてその位置まで上り詰めたのではないかと思います。自分もそうなれるように(カテゴリは問いませんが)良い指導者・コーチを目指して積み重ねていければと思います。

明確にコーチングの役に立ったのは審判活動



振り返ってみますと、自分も優れたコーチでもなんでもないですが、明確にこれは役に立ったというものがあります。それはやはり審判活動です。審判活動をすることのメリットをまとめてみました。

  • ルールを教えることができる、説得力も身に付く

  • 練習試合を組むことが比較的容易になる(というか人脈ができる)

  • バスケットボールのプレーを言葉で説明できるようになる

  • 情報が多く入る(審判講習会など)

  • 同じような気持ちで頑張っている人たちと出会いやすい

こんな感じでしょうか。特に練習試合を組むことに関してなのですが、先日にとある方と話していた時の話題です。コーチが審判をやるチームとしか練習試合をしたくないというものでした。

自分も選手も保護者も、一生懸命に練習に取り組んできた中で、いざ練習試合、もしくは公式の試合でも、自分のチームを判定でめちゃくちゃにされたくない そう仰っていたのが印象的でした。お互いにそう思うので練習試合をする時は基本的には審判活動をされているチームでやりたいと

この考えには納得できるものがありました。


成長し未来に声をかけていくのがコーチング



JBAのA級コーチ、三原学先生のラジオでこんな話題がありました。

  • 勝たせられないからコーチを辞めた方がいいか?

  • ご自身が成長を感じているのであればコーチングを続けるべきでは

  • 良いコーチは2種類ある

  • 1つは勝たせてくれるコーチ

  • もう一つは尊敬されるコーチ

  • ちなみにコーチが優しいとディフェンスは弱くなるかも

この回は何度も聞き直しました。勝たせてくれるのは嬉しいですが、強豪チームであっても「あのコーチはちょっと」みたいな話はなくないわけで、むしろよく聞く話ではないかと、つまり勝たせる=尊敬されるとはまた別の話である、しかしながら、選手に敬意を払い、選手も敬意を払い、お互いに成長していくことで勝率も上がっていくのではないか

これはとても参考になるお話でした。

また、過去の起きたこと、確かに改善が必要なことなどは重要です。できれば未来につながること、これにフォーカスをして声かけをしていきたいというのが自分の考えです。

例えば選手はミスをした、トライしたこと、こういうのはたくさんありますが、ミスを責めるというよりは「であればこうしよう」と提案できるコーチでいたいものです。


まとめ



冒頭の話に戻りますけど、中体連、高体連もありますから、多くの選手は負けることになると思うんですね。こちらイチロー選手がとある動画中でしていた話です。ほとんどのチームは一回戦で負ける、だけど一生懸命に取り組んだ、このことに意味があるし、それが将来役に立つ、このメッセージはコーチとして常に大切に持っていきたいところです。これからも僕のコーチング人生は続いていきます。審判活動も続けながらバスケットボールに恩返ししていければと思います。今日もお読みくださってありがとうございました。

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