PT・ATを目指す、知りたい高校生におすすめの本や漫画、映画はありますか?
はい!こんちわKATZです!
今日のテーマは「PT・ATを目指す、知りたい高校生におすすめの本や漫画はありますか?」
YouTubeチャンネルの方にコメントが寄せられました。
これについて解説をしていきます。
目次
結論 理学療法だけにこだわらない方がいい
境界のエンドフィール
リアル(Real)
おすすめ映画
まとめ
結論 理学療法だけにこだわらない方がいい
今回のテーマ、リクエストは知人からいただきました。いろいろ悩んだのですが、自分なりに経験したことや見たことがあるものでしか回答できないなあと
で、結論としては「理学療法だけにこだわらない方がいい」ってことです。
というのも理学療法士ってそもそもが主人公になりにくい、現実社会においても脇役のことが多いですからね、主人公はあくまで患者や選手であって、我々は主人公ではないことが多いのです。
なので理学療法士の描写って本当に難しいんじゃないかなって思いますね。
僕がお伝えしたいことは「どんな漫画・映画でもいいので、そこからインスピレーションを感じて臨床に活かすことが大切」ってわけなのです。
今日は個人的におすすめの映画を含めていくつか紹介したいと思います。
あ、そうそう、理学療法士界隈でこの話題を出すと、あれがこれがいいとマウント合戦が始まりますので、それはどうぞご自由にお願いします。こちらは僕の記事なので、僕の主観でお話をさせていただきます。
境界のエンドフィール
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「境界のエンドフィール」は、原作を近藤たかし、漫画をアントンシクが手掛ける医療サスペンス漫画です。物語の主人公は元刑事の瀬戸真人で、大量殺人事件「アララギの子事件」を追っていた際に不正なおとり捜査を行い、一般人の千葉夏海に脊髄損傷を負わせてしまいます。この重大な過ちにより刑事を辞めた瀬戸は、自らの罪を償うために理学療法士に転職し、リハビリテーション科で患者と向き合いながら再生の道を歩みます。
物語は、瀬戸が理学療法士としての新たな人生を歩む中で、自らの過去と向き合い、被害者や他の患者たちと関わる中で成長していく姿を描いています。この作品は、医療とサスペンスが融合した内容で、読者に理学療法士の仕事や倫理的な課題について深く考えさせるものとなっています。
個人的には臨床の描写がなかなかいいなと感じています。主人公は熱血系PTで、ああ確かにこんな感じのやつはいるなという印象を受けました。
リアル(Real)
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「リアル」(Real)は、井上雄彦先生が描いた漫画で、車椅子バスケットボールをテーマにしたスポーツドラマです。以下にその概要を簡単にまとめます。
概要
作者: 井上雄彦
ジャンル: スポーツ、ドラマ
掲載誌: 週刊ヤングジャンプ
開始年: 1999年
あらすじ
「リアル」は、三人の青年を中心に描かれます。彼らはそれぞれ異なる理由で障害を持ち、車椅子バスケットボールを通じて再生の道を模索しています。
戸川清春 - 車椅子バスケットボールに情熱を注ぐ。
野宮朋美 - チームのエースだったが、ある出来事で挫折を経験し、再起を目指す。
高橋久信 - 事故で下半身不随となり、リハビリを通じて自分を見つめ直す。
特徴とテーマ
「リアル」は、単なるスポーツ漫画ではなく、障害を持つ人々のリアルな日常や心理を深く描いています。井上雄彦の丁寧な描写とストーリーテリングにより、キャラクターたちの葛藤や成長がリアルに伝わってきます。また、障害者スポーツの理解を深め、社会的なテーマにも触れる作品となっています。
この作品は、スポーツの熱意や人間ドラマが描かれており、読者に深い感動を与えています。
この中で何人かのセラピストやリハ医が登場してきます。それぞれの描写も流石に上手いので勉強になります。
ちなみにあの「スラムダンク」で翔陽高校の「ナガノミツル」選手が出てきますが、これは「リアル」にも登場してきます。同一人物かどうかは不明ですが、ちょっと話題ですね。
ロッキー4
映画に関してはさまざまなジャンルがあるのですが、こちらのサイトではセラピストにおすすめの映画を紹介しています、参考にしてみてください。
で、冒頭でも説明したように、僕はあまり理学療法というジャンルにこだわらないようにしています。僕の中でのおすすめ映画はベタですけど以下の通りです。私はおじさんなのでかなり古いチョイスです。ちなみに物心ついた時からこの映画を見続けていて、実は今も定期的に見ているのです。
「ロッキー4/炎の友情」は、1985年に公開されたアメリカのスポーツ映画で、シルヴェスター・スタローンが主演・監督・脚本を務めたシリーズ第4作目です。この映画では、ロッキー・バルボアがソビエト連邦の強敵、イワン・ドラゴと対戦するストーリーが描かれています。
トレーニングシーン
「ロッキー4」には、理学療法士やトレーナーにとって興味深いトレーニングシーンが多く含まれています。特に、ロッキーとドラゴのトレーニング方法の対比が注目されます。
1. **ロッキーのトレーニング**:
- 自然の中でのトレーニング(雪中でのランニング、木を切る、山を登るなど)
- シンプルで地道なトレーニングが多く、筋力や持久力の強化を目指しています。
- 自然環境を利用したトレーニングは、理学療法士がリハビリとして推奨する「機能的トレーニング」に近いものがあります。身体全体のバランスと強化に焦点を当てています。
2. **ドラゴのトレーニング**:
- 高度な科学技術を駆使したトレーニング(ハイテク機器、ステロイドの使用)
- 筋力増強に特化したトレーニング方法が強調されています。
- 高強度のトレーニングは筋肉の肥大を促進しますが、理学療法士の観点からは過剰な負荷が関節や筋肉に悪影響を及ぼす可能性があると考えられます。
選手の心理
映画では、トレーニングに加えて選手の心理的側面も重要なテーマとなっています。
1. **ロッキーの心理**:
- 仲間の死(アポロ・クリードの死)を受けて、悲しみと復讐心から立ち上がる姿が描かれます。
- 精神的に強い意志を持ち、自分の限界を超えようとする姿勢が、彼のトレーニングと戦いに反映されています。
2. **ドラゴの心理**:
- ソビエト連邦の国威発揚のための象徴的存在としてのプレッシャーを抱えており、個人の意志よりも国家の期待を背負っています。
- 彼の戦いの中での冷徹さや機械的な側面が、彼の訓練と社会的背景に影響されています。
これらの要素が「ロッキー4」を単なるスポーツ映画から、選手の心理やトレーニングの多様性を描いた深みのある作品にしています。理学療法士やスポーツトレーナーにとって、選手の心理的状態やトレーニング方法がどのようにパフォーマンスに影響を与えるかを学ぶ貴重な視点を提供してくれます。
まとめ
まとめになります、いろいろ綴ってきましたが、最終的にPT・ATになりたいっていうジャンルであれば、自分でいうのもなんですけど「KATZ PHYSIO」が一番マッチするかもしれませんw いやいや、ニッチなんですよ、このジャンルは、本当にニッチだと思っています。現状のリアルを包み隠さず、それこそさもリアルな世界を発信しているつもりですので、今後もよろしくお願いしますってことで今日の記事を終えたいと思います。お読みくださってありがとうございました。
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