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同じ分野の認定&専門理学療法士の取得についてどう思われますか?

はい!こんちわKATZです!

今日のテーマは「同じ分野の認定&専門の取得についてどう思われますか」

YouTubeチャンネルの方にコメントが寄せられました。

こんにちは。 いつもチャンネル拝見しております。 いわゆるGRITですね! 同分野の認定&専門理学療法の取得についてどう思われますか? 解説頂けると幸いです。「博学多識、長く続けることの意味」より

これについて解説をしていきます。


目次

結論 マイルストーン

資格取得とポジティブな要素

資格取得とネガティブな要素

資格取得は何のためにあるのか

まとめ




結論 マイルストーン



まず今日の結論からお話をします。同じ分野の認定&専門資格の取得についてですが、それ自体を取得できることはすごいことだとは思います。

資格取得に関しては「マイルストーン」のようなものだと僕は捉えています。すなわちセラピストしての「どうなりたいのか」を示す石畳みたいなもんでしょうか。

資格は個人のキャリアと自己成長のための重要なステップです。それは、専門知識やスキルの証明として機能し、キャリアの幅を広げ、他者からの信頼を得る手助けとなります。同時に、資格取得は「マイルストーン」として、自身の成長や達成を視覚的に示すものです。しかし、資格そのものが最終目標ではなく、それを通じて得た知識やスキルをどのように現場で活かすかが最も重要です。資格取得は、自己成長と自己認識を深めるための通過点であり、これからのキャリアを豊かにするための手段です。


僕は2つの側面があると考えていてそれは「自己成長」か「自己疑念」のどちらかであるということです。

認定と専門分野に関しては位置付けが異なるという解釈のもとにお話をしていきます。

  • 認定理学療法士:臨床における要素を含む

  • 専門理学療法士:よりアカデミックな要素→修士レベルをイメージしている

ざっくりいうとこうですよね、ベースになっているのは「登録理学療法士」であります。生涯学習制度が始まって、様々な議論がされて現行のような形となっていますが、その中で認定や専門自体、もしくは協会から抜けるという方々も少なくないのではと思います。

たまに横並び(認定理学療法士を多分野で取得する人)がいますが、個人的にはあれは趣味レベルか、不安の裏返しではないかと思います。

今日は資格取得について改めてどういうことなのかを一緒に整理整頓しながら解説をしていきたいと思います。


資格取得とポジティブな要素



まず資格取得をポジティブな要素で考えた場合、どんなことがあげられるでしょうか?AIにまとめてもらいました。

こちらは「自己成長」に関わるお話だと思います。

  • 専門知識とスキルの証明: 資格は、特定の分野における知識やスキルを持っていることを公式に証明します。これにより、職場や患者からの信頼を得ることができます。

  • キャリアの向上と機会の拡大: 資格を持つことで昇進や転職の際に有利になることが多く、より高いポジションや新しい職務に挑戦するための基盤となります。

  • 法的要件の満足: 一部の職業では資格が法的に必要とされており、これを取得することでその職務に従事する資格を得ることができます。

  • 自己成長と学びの促進: 資格取得の過程で新しい知識やスキルを学び、自己成長を促進します。これにより、自分の専門分野に対する理解が深まります。

  • 自己肯定感と自信の向上: 資格を取得することで、自分の努力や達成を確認し、自信を高めることができます。

  • 市場価値の向上: 資格を持つことで、労働市場での価値が高まり、競争力を持つことができます。これにより、雇用の安定性が向上します。

    うんうん なるほど これはわかりやすいですね。

資格取得とネガティブな要素


では次に、ネガティブな要素からの視点で考えていきましょう。これはほぼ心理的背景の話だと思うんですね。これが「自己疑念のカバー」という話になると思います。

  • 不安や自信不足の補填: 資格を多く取ることで、不安感や自信不足を補おうとする場合があります。資格が増えることで安心感を得ようとするものの、根本的な不安解消には繋がらないことがあります。

  • 過度な承認欲求: 他者からの承認を得るために資格を取得する場合があり、それが過剰になると、自分の内面よりも外部の評価に依存するようになり、精神的なバランスを崩す可能性があります。

  • 時間とコストの負担: 資格取得には多くの時間とお金がかかることがあります。過度な資格取得はこれらのリソースを無駄にし、他の重要な活動に支障をきたすことがあります。

  • 資格依存: 資格取得を目標としすぎて、実際の実務経験や実践的なスキルの習得が疎かになることがあります。資格は持っていても、実際の業務での対応力が不足していると評価されることがあります。

  • 焦りとプレッシャー: 資格取得を急ぐことで、焦りやプレッシャーを感じることがあり、これがストレスや燃え尽き症候群に繋がることがあります。

    正直言って、認定と専門にこだわる人というのはこちらの要素の方が強いのではないかと思います。自分も認定理学療法士は取得しましたが、講師をさせていただく機会が若干増えたくらいのもので、そこまでは大きく変わっていないというのが実感です。もちろん名刺の肩書きや「箔がつく」という事はあるでしょうけれど・・・

資格取得は何のためにあるのか


では両者を踏まえた上で、資格取得は一体なんのためにあるのか、認定と専門資格について整理整頓していきましょう。先述したように、僕の考えではこのケースは2択です。

自己成長の機会: ダブル取得は、自己の専門性を高める絶好の機会と捉えられます。新しい知識や技術を習得し、キャリアの選択肢を広げるための積極的なステップです。
自己疑念のカバー: 一方で、ダブル取得が自身の能力に対する不安や自信不足をカバーするための手段として行われている可能性もあります。資格の数が増えることで一時的な安心感を得ようとすることがありますが、根本的な自己疑念の解消には繋がらないかもしれません。

個人的に思うのは、専門理学療法士自体はかなりアカデミックな方でなければ取得が難しいと考えています。スポーツの分野であればトレーナーとして現場にもいくし、研究もする、365日、24時間を理学療法に費やす、そんなタフな人でなければクリアできないのではと思いますね。

僕はスポーツの分野が好きなので、その界隈しかわかりませんが、次のような資格取得を達成している人は、そもそものスペック・グレードが高いのではと思います。

  • 認定理学療法士

  • 専門理学療法士

  • アスレティックトレーナー

  • ストレングス系資格(NSCAやJATI、NESTAなど)

こんな感じかな?だいたいこのレベルの人って修士か博士レベルですよね。

賢い人だと思うので、資格取得の羅列はしないと思うのですよ。運動器と脳卒中と呼吸器の認定とるみたいな事はしないと思うんですよね。

では何のために資格取得があるのか

まず、自己成長としての資格取得は、学び続ける姿勢や新しい挑戦への意欲を示します。特に、理学療法士やトレーナーのように絶えず進化する分野では、最新の知識や技術を習得することが求められます。資格を取得することで、その分野での専門性を高め、キャリアの幅を広げることができます。また、他の専門家や患者からの信頼も得やすくなります。

次に、自己認識としての資格取得は、自身の強みや弱みを理解し、自分がどの分野で活躍したいのかを明確にする手助けになります。複数の資格を取得することで、自分の専門領域を確立し、そこに集中することができます。しかし、一方で、資格を次々と取得することが自己疑念や不安の表れである場合もあります。自己評価を高めるために資格を取るのではなく、自分の成長や興味に基づいて資格を追求することが重要です。

まとめ


最後に、資格取得の意義について考えると、資格は一種の「マイルストーン」として機能し、プロフェッショナルとしての成長を視覚的に示すものです。しかし、それが最終目標ではなく、あくまで通過点であることを忘れてはなりません。資格はあくまで手段であり、最も大切なのはその先でどのように知識を応用し、現場での実践に活かしていくかです。

したがって、資格取得は個人のキャリアを豊かにし、自己成長を促進するための手段であり、同時に自己認識を深めるための機会でもあると言えるでしょう。これから資格取得を目指す人たちは、自分の動機や目的をしっかりと見極め、その上で自分にとって最も価値のある資格を選び取ることが大切です。

今日もお読みくださってありがとうございました。

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