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ボールをフロアに叩きつける行為はテクニカルに該当しますか?

はい!こんちわKATZです!

今日のテーマは「ボールをフロアに叩きつける行為はテクニカルに該当しますか?」

YouTubeチャンネルの方にコメントが寄せられました。

質問なのですが、ボールをフロアに叩き付ける行為はテクニカルに該当しますか? また、それが1Qの終了ブザーが鳴った後に起こった時の対処法を教えてください
これについて解説をしていきます。


目次

結論 該当しますが説明できること

第36条:テクニカルファウル

ボールを床に叩きつける行為

第1/2Qインターバル間のテク

まとめ




結論 該当しますが説明できること



ざっくり言うと該当しますが、テクニカルを取るにあたってはきちんと説明ができることが重要と思います。

過去にテクに関してまとめた記事もありますので参考にしてみてください。



第36条:テクニカルファウル


ではまずルールブックから確認していきましょう。
ちなみに読んでわかるものはご自身で調べる習慣を身につけましょう。あまりにもYouTubeやSNSで簡単にことを済まそうという意図のリクエストがくることがありますが、それは質問者さんのためにはなりません。自分で調べることに意味がありますのでご了承くださいね。

第36条テクニカルファウル
36-1 言動や振る舞いに関する規定
36-1-1 ゲームは両チームのプレーヤー、ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、交代要員、5個のファウルを宣せられたチームメンバー、チーム関係者、審判、テーブルオフィシャルズ、コミッショナー(同席している場合)を含むこれらのすべての人たちの完全な協力によって成立するものである。
36-1-2 両チームは勝利を得るために全力を尽くさなければならないが、これはスポーツマンシップとフェアプレーの精神に基づいたものでなければいけない
36-1-3 競技規則の精神と目的に対して、意図的にあるいは繰り返し行われる非協力的な行為は、テクニカルファウルとみなされる
36-1-4 審判は明らかに意図的ではなくゲームに直接的に影響のない軽微な規則の違反(ファウルやバイオレーション)についてはテクニカルファウルを科さずに警告を与えることがある。ただし警告の後もその同じ違反が繰り返し続く場合はその限りではない
36-1-5 ボールがいったんライブになってから、前に起こったこの規則に該当する違反が見つかった場合は見つかったときにテクニカルファウルがあったものとして処置をする。この規則に該当する違反があってからそれが見つけられるまでに起こったことはすべて有効である。


テクニカルファウルの定義として、以下のものが該当するとあります。

  • 審判からの警告を無視する

  • 審判、コミッショナー(同席している場合)、テーブルオフィシャルズ、相手チーム、あるいはチームベンチに座ることを許された人物への敬意を欠く振る舞い、異論表現 補足:ベンチで立ち上がり異論表現を行うなどの行為を含む

  • 観客に対して無作法に振る舞ったり挑発したりする、あるいは煽動(せんどう)するような言動をとる。

  • 相手チームのプレーヤーを挑発したり侮辱したりする。

  • 相手チームのプレーヤーの目の前で手を振ったり、手をかざして視野を妨げる。

  • 肘を激しく振り回す

  • バスケットを通過したボールに故意に触れること、スローインやフリースローが遅延なく行われるのを妨げること、もしくはゲームや後半の開始前にコートに来るのが遅れることで、ゲームの進行を遅らせる、審判にボールを返さないなどもここに入る(ディレイオブゲームのことだな)

  • フェイク(ファウルをされたと欺くこと)

  • リングを掴んで体重をかけるなどなど



ボールを床に叩きつける行為



ボールを床に叩きつける行為は何に該当するのでしょうか?

テクニカルファウルには4つの要素があります。

  • ボールステータス(ボールがどういう状況なのか)

  • フィット(その場面に適しているか)

  • エフェクティブ(ゲームにおいて目的、効果のあるテクニカルかどうか)

  • ディフェンダル(テクニカルを吹いた理由を説明できること)


その上で重要なのが「RFG:リスペクトフォーザゲーム」の観点です。

  • 審判に向けてのエアパンチ

  • ボールや会場備品を強く叩いたり蹴ったりする異論表現

  • 暴言や威嚇

  • 挑発行為

  • 継続的に異論を表現し続けること

これらのものがテクの対象になるということになります。

ボールを床に叩きつける行為がRFGの視点から見て4要素で説明できるのであればテクに該当する、という感じになるかと思いますね。

ファウルコールがあって、審判に向けて異論表現でボールを床に強く叩きつけるとかがわかりやすい例かと思います。

第1/2インターバル間のテク



まず競技規則のインプリを参考にしてください。JBAさんのHPからダウンロードできます。

インターバル間のテクに関しては「挟み込み」になると思いますので

第2クオーターの開始前にテクのフリースロー1本を挟み込んでスタート、でいいと思います。

まとめ



個人的には、中体連や高校総体の時期は選手も観客もヒートアップすることが多いです。ですから感情的になることもあるかもですが

テクニカルも通常のファウルと同じ
疑わしきは罰せず
説明がきちんとできること

この辺りを僕も普段から意識しています。

お互いに頑張りましょう

今日もお読みくださってありがとうございました。

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