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第40回 開放的でエコな暮らしのために

少々間が空いてしまった。
地域社会圏主義に力を得て、できるだけ開放的にして周辺環境とつながることを重視することにした。また、できるだけエコ志向でいきたい。

1)玄関ガラスは透明にする
Awazuku houseでは玄関ガラスは透明にしていた。その後、いったんプライバシーも大事だと思い、Awazuku terraceではすりガラスにすることに決めていた。目隠し用の玄関内側のカーテンにも費用がかかることもある。しかし、プライバシーよりも周辺環境との連続性を重視し透明にすることに決定した。都会のド真ン中ならいざ知らず、田舎でも都会と同じ感覚でプライバシー重視する傾向は、ちょっと違うと思う。

Awazuku houseの透明ガラス玄関(内側から)とカーテン

2)玄関にも網戸を設置
できるだけ玄関を開けっぱなしにしてもらいたいと思う。開放的にするためと、できるだけエアコンを使わずに自然の風で過ごしてほしいからだ。夏、玄関を開けっぱなしにするには網戸が必要だ。全5棟、隣の壁に接する壁面はないので、窓は4面に取った。風が通り抜けるだろう。エコ志向の方に住んでもらいたい。

網戸のイメージ

3)エアコンの設置はオプションにする
かつて賃貸住宅もエアコンは初期設定ではついていなかった。しかし、温暖化が進み現在では、ほとんどの賃貸住宅ではエアコンが標準装備で設置されている。Awazuku houseでもそうした。しかし、そうする必要はあるのか疑問に思った。エアコンが嫌いな人もいる。僕もそうだ。東京のマンションでは、エアコンは本当に暑くて耐えられない日だけしか使用しない。年間で2週間くらいだろうか。扇風機と保冷剤で涼んでいる。

ただ、それを押し付けることはしたくない。そこで、オプションを用意しようと考えている。
 ・エアコンを設置できるように、配管やコンセントは工事で用意しておく
 ・ただし、オーナーはエアコンを設置しない。しかし、設置する際に適当なエアコンのモデルは提示する。つまり、もし自分で設置するのなら、この機種が配管等に適しています、と。
 ・つけたい方は、その機種を自分の費用で設置してもらう
 ・面倒なのでオーナーに設置してもらいたい方には設置するが、その分家賃にエアコン使用料として上乗せする
 ・退去時、自己負担で設置した方は、エアコンを撤去して新しい家で使ってもらう。もし撤去が面倒なら、そのまま無償で残しておいてもらって構わない
 ・オーナー負担で設置した方は、退去時には何も発生しない

僕は賃貸住宅であっても、選択肢を用意することが大切だと思う。

4)トイレはタンク式にする
現在の住宅のトイレは、タンクレス式がほとんどだ。タンクがないだけ少しだけ小さくなり、デザインもスタイリッシュにできる。Awazuku houseでも、何も考えずそうした。

Awazuku houseのトイレ

ただ、当然だがトイレ内に小さな手洗い機が必要になり、手狭になってしまう。タンク式トイレだと、手洗い機は不要だ。しかも、手を洗うだけの水は不要。手を洗った水がタンクに溜り、水洗トイレで使用できる。

また、タンクレス式は停電に弱い。最近は停電でも一定期間使用できるタイプもあるようだが、簡単に使いこなせるかわからない。タンク式であれば、水さえあれば、タンクに水を流し込んで貯め水洗トイレを使用することが簡単にできる。ここには手動でくみ上げる井戸があるので、停電しても水には困らない。震災が起きるたびに、トイレで困っている人々がたくさんおられる。災害時の備えの意味でも、タンク型トイレがリバイバルされるべきだろう。

他にも、開放的とエコ志向の観点から、いろいろ考えていきたい。


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