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1991年プチてっちゃんユーレイル旅14

【まとめ】まる一日買物や近所の見物に費やしてから、一夜明けてバイロイトを惜しみつつ出発。私的未踏の北(正確には北西)行き列車に。旧東ドイツに入る前にどこかでもう一泊を目指す。候補地は大好きな画家にゆかりのKronach、もしくはパンフで気になったLichtenfels。どちらに泊ろう……

11月18日(月)

7:00前に目覚める。
昨夜洗ったジーパン、窓際のヒーターに乗せておいたらカラカラに乾いていた。ありがたや。
外はまだ真っ暗だけど、人びとや車が多く行きかっている。
オランダ(ベルギーも、かな?)の場合はよくお店前のガラスに
「mo. 12:30-18:00
-fr.    9:00-18:00」
というパターンの掲示があった。ほとんどこんな感じ。
つまり、「休みの次の日は朝から働けるワケねーだろ?」ってことなのか? と思ってたんだけど、ドイツに入ったら
「mo.-fr.    8:00-17:00」
がほとんど。平日はきっちり働くぞ!ということかな。
さすがヨーロッパ一の堅物、いや勤勉な国民性、と思ってしまったよ。

昨日からずっと、明日の東側に行く列車を調べていて疲れる。
十字マークが時刻についているのは休日運転らしい、とようやく学ぶ。
やっと明日乗れそうな電車を見つけてなんとなく旅程も固まったので今日は一日、買い物しまくろう、と朝食後外に行く。
看板屋さんで火気厳禁看板とか番地標識とか買う。

ネットでみつけた画像だがこれと同じやつ
これもネットでみつけた。買ったのは「50」ホーロー製

ホーロー製のは45マルク! 結構高くてびっくり。
他にはadidasの財布、本屋で数冊(ナイトライダーのドイツ語版も)、スーパーではクリスマスオーナメント、ハーブの小袋(量り売りもあった)等々、だいたい友人へのお土産用。

今日の親切さん。郵便局でPacketの紐を縛ろうとしていたら横のおじさんが結び目に指を置いて押さえてくれた。だんけ!

マクシミリアン通り。人がいっぱいいた。こんなお店をあちこちで見る。

肉の塊がついたバーがグルグル回り、コックさんがナイフ?で肉を削ってはパンや皿に載せている。ワイルド過ぎて買うのをためらった……

昼はチェーン店Nordseeでタラとグリンピース入りバターソース掛けライス、生魚のマリネサラダ。以前どこかで寄った時にはサラダの葉がしなびていたが、今回は大丈夫だった。

夜は買って来たmilch、りんご、オレンジヨーグルト、昼買ったbrotwurstパンの残り、wildberrenグミ。
新天地への移動に備え、早めに寝る。

11月19日 (火) 小雨?

6:00過ぎ起きる。
6:30朝食。前夜お願いしていたらちゃんとその時間に用意してくれていてありがたい。しかも、パンが美味。
おばさんに緑茶をあげたらとても喜んでくれて、持ち帰ろうとしたパンを包んだ紙をわざわざビニル袋に入れ直してくれた。

7:26Lichtenfels行きに。バイロイトで初めて北行きの路線に乗ることに。

市街地北の方は新興住宅地。日本の高級団地みたい、建売なのかな?うっすら明るくなってきた。霧か小雨か、景色が霞んでいる。

Ramsental 街はどこ? 牧場と家並みしかない。でもいい所。右は森。そうそう、このあたり一帯、ビルというものがない。

Harsdorf、Trebgast 教会が渋い。
へんな山見つける。ババロア山(勝手に命名)。Harstdorfを過ぎて。

だんだん山の中になってきた。
いきなり大きな駅。Neuennarkt、Wirsberg ホームが4つもある! いや5つかも。
列車の中の温度調節気がレトロな感じ。

Ludwigschorgast 家が右側に20軒くらい? おばはんが二人乗り込み、会話している。こちらの人はなぜかあまりニコニコと会話しない。

前方に大きな街。斜面に家が貼りついている。でもBayWaが駅前にある(しかしなんだこれ)。(※ずっと後から企業名だと判明)

靄の中に、カラマツの紅葉。ここがKulmbachだ! ホーム4つ。ビルも。山の上に教会(?)も見える。

レーベンブロイの工場もある。昔から工業が盛んなのだろうか?

Mainleus このへんは駅舎の文字がふつう。ここも工場が多いみたいだが、駅はボロい。

線路の分岐に気づかなかったが、KulmbachからHofへ行くにはどこを通っていくんだろう?

Mainroth また田舎駅。右に家がかたまって、後は草地と林。屋根の上、鳩が飛んでいる。

Burgkunstadt 左少し離れた所に尖った塔を持つ教会と古い街並み。駅周りは工場。

Hochstadt→Marktzoeuln ホームは多いが静かな駅。店がない。貨物車がたまっている。

8:30頃 Lichtenfelsにつく。
古い街並みの、とてもいい雰囲気の街。

歩いて3、4分で庁舎みたいのがあって、観光案内所もあり、すぐ宿が取れた。8時朝飯付きで30DM。
宿にて迎えてくれたのはよく吠える犬、まだ一歳。

でかい! しかし暗いわ黒いわ、何だかよく分んない。たぶん犬。

宿にいったん落ち着いて、すぐここが気に入った。一泊だけとはもったいなーい! でも、その位未練のない方がいいのかも……(※すでにここまでで予定の宿泊地をかなり変更していたため。これでは当初何泊かしようと思っていたBerlinにはたどり着けないかも、とこの辺りで気づいたのか?)

宿も決まったので、今日のお出かけへ! (この日は次へ続く)

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