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1991年10月 少し意味が違う畑薙ダム近くサイクリング

【経緯とまとめ】この年9月に大谷嶺に行き、11月にベルギーオランダをともにする予定の友人Mと、「オランダの国立公園内で貸し自転車に乗ろう」と計画していたが(クレーラーミューラー美術館に行くため)、その前に自転車に慣れておかないと、しかも国立公園のサイクリングだから練習が必要だろう、と計画したのが、静岡県畑薙第一ダム近辺でのサイクリングだった。

10月某日

6:30集合。早朝出発。お互い持っているのはママチャリのみ。それを軽トラックに積み込んで、7時少し前に金谷町(当時)の国道一号近辺から出発する。
なぜ畑薙ダム? 実は友人Mちゃんは山登りの経験もあるおかげで、少し前にこの奥の二軒小屋でバイト経験があった。それである程度畑薙近辺の地理が分かるため、行けるところまで行ってみよう、ということになった。
しかし、ママチャリで行けるのか? それも解らないのでとりあえず出かけることになった。
ダムまで行くのが第一目標、自転車は乗れれば、の第二目標。

千頭駅くらいまでは特に困ったこともなくさかのぼる。
とにかく、大井川の脇の道を上っていけばいずれ着く、という認識しかなかった。
奥泉の近辺だったか?
急に車道がやる気をなくした。

とりあえず進もう。

道はどんどんと左側の山を登っていく。
右下には大きなダム建設現場がみえる。長島ダム?

山道なのか沢なのか分からない場所もある。サワガニをよけつつ進む。
お猿もいた。

井川湖あたりは村落もあって、あまり違和感ないが、そこから先はまた細い山道。先ほどのように未舗装ということはないが、かなり細い。
軽トラック強し。

ようやく畑薙第一ダムに着。広々している。
車を駐車場に停めて、愛車を下ろす。
どこまで行けるのやら。

左手にダム湖、右手は山という案外平らな舗装路を行くと、少し前方にゲートがある。登山道入り口みたいで身が引き締まる。
車の通行禁止とあったが、(自転車を除く)とあって安心する。
(※下の写真はGoogleマップより転載、2012年の様子。ゲート自体はあまり変わりがない。当時は閉まっていたが脇を歩行者自転車は通り抜けできた。)

山の上から何台か自転車が降りて来た。すれ違いざまに「こんにちはー」と挨拶をする。が、やはりママチャリは浮いているのか? 二度見されたような気がする。

ダム湖脇のなだらかな登りを漕いでいくと、30分もしないうちにつり橋があった。
畑薙大吊橋、とある。
ダムから徒歩で来たらしき人達も渡っていた。

とりあえず渡ってみる。

おー気持ちいい!

自転車でさらに上る。道は舗装?未舗装?よく分からない感じになってだんだんと登りがきつくなる。

紅葉が始まってきている。

けっこう崩れちょるね~
カモシカは見なかったねー

(どこまで行ったか記録がないが、写真の山の様子から)たぶん吊橋上にかかる畑薙橋を渡って、川が向かって右手になったあたりまで行ったらしい。
だんだんと登り坂がきつくなってきたため、日帰りの軟弱ものたちはすぐに引き返すことに。
(地図上だとダムから自転車で45分くらいらしいが、たぶん1時間はかかっていたかと。)

海外の国立公園内での初サイクリングに向けて心の準備はととのった!
ということでふたりで元来た道を帰る。
ケガなくて良かったです。

ちなみに。
実際に11月にサイクリングしたオランダのデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園と実際の自転車は、こんな感じでした。

あれ? 平らじゃないっすか??
しかも自転車用の舗装道路もあったし。

畑薙での特訓の成果は…まあ十分発揮された、ということにしておこう。

下はオランダでの本番(?)の様子。

行程予想図(往復)。黄色く見えるのがチャリ路


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