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近所の本屋さん2

徒歩2分の場所に新しくできた本屋さん、今日は娘と甥っ子たちを連れてお邪魔した。まだ慣れない気持ちで入り口の引き戸を開ける。白っぽくて清潔な木の床が目に飛び込む。今日も1番に店主さんのちいさい息子さんが飛び出るように出迎えてくれる。「大勢ですみません、また来ました。」店主さんも優しく招き入れてくれた。
子供たちはすぐに打ち解けて、その辺の床の上を転げ回って遊んでいる。一方で大人組はドギマギ、ギクシャク。まだ常連ではない(というか一文も購入していない)し、遠慮がある。
店主さんはおもむろにカウンターの中へ、ピカピカの紙芝居の木枠を取り出した。「紙芝居が始まりますよ~」飛び跳ねていた子供たちは各々座る場所を決めてじっと木枠を見つめる。何が始まるのかな?紙芝居のはじまりはじまり。
結局店主さんは紙芝居を2本も読んでくださる。子供の集中力の限界は数分。でも落ち着いてお話を聞けた良い時間だった。紙芝居のあと、店内の棚に置いてある絵本を開く甥っ子たち。君たち、自宅の本じゃないのよ、売り物なのよ、雑にページをめくるのは止めて~!いつ本に折り目をつけたり、破ったりするかと気をもんで、しばし過ごす。もう私の心が限界です。「そろそろ帰ります」今日も何も買わずに紙芝居だけ楽しんでしまってごめんなさい。心の中で手を合わせる。
なお、帰り際に「こちらで取り寄せて本を買うことは出来るのですか?」おずおずと聞いたところ、大手は難しいかもしれないが小さな出版社の本は入荷できる。との事。?。そうなんですね~(ニッコリ)と私。とりあえず、本なら何でもここで取り寄せして買える訳では無い事は分かった。本屋さんって、出版社の大小で取り寄せ出来ない事とかあるの?!私に本屋さん関連知識が無く分からないが、優しそうな店主さんにはなんとなくこれ以上は聞けない気持ち。う~ん、次回は陳列棚から読めそうなのを1度買ってみようかな。常連への道は険しい!また来ます。

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