見出し画像

最速の戦車戦!【ネタバレあり】ガールズ&パンツァー最終章第4話感想

 10月7日(土曜日)に広島バルト11で「ガールズ&パンツァー最終章第4話」を鑑賞しました。
 待ちに待った続編
 戦車が転がる転がる!戦車が滑る滑る!そして目が回るようなスピードで戦車が戦う
 ガルパンを見ていたはずが、いつしかワイルド・スピードになっていた程にスピード感が今まで以上に凄かった。
 戦車のバトルに関してはマンネリさせない意欲を感じましたね。
 ネタバレありで感想を書いて行きます。

隊長を失った大洗

 前回の最終章第3話で撃破されたあんこうチーム
 大洗にとっては司令塔であった西住みほ率いるあんこうチームが試合の序盤で脱落するのは初めての展開だ。
 さすがに衝撃を受ける大洗の面々、いつもの様に状況を似ている歴史上の出来事で挙げるカバさんチームであったが、リーダーのカエサルもとい鈴木貴子は「それどころじゃない!」と言う程だ。
 さて、ここからどうする大洗?
 パニックになる隊長河嶋桃に代わり、声を上げたのはカメさんチームの角谷杏だ。
 さすがは元生徒会長だ。すぐにチーム全体を掌握した。
 みほから作戦を聞いていたとはいえ、対戦相手の継続高校は大洗の作戦を邪魔するように動いて、大洗は囲まれてしまう。
 この状況をどうするかが問われる場面
 状況に戸惑う桃に代わって杏が「みんなはどうしたら良いと思う?」と尋ねる。
 正式な隊長代行ではないから杏は皆の意見を聴く事にしたのだろう。
 カバさんチームからの塹壕を掘る案で進め、ウサギさんチームのリーダー澤梓がダム穴を使っての脱出案に発展する。
 みほを失った大洗であるものの、杏を中心にチームが意見を出し合い試合を続ける。
 しかし、脱出作戦は成功したものの、杏のカメさんチームは撃破されてしまう。
 代わって正式な隊長代理となったのは澤だ。
 彼女は困難な状況でよく指揮した。
 一番の脅威であるスナイパーことヨウコのⅢ号突撃砲を撃破する為にチームを分ける作戦を展開しヨウコの撃破に成功する。
 大洗隊長の後継者は育っていると安堵する展開の一方で思うのは、河嶋桃が隊長らしい姿を見せなかったところだろう。
 澤が次期隊長へ育つ為の演出が主であるから仕方ない演出だ。
 これまでの桃も試合でピンチになると弱気な姿を何度か見せていた。とはいえ、生徒会の仕事は率先して進めるその有能さは劇場版で見せている。
 隊長としての桃の成長は無いかもしれない。
 それでいいじゃないかとも思う。それも彼女らしさだ。
 けど、半ば桃の大学推薦の為の戦いでもあるから、桃が1度でも隊長らしさを示す場面は欲しいところ。
 

石川県の魔女

 大洗の対戦相手である石川県の継続高校
 杏がチームを掌握し、突破を試みる大洗に容赦なく攻撃の手を緩める事無く、包囲する。
 穴を掘っての脱出に気づいてチームを動かす隊長のミカ
 更には、戦車の砲撃で雪崩を起こし形勢逆転を図ろうとするミカ
 大洗にとっては魔女との戦いに思えただろう。
 ミカはまさしく石川県の魔女と言える指揮ぶりだ。
 サンダースやプラウダなど戦車の性能も高いチームのパワーがある戦いぶりに対して継続高校は戦車の性能にバラつきがある。
 だから押されては退き、押す時は押しまくる、勘も良いとミカの采配が光る戦いぶりが強敵さが見える演出になっていて楽しめましたね。
 前回から登場のヨウコもスナイパーとしてハラハラさせる役でとても良い、若山詩音さんの演技もヨウコの可愛さが増して良かったな。
 継続高校のキャラで言えばユリはインパクトがあったのは、リーゼントのような髪型をしているユリだろう。
 ガルパンのスピンオフ作品である「プラウダ戦記」を描いた吉田創先生の作品に出て来そうなキャラであるユリ
 どこか大人しさがある継続の中では異彩を放っている。
 カンテレの演奏で指示を出すミカに対して、アコーディオンで返事をするユリやはりどこか吉田創先生の作品のような雰囲気を感じる。
 そう見えたユリだけど、ギャグキャラでは無く、KV-1重戦車のリーダーとして大洗に立ち塞がる強敵であった。

聖グロ対黒森峰

 第4章もうひとつのバトルが聖グロリアーナと黒森峰による準決勝の試合だ。
 その試合の場面は分断された黒森峰から始まる。
 黒森峰の隊長エリカが率いるチーム主力と、小島エミ率いるチームで分かれてしまっている。
 これに対して、聖グロは隊長のダージリン自らエリカに追わせエミチームを囲い、クルセイダー巡航戦車のローズヒップ隊を遊撃隊の如くチームを分けている。
 ここまでチームを散らせても優位な状況に立つ事が出来ているダージリンの指揮統率が凄いと言うところか。
 聖グロのローズヒップが率いるクルセイダー隊が個性派ばかりで面白いたらない。
 パンクなノリのクランベリーに、激情家のバニラ、おっとりタイプのピートと、聖グロは意外と濃い個性派多いなと。
 そんなクルセイダー隊をまとめるローズヒップも大変そうで、今作では一瞬顔をしかめる場面がありなんだか可愛かった。
 聖グロで驚いたのは大学に居る筈の島田愛里寿が聖グロの一員になっていた事だ。パンフレットではみほと戦いたい為にあえて大洗ではなく聖グロに転校したと言う。
 ここまで愛里寿は武人だったか。
 準決勝は聖グロの勝利に終わる。
 こうして決勝は大洗対聖グロと言う事となった。
 私としては、みほがダージリンにリベンジマッチをして欲しいなと思っていたので願いがかないそうである。
 過去に2度(テレビ編での親善試合と劇場版のエキシビジョンマッチ)もみほに勝ったのはダージリンだけである。
 そんなダージリンとの最終決着が見られる展開となったのだ。
 ダージリンが西住みほに勝ち続けた唯一の隊長となるか、みほが勝って戦車道強豪校に勝った隊長となるか。
 次回第5話も楽しみだ!
 
 


 
 

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?