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【日記】海田町と呉に行った日曜日(前編)

 10月23日の日曜日
 まず安芸郡海田町にある陸上自衛隊海田市駐屯地へ向かう。
 この日は第13旅団創立23周年・海田市駐屯地創設72周年記念行事が行われていた。
 しかし新型コロナウィルスの感染防止から一般開放は行われず、駐屯地には入れない。でも駐屯地の記念行事をを見下ろせる場所はありました。
 それは西明神橋です。

西明神橋の歩道から海田市駐屯地内で行われる式典を眺める。


 海田市駐屯地から見て北西にあるこの橋は、海田湾にかかる橋で、湾曲し高さがある上り下りする橋になっている。
 だから駐屯地内を見下ろせる高台のようになっているのだ。
 そんな場所なので、以前から海田市駐屯地の式典を眺める人達は西明神橋には居ました。
 今回も20人ぐらいは橋に居て、橋の下にある駐屯地のフェンス前にも見る人は居ました。


式典で巡閲を行う第13旅団長の松永康則陸将補
記念式典から観閲行進の準備をするべく部隊ごとに駆け足で行く隊員達

 式典は国旗掲揚に観閲官が登壇しての隊員への祝辞、来賓からの祝辞が行われている様子は橋の上から伺えるものの、西明神橋では何を言っているかは分からない。式典は観閲行進へと進む。

観閲行進、第13旅団が守る中国五県の五県の県旗が最初に進む
観閲部隊指揮官でもある第13旅団の副旅団長と旅団幕僚の行進
徒歩行進する普通科隊員
車輌による普通科部隊の行進
軽装甲機動車の車上で01式軽対戦車誘導弾を構える隊員
第13特科隊による行進、とトラックで155ミリ榴弾砲FH-70を曳いている。
観閲行進会場から移動中の第13特科隊
第13後方支援隊の96式装輪装甲車
第13戦車中隊の行進

 中国五県の県旗から始まり、戦車中隊の行進で地上の観閲行進は終わる。
 次いで航空機の行進となる。
 低空で飛ぶので西明神橋の少し高い位置だと、すぐ近くを飛んでいるようでした。特に第13飛行隊のUH-1の3機編隊は目の前を通過しているような迫力でしたね。

第13飛行隊のUH-1ヘリコプターの行進
AH-1対戦車攻撃ヘリコプター、明野からかな?
CH-47ヘリコプター、おそらく美保からだろう
海上自衛隊のT-7練習機、防府北基地から飛来
海田市の式典で飛来する海自の機体では常連だ。
珍しい海上自衛隊のU-36A訓練支援機、岩国から飛来したのかもしれない。
海上自衛隊のUP-3D電子戦訓練支援機、岩国から飛来したであろう機体
U-36Aと合わせて珍しい機体が飛んで来た。
航空自衛隊C-2輸送機、美保基地からの飛来で海田市の式典での空自の機体では常連である。
航空自衛隊のF-2戦闘機が2機飛来、築城基地からだろうか?
海田市にF-2が来るのも初だと思う。
82式指揮通信車から式典の行程が全て終わったと報告する観閲部隊指揮官の服旅団長
演壇で報告を受ける観閲官の旅団長
式典会場から退場する国旗

 観閲行進が終わると、いつもは訓練展示となる。
 訓練展示は自衛隊が出動してどんな動きをするかを見せる展示です。災害派遣での救助を見せる事もありますが、多くは戦闘の状況の展示です。
 戦車が走り、ヘリが飛び回り、火砲が空砲を轟かせるマニアやである自分にとっては好きな展示である。
 しかし今回は一般開放をしていない為か観閲行進で終わった。
 観閲部隊指揮官が式典の終了を観閲官へ告げ、式典が終わる。
 来賓席から人々が立ち、送迎バスへ乗って行く。
 訓練展示がある場合はまだ席を立つ事は無いのだが、来賓席から皆さんが立つと言う事は終わったと言う事だ。

式典会場から退場する音楽隊と待機している戦車と乗員
駐屯地内を移動する74式戦車

 式典が終わり、西明神橋から海田市駅へ向かう事にする。
 すると第13戦車中隊の74式戦車が動く音がする。
 退場する他の部隊の隊員や車輌が通り過ぎるのを待ってから再び動き出したようだ。
 動く74式戦車をフェンス越しに見ながら歩き、姿が見えなくなってもエンジン音が聞こえる。後ろ髪引かれる思いで呉へ向かうべく海田市駅へと歩くのであった。(後編へ続く)


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