アカウンティングの指標分析 ②効率性
アカウンティングの指標分析、その②。
効率性分析
効率性分析とは、「B/S上の資産が、どの程度売上に結びついているか」を測ること。
総資産回転率(回) = 売上高 ÷ 総資産(資産合計)
回転率が高いほど、効率的。
総資産回転期間(日) = 総資産(資産合計) ÷ (売上高÷365日)
総資産が売上高の何日分にあたるか。総資産回転率の逆指標
売上債権回転率(回) = 売上高 ÷ 売上債権
回転率が小さいほど、回収が短期間でなされているということ
たな卸資産回転率(回) = 売上原価 ÷ 棚卸し資産
回転率が小さいほど、効率的に売上に結びついた、ということ(手元の在庫を少なくし、速く売上に結びつけたということ)
仕入債務回転率(回) = 売上原価 ÷ 仕入債務
回転率が高いほど、支払いが短期間でなされていることを示す
※かつては回収は早く・支払いは伸ばすことが資金繰り上有利、という考えもあったが、支払いを早く行うことで仕入れ値を抑制したり、総資産を減少させることを重視する企業も増加している
CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)
= 売上債権回転日数 + 棚卸資産回転日数 - 仕入債務回転日数
まるっと資金回収の効率性が確認できる指標
※ 売上債権回転日数 = 売上債権 ÷ (売上高 ÷ 365日)
※ 棚卸資産回転日数 = 棚卸資産 ÷ (売上高 ÷ 365日)
※ 仕入債務回転日数 = 仕入債務(買掛金+支払手形)÷(売上原価 ÷ 365日)
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