アカウンティングの指標分析 ①成長性・収益性

分析する際の比較対象

・時系列で比較する
・業界平均値など、市場の平均と比較する
・同業他社と比較する
・理想、黙秘ぃうと比較する

→ 目的に応じて、適切な比較対象を選定し考察すること

企業を分析する5つ視点


・成長性
・収益性
・安全性
・効率性
・これらの総合力

① 成長性分析

〇〇の成長率(%)
= (当年度の〇〇 -  前年度の
〇〇) ÷ 前年度〇〇
n年間の平均成長率(%)
= (当年度の
〇〇 ÷ n年前の〇〇)^  1/n − 1

※ 総資産成長率 : 企業の財産規模の成長を示す指標。売上高や利益の増加を伴っているかをチェックすること。(総資産の成長率が高くとも、売上や利益を伴っていない場合意味がない)

② 収益性分析

売上高 総利益率(%) = 売上総利益(売上−原価) ÷ 売上高

売上高総利益率が高い = 価格を高く保てている(営業の強さ・ブランド力の高さ)、SCMなどの強みがあることを示す

売上高 営業利益率(%) = 営業利益(総利益−販管費) ÷ 売上高

販売活動や付随する管理活動の効率性がわかる

売上高 経常利益率(%) 
= 経常利益(営業利益−営業外損益) ÷ 売上高

本業を支える財務活動を含めた利益率。資金調達力のち外などもわかる
※日本は借入期の依存度が高いため総合的な指標として活用されているが、米国式の会計には存在しない概念(IFRS)

売上高 当期純利益率(%) 
= 当期純利益(経常利益−特別損益-法人税など) ÷ 売上高

企業のすべての活動の結果で、株主の配当原資や資本の増加にどの程度結びついたかを示す
経常利益率と当期純利益率に大きな乖離がある場合、定常的にはない活動が行われている=特別損益の内容を確認し、どのような意思決定が行われているのかを確認すること。

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