silent

導入

「silent」(テレビドラマ、フジテレビジョン制作、2022年放送)を観た。本記事ではこの作品を観て私が考えたことについて述べる。

観た時期は2024年のお盆休み。場所は福岡の実家。家から一歩も出たくなくなる暑さで、実家の子供部屋で涼みながら作品を楽しんだ。

フジテレビのドラマを最後まで観切ったのは「リーガル・ハイ」ぶりだ。多分。あれを観たのは中学生のときだ。今が26歳。約10年前。

さて、以下感想です。箇条書きスタイルです、ご了承ください。

感想

この作品を三文字で表現するなら「透明感」だと思う。フジテレビにしか出せない唯一無二の雰囲気が映像全体を覆っていた。

無駄なシーンが一つも無かった(明確な判断基準などないが)。見事な脚本だと思った(これも同様)。他のドラマは「このシーンは好きじゃない」とか「この話数は好きじゃない」と思うことがあるが、このドラマはそれが無かった。

かなり長い間手話だけで会話するシーンがあった。声のない長尺のシーンでずっと画面に釘付けになったのは初めてかもしれない。

想の「LINEでいいじゃん」に対する紬の「顔を見て話したい」、最高に共感。顔を見て話すことの意義を再認識した。

奈々さんみたいな、善意で人に声をかけられる人になりたい。私はそうじゃない。拒絶されたときに耐えられないからその怖さでかけられない。

音を扱う人間を志す者として得るものがあった。

私は児童虐待を受けている子の助けになりたいという願望がある。似たような環境にあったから(思い込みかもしれないが)。しかし、「善意は偽善になりうる」というメッセージから、考え直した。やるならそれ相応の覚悟が必要だと思った。

片時も目を離したくないと思ったから、ご飯を食べながら観るのをやめた。こんな作品は珍しい。

BGMの音量にめちゃくちゃこだわったんだろうなと思った。気のせいかもしれないがシーンごとに少しずつ違う気がする。

以上です。

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