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MBA受験体験記#13 インタビュー対策(ビデオエッセイ・グループディスカッション)

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一般的なインタビュー対策はこちらでまとめています。今回は少し特殊な形態であるビデオエッセイとグループディスカッションについて、私の経験を書いておこうと思います。

ビデオエッセイ(Yale, Kellogg, Haas)

TOEFLのSpeakingのような形態です。質問が画面に映し出された後、30秒程度考える時間が与えられ、所定の時間で回答するというものです。

YaleとKelloggはアプリケーション提出後、ビデオエッセイの提出が求められました。Haasについてはインタビュアーの枠が埋まっていたため、インタビューの代わりとして提出することが求められました。

対策としては、ClearAdmitやカウンセラー、先に受験した他受験生(R2で出す場合は、R1の受験生から受験してもらうことが可能)などからの情報をもとに、問われる質問を想定し、回答を作成、時間を測って練習するということに尽きます。

ビデオエッセイで注意すべきは、コンテンツもさることながら、『表情』です(そして私はこれが苦手でした)。通常のインタビューは卒業生や在校生が行う場合が多いのに対し、このビデオエッセイは自分のパーソナリティを直接アドミッションに売り込む機会とJessicaは強調していました。ですので、自分の熱意やパーソナリティなどを表情も使いながらうまくアピールできるよう練習が必要です。

グループディスカッション(Wharton)

・・・不合格でしたので反省含めて記載します

事前に開示されているお題に対して、グループ(6名程度)で議論するものです。各メンバーは1分で自分が事前に考えてきたアイデアをプレゼンし、その後、25分程度でグループとしての回答を作成し、最後の5分で審査員である在校生に対してプレゼンを行うものです。

従来であれば、Whartonの審査官が来日し、日本もしくは近隣のアジア諸国の人たちと実地で本番をやることが多いのですが、コロナの影響で私の代はバーチャル開催となりました。

バーチャル開催なので時差を除き物理的な制約がないため、世界中様々な人たちと本番を行う可能性が高くなりました(私の場合、本番は米国1人、カナダ1人、インド1人、韓国1人、ペルー1人+私というメンバーで、別の受験生は日本人1人、インド人5人というグループもあったそうです)。

国籍の多様性に富む環境でディスカッションを行う経験が少なかったため、Mock練習を複数回重ねて慣れるという戦略をとりました。

Invitationを受領してから江戸義塾主催のセミナーに1回出席したのですが、日本人6人での練習だったので、本番に備える意味で違う国籍の受験生とも練習した方が良いと思い、Ellin Lolis主催のMockを1回(米国5人+私)、ClearAdmitのWharton Chat Roomで練習仲間を募り更に1回(ドバイ2人、インドネシア1人、米国1人)練習しました(合計Mockを3回実施)。

本番は米国1人、カナダ1人、インド1人、韓国1人、ペルー1人+私というかなり多国籍なメンバーだったのですが、練習していたおかげで緊張はあまりせずディスカッションにも積極的に関与できました。

また、Whartonの場合は、お題が事前に決まっており、同じお題で何回か練習すると、不思議なことに、議論の流れや結論が同じになることに気づきました。ここで有用だったのは、江戸義塾のセッションの後、仲が良くなった日本人留学同期1名と「冒頭の個人プレゼンではどのようなアイデアが良いか、その場合のそのアイデアの脆弱なポイントやウリは何か」「どうすれば議論を深める発言ができたか」「個人もしくはチームとして何を改善することができたか」を2時間近く議論しました。ここで議論した内容を、その後のMock練習2回および本番でも駆使することができました。

なお、Whartonの本番では、全体の時間制限を2分超過してしまったことが大きな痛手でした。審査官も明確にネガティブな反応を示しておりましたので、時間制限にはご留意ください。(結果、私のグループからは出ておりません。あるグループはほとんど全員が合格したりしていたので、グループごとに合否が決まる傾向にあるようです)

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