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【4/30対巨人8回戦○】終盤の猛攻で2桁得点!なべじいプロ初勝利!山本移籍後初HR!

こんにちは!かったーです!

阪神タイガース、今季初の5連勝です!

いろいろあった4月を非常に良い形で締めくくることが出来ました。

相手の四球連発に乗じた”歩いてまえ打線”が火を吹き今季2度目の2桁得点です。

”なべじい”こと渡邉雄大選手が30歳でプロ初勝利を挙げたり、途中出場の山本泰寛選手が移籍後初ホームランを放つなど、見どころたっぷりのこの試合を振り返っていきたいと思います。


スコア・責任投手・本塁打

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スタメン

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野手成績

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投手成績

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気になった選手

渡邉雄大

この試合先発のウィルカーソン選手は序盤に失点し、球数も嵩んでしまったので5回105球2失点で降板します。

イニング以上の三振を奪えているので、球のキレ自体は悪いものではなかったはずです。

多少ストライク判定が辛いようにも感じたので、少なからずその影響があってテンポを掴みきれなかったのかもしれません。

それでも大崩れせずに試合を作ってくれたあたりにウィルカーソン選手の強さを感じます。


追いついた直後の6回裏から2番手としてマウンドに上がったのが渡邉雄大選手でした。

追いついた直後なので、何が何でも無失点で切り抜けることが求められる場面で先頭打者出塁を許してしまい、少し不安を抱きながら見ていました。

続く大城卓三選手が送りバントを試み、それほど悪いバントではありませんでしたが渡邉選手が迷わず2塁に送球しアウトにします。

タイミングは非常に際どかったですが、巨人サイドのリクエスト権が残り1回だったこともあり、リクエスト無く判定通りで試合が進みます。

結果的にこのワンプレイが非常に大きく、若林晃弘選手・吉川尚輝選手を連続三振に切って取り無失点で切り抜けます。

右打者のアウトコース・左打者のインコースに投げ込むツーシームを解説の工藤公康さんが評価していたのが印象的で、そのボールを有効に用いて空振り三振を奪うことが出来ました。


この直後の7回表に阪神が勝ち越しに成功したので、渡邉選手に勝ち星が付きこれが渡邉選手にとっての初勝利となりました。

戦力外通告・育成契約と苦労してきた選手が30歳で初勝利を挙げるなんともドラマチックな展開で感動した阪神ファンも多いでしょう。

そんな渡邉選手がヒーローインタビューで力強いコメントを残しています。

-5連勝。今後へ 
渡辺 「今日、僕が30歳で初勝利したように、阪神タイガースがここから巻き返して、優勝っていうのも決して無理じゃないと思うので、1戦1戦、一生懸命頑張っていきたいと思います」

ここまで沢山の苦労を経験してきた渡邉選手が”無理じゃない”と言っているので、優勝も無理じゃないはずです。

優勝を諦めずこれからも全力で応援していこうと強く感じた最高のヒーローインタビューでした。


中野拓夢

最終的に巨人中継ぎ陣の自滅に助けられ、大量点差がつきましたが序盤から中盤にかけては巨人先発のシューメーカ選手に苦しめられていました。

そのシューメーカー選手から奪った2点いずれにも絡んでいたのが中野拓夢選手でした。

落差のあるスプリットと独特なフォームを武器に抑え込んでいくシューメーカー選手の弱点はランナーへの対応です。

ランナーを背負うと明らかに気にする素振りを見せ、クイックも苦手なようなのでここを突いていくのが”シューメーカー攻略”の定石でしょう。


2点ビハインドで迎えた4回表、先頭の近本光司選手が四球で出塁すると続く中野拓夢選手の打席でランエンドヒットとなり、ノーアウト1・3塁のチャンスを作ります。

3番佐藤輝明選手の初球、中野拓夢選手が盗塁を試み捕手大城卓三選手の送球が逸れて阪神が1点を返します。

”近本中野”の1,2番だからこそ出来る機動力全開の素晴らしい攻撃でした。


1点ビハインドで迎えた6回表、2アウトから中野拓夢選手がセンター前ヒットを放ちます。

ここでまたも機動力を用いて同点に追いつきます。3番佐藤輝明選手の3球目に中野選手が盗塁を決め、チャンスを演出し佐藤選手がレフト前ヒットを放ち同点とします。

2アウトから機動力を用いて同点に追いついたので、巨人サイドからするとダメージの大きい1点だったと思います。

シューメーカー選手とは今後も対戦することになると思うので、今回の点数の取り方をもとに苦略していってほしいなあと思っています。


7回表にもタイムリーヒットを放ち、中野選手はリーグ3位の34安打・リーグトップの6盗塁になり好調さが際立っています。

四球がいまだに0なのが気がかりですが、いきなり打撃スタイルを変えるのは厳しいと思うので、四球の少なさを凌駕するペースでヒットを量産してもらいたいですね。


山本泰寛

ここ数試合で一気に存在感が増しているのが山本泰寛選手です。

前カードの中日戦では大山悠輔選手の代わりにファーストでスタメン出場すると同点のスクイズを成功させるなど、しぶとい活躍が光りました。


この試合では7回表に渡邉雄大選手の代打で途中出場すると四球を選びチームのビックイニングに貢献します。

続く8回表には1アウト1塁の場面で畠世周選手のストレートを振り抜いてレフトスタンドへの2ランホームランを放ちます。

これが阪神移籍後初ホームランで古巣の巨人相手に東京ドームで飛び出したのも何かの縁でしょう。

山本選手は

「なかなかホームランが打てない中で、こうやって一本出て、素直にうれしいですね。結果的にこういう形になったんですけど、終わってみて、巨人戦でよかったなという思いです」

とコメントしています。


現在阪神のセカンドは流動的で部分的に活躍する選手はいるものの、飛び抜けた成績を残している選手がいません。

ただこの日の四球とホームランやここ数試合の成績を確かめてみると、山本選手が一歩リードしたようにも感じます。

派手さはないもののしぶとい活躍を見せている山本選手が掴み切るかどうかに注目です。



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ありがとうございました。

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