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【4/27対中日4回戦○】糸原の”こと起こし”でしぶとく勝利!”まずい守備・三重殺”は要反省…
こんにちは!かったーです!
阪神タイガース、2連勝です!
両チームいろんなミスが飛び出し、どこか”ふわふわ”した雰囲気が漂った試合でしたが、糸原健斗選手の最低限の打撃でしぶとく点を奪った阪神が勝利しました。
ただタイトル通り反省点も多く存在するので、そちらの方もまとめながらこの試合を振り返っていきたいと思います。
スコア・責任投手
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スタメン
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野手成績
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投手成績
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気になった選手
西勇輝
阪神先発は西勇輝選手。
前日からのスライド登板でしたが、結果は6回 92球 被安打5 奪三振10 与四死球2 失点1で勝ち投手になりました。
長いイニングを投げることは出来ませんでしたが、先発投手としての役割は全うしてくれました。
この日の西選手は初回に少し制球を乱し、四球とヒットで2アウトからピンチを背負います。
迎えた5番阿部寿樹選手の鋭い打球をライト髙山俊選手が惜しくも捕球できず、先制を許します。
ですが2回・3回・4回を三者凡退に打ち取り乗っていくと、5回と6回はピンチを背負いましたが、要所で三振が奪え初回の1点で抑え切ることが出来ました。
終わってみれば6回で10奪三振を奪っており、良い意味で西選手らしくない投球内容になっています。
(過去4登板で9奪三振)
見ていていつもより球威があったのか、中日の打者陣が高めに手が出てしまっていた印象です。
三振をバッタバッタと奪っていくのも気持ちが良いですが、球数を抑えて長いイニングを投げ切る姿を次回は期待したいです。
糸原健斗
糸原健斗選手の”こと起こし”が勝利に結びつきました。
開幕から状態が上がらずスタメンを外れる機会もありましたが、日曜日のヤクルト戦で逆方向に2本ヒットを放っており、徐々に糸原選手らしさが見られ始めています。
この試合では3回裏ノーアウト1・3塁の場面でセカンドゴロ、5回裏1アウト2・3塁の場面で高いバウンドのショートゴロでしぶとく2打点を挙げています。
いずれも追い込まれてからの低めの変化球に食らいつき最低限の仕事をしてくれました。
矢野監督は
ーーひとつのアウトで進める攻撃が見られた
「うん、さっきも言ったようにね、しぶとい、綺麗なタイムリーじゃないところの点というのは今年あんまり生まれてなかったんでね。そういうところでは健斗が2打点挙げてくれたのが出来たのは、そういうところにつながってるんじゃないかなと思うんだけど」
とコメントしており、しぶとい点の取り方を評価しています。
まだまだ”打率・出塁率”が低調なので、これで満足してもらっては困りますが、アウトになりながらも最低限の仕事が出来るのは糸原選手の魅力の一つです。
小幡竜平選手・熊谷敬宥選手にスタメンを譲る機会が増え、守備力という面では劣ってしまう糸原選手が生き残るためにはこのような”しぶとさ”をアピールしていくしかありません。
今後に注目です。
近本光司
昨年のセ・リーグ最多安打で今シーズンは200安打を目指している近本光司選手ですが、先週6試合でわずか2安打と非常に苦しんでいます。
矢野監督からも”唯一のレギュラー”と言われている選手で実績も十分な選手なので、心配は無用なのかもしれませんが、ファンとしては非常に心配です。
そんな近本選手がこの試合で2安打放ち、さらには盗塁も決めチームの勝利に貢献しました。
同点で迎えた3回裏ノーアウト2塁の場面で三塁線ギリギリにセーフティバントを決めチャンスを拡大します。
続く5回裏1アウト2塁の場面では勝野昌慶選手の初球が甘く入ったのを見逃さず、鋭い打球でライト前ヒットとします。
出塁後4球目に今季4つ目の盗塁も決めています。
このように近本選手らしい働きが見られファンとしては一安心です。
毎年開幕当初に苦しみ”レジギガス”とファンから呼ばれることもある選手ですが、今年は開幕から17試合連続出塁を記録しており、「やっとスロースタートを克服したかな?」と思っていました。
ですが先週のDeNA3連戦から調子を落としてしまい、気づけば打率も.250を下回っています。
結果的にスロースタートという形に今季もなってしまいましたが、この2本をきっかけに状態を上げていって欲しいですね。
気になったポイント
まずい守備・三重殺
気になった選手のところでは活躍した選手を取り上げたので、良い試合だったように感じますが、全体的にはあまり良い内容だったとは言い難い試合でした。
記録上のエラーこそありませんでしたが、初回の髙山俊選手・8回の佐藤輝明選手の守備はミスと言って良いでしょう。
また糸井嘉男選手がアウトカウントを間違えてしまい、23年ぶりの三重殺”トリプルプレイ”を食らってしまいました。
守備も三重殺も投手陣の踏ん張りにより、負けには繋がりませんでしたが、しっかりと反省して次の試合に臨んでもらいたいです。
守備緩め?サード糸原・ライト佐藤
書いていく内にかなり長くなってしまったので、要約を最初に書いておきます。
詳しくは続きに書いています。
(まとめ)
・7回表のポジション変更前と後を比べて守備力が上がったように感じるので「守備緩め」は言い過ぎ。
・佐藤選手の守備位置変更によるリスクを負いながら糸原選手の打力を買った矢野監督の判断に賛否が分かれるのは納得。個人的には糸原選手に復調の気配を感じるのでこの試合に関しては賛成より。
・複数ポジション守らせる矢野阪神の方針はリスク管理として賛成。
・佐藤選手の年間通したサード固定はマルテ選手がいるので得策だと思わない。マルテ選手が再昇格を果たしてから打撃成績が振るわなかった時にもう一度考えるべき。
先ほど述べた佐藤輝明選手の守備ミスが起こった要因の一つに「サードでスタメン出場した佐藤選手がライトに守備位置を変えていた」ことが挙げられます。
7回表にライトでスタメン出場していた髙山俊選手が下がり、サードの佐藤選手がライトへ、セカンドの糸原健斗選手がサードへ回り、セカンドに小幡竜平選手が入っています。
8回表に阿部寿樹選手のライトへの大きな打球を佐藤選手が落下点に入れず捕球することが出来ませんでした。
このポジション変更に対してSNS上では「守備緩めだ!」「佐藤のポジションを動かす必要があったのか?」「佐藤はサードで固定しろ!」のような声が飛び交っていました。
矢野監督がこのようなポジション変更をおこなった意図を私なりに考えてみました。
「6回裏に打席が回った髙山と”セカンド”糸原に守備固めを送りたい」
↓
「7回裏の攻撃は8番からなので1人ランナーが出ればこの日2打点の2番糸原に打順が回るので、糸原は残しておきたい」
↓
「セカンド小幡・サード糸原・ライト佐藤で7回表を迎えて、糸原に打席が回り次第糸原を下げよう」
こんな感じでしょうか。
サードに糸原選手が回り、セカンドに小幡選手が入ったのでポジション変更前よりは守備力が上がったと捉えて問題なさそうです。
(髙山選手と佐藤選手の守備力は同じくらいという認識です。)
なので個人的には「守備緩め」という言葉は言い過ぎかなあと感じています。
ただこの守備固めに批判が起こる原因は「そもそも佐藤選手のポジションを変更してまで糸原選手の打力を買う必要があったのか」というところにあると思います。
ここは非常に難しいところで糸原選手が本来の状態であれば打力を買う必要はあったと胸を張って言えますが、今の状態では買う必要がないという声が上がるのも無理はないと思います。
個人的には「前の試合の2安打とこの試合の2打点を考慮すると打力を買っても良いかなあ」と思っています。
まあ賛否あって然るべきといった感じです。
あと佐藤選手をサードで固定することに関しては、1試合の中で固定するという意味なら納得できますが、ここから今シーズンずっとサードで固定するとなると話は別です。
これは佐藤選手の守備力が足りていないということではなく、”矢野阪神の方針とマルテ選手の存在”が理由です。
矢野監督は「出来るだけ沢山の選択肢を用意してリスクに備える」方針を取っていると個人的に感じています。
山本泰寛選手・木浪聖也選手ら控え二遊間組はサードやファーストでも出場していたり、キャンプ・オープン戦で大山悠輔選手にファースト・レフトのオプションを試すなどがこの方針の具体例でしょう。
複数ポジション守らせることでミスが増えたとしても、選択肢を多くしておいた方が全体で考えた時にメリットが大きいと判断しているように感じます。
となるとこの方針そのものを批判する声が上がってきそうですが、この方針だったからこそ、マルテ選手が離脱した時に「ファースト大山・サード佐藤」の布陣で好プレイが見られたと思います。
仮に各選手を1ポジションに固定する方針をキャンプから掲げていれば昨年の実績から「ファーストマルテ・サード大山・ライト佐藤」で固定されるはずです。
これでシーズンを迎えて現状のように離脱者や不調な選手が続出してしまうと急ピッチで各選手が準備をしないといけないので、今よりももっとバタバタしてしまいそうです。
現在離脱しているマルテ選手ですが、報道を見る限り”今季絶望”レベルの離脱ではなさそうなので、どこかのタイミングで1軍に合流するはずです。
現状の打線を考えると元気なマルテ選手を起用しない手はないので、必然的にファーストのポジションは埋まります。
となると大山選手をサードで起用し佐藤選手をライトで起用する方が収まりが良いです。
以上を踏まえると今シーズンずっとサードで佐藤選手を固定するのは得策だとは思いません。
しっかりとライトの守備を準備しておいて欲しいなあと個人的には思っています。
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