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【5/20対巨人10回戦●】大山悠輔9回2アウトから追いつく劇的2ラン!中継ぎ陣総動員も12回に力尽く…。

こんにちは!かったーです!

阪神タイガース、2連敗です。

2点ビハインドで迎えた9回裏2アウト「今日も完封負けか…」内心そう思っていたところで大山悠輔選手が劇的な同点2ランを放ち、画面の前で思わず飛び回ってしまいました(笑)

「重苦しい空気を振り払う最高の勝ち方ができるぞ」そう思っていましたが、最後はエラー絡みの失点で自滅

なんとも言えない疲労感が残る阪神ファンにとって辛い結果になってしまいました。

最終回のエラーは当然として、いろいろなところに現状の阪神の課題が詰まっていた印象です。


スコア・責任投手・本塁打

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スタメン

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野手成績

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投手成績

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気になった選手

大山悠輔

「これだから阪神はやめられない」

多くの阪神ファンがそう感じたのではないでしょうでしょうか。

開幕戦の悲劇に始まり、5度のサヨナラ負け・11度の完封負けを既に喫しており、観戦するのすら苦しい日々が続いています。

それでも阪神を応援し続けられるのはどうしてか。私にとってその答えはこの試合のような劇的な一撃を魅力的な選手が放ってくれるからです。


2点ビハインドで迎えた9回裏、2アウトランナーなしから佐藤輝明選手がショートとレフトの間にぽとりと落ちるヒットを放ち出塁します。

ここで打席には大山悠輔選手。
脚の負傷が癒えないままレフトで出場し、苦しい日々が続いています。

そんな大山選手は僅か2球で追い込まれ「厳しいかな…」と感じた矢先の3球目。
甘く入った変化球を振り抜きレフトスタンドまで運んでくれました。

思わず画面の前で飛び回ってしまいました(笑)

まだボールを3つ投げられる余裕がある中で甘いところに変化球を投じたデラロサ選手のミスではありますが、そこを見逃さなかった大山選手もさすがです。


まだまだ期待通りの活躍ができているとは言い難い大山選手ですが、今週に入って徐々に結果が出始めています。

体と相談しながらできるだけ長く良い状態をキープして、このような劇的な一撃を量産して欲しいですね。


湯浅京己

今季最長5時間3分の熱戦となり阪神は原口文仁選手以外の全員が試合に出場する展開になりました。

特に中継ぎ陣の踏ん張りは凄まじく、12回表に力尽きてしまいますが、各々が与えられた役割をこなすことができたと思います。


中でも完璧に近い投球を見せたのが湯浅京己選手です。

11回表に6番手としてマウンドに上がり、1回 15球 被安打0 奪三振2 与四球0 無失点という結果でした。

今季初めて長坂拳弥選手とバッテリーを組み、いつもより緩いスライダーが多めの配球で巨人打線を圧倒していきます。

緩急を用いたことでいつも以上にストレートの迫力を感じ、個人的な感想ですが打たれる気が全くしませんでした。


湯浅選手は

「攻撃に流れを持ってくることができるような攻めの投球をしようと心がけました。しっかりと自分のボールを投げ切ることができたと思います」

とこの登板を振り返っています。

これでリーグ2位タイの11ホールドとなり、投球内容だけでなく成績もついてきて湯浅選手にとって非常に良いシーズンを送れているはずです。

怪我だけは気をつけて今後も良い経験を重ねていってもらいたいですね。


気になったこと

1番近本・2番中野・3番マルテがブレーキに

終わってみれば12回まで戦って6安打2得点と劇的なホームランや守備面の自滅で目立ちませんが相変わらず得点力不足が深刻です。

その最大の要因は1番から3番までの出塁能力の低さだと個人的に思っています。

この試合では近本光司選手・中野拓夢選手・マルテ選手の3人で15打席中2出塁しかできていません。

さらにその出塁も四球とエラーでの出塁なので、ヒットは1本もでていません。


個人的に気になるのは近本選手でこの試合終了時点の打撃成績が
「打率.249(181-45) 0本塁打 6打点 27三振 20四球 出塁率.323 長打率.298 OPS.622」
とかなり物足りない状況です。

既に昨年の半分以上の四球を選んでおり、これまでの課題は克服しつつありますが、長所の1つだった長打が減ってしまっています。

今季の近本選手は昨年とは別の選手のようなイメージでチームに勢いをもたらす打撃ができていない印象です。

まだ結論づけるには早いですが、短所克服を目指して長所が削がれた大人しい姿になることだけは避けて欲しいなあと感じています。

今後に注目です。


6回表・12回表の共通点

この試合で阪神が失点した6回表と12回表を軽く振り返ってみます。


6回表、先頭の丸佳浩選手がツーベースで出塁すると巨人サイドはウォーカー選手に送りバントを指示します。

結果的にウォーカー選手はバントを決めることができずヒッティングに切り替え、内野安打でチャンスを広げ得点に繋げます。


12回表、先頭の中山礼都選手が中野拓夢選手のエラーで出塁すると続く岸田行倫選手にまたしても送りバントを指示します。

ところがアルカンタラ選手死球を与えてしまい、大きくピンチを広げます。

このノーアウト1,2塁の場面で丸佳浩選手が送りバントを試みますが2ストライク2ボールと追い込まれてしまい、ヒッティングに切り替えます。

結果的に丸選手がライト前ヒットを放ち、ノーアウト満塁の大ピンチを背負う結果となってしまいました。


この2イニングに共通するのが「巨人サイドの送りバント失敗が良い方向に転がっている」というところです。

これはあくまでも個人的な感想ですが、ウォーカー選手・丸佳浩選手からバントで
アウトが取れるならラッキーな場面だった
と感じています。

なのでバントをさせてランナーを進められても最悪1つアウトが取れればOKと考えていればこのような失点に繋がらなかったかもしれません。


6回表はウォーカー選手が送りバントを決めていれば2点ではなく1点で済んだかもしれません。

12回表は丸選手が送りバントを決めてアウトを1つ取れていればアルカンタラ選手が立ち直ったかもしれません。

いずれの回もかなりのピンチなので結果は変わらない可能性の方が高そうですが、強力打線を組みながら目先の1点狙いでバントを選んでくれた相手の判断をうまく利用できたんじゃないかなあと感じてしまいました。




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ありがとうございました。


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