見出し画像

【5/14対DeNA6回戦○】”浜スタ”しか勝たん!中野4安打2HRでサイクル超え!近本佐藤も猛打賞で久々の快勝!

こんにちは!かったーです!

阪神タイガース、連敗ストップです!

いやー、久々の快勝でしたね!

5月に入って9試合中4試合が完封負けと深刻な得点力不足に陥っていましたが、「2日間の雨天中止・得意の横浜スタジアム」と仕切り直すには最高の条件が整っていたので、期待感を持って観戦していました。

その期待通り初回から打線が繋がり終わってみれば9得点で快勝と阪神にとって最高の展開になりました。

中でも中野拓夢選手が自身初の1試合2本塁打を含む4安打4打点で打線を牽引。サイクル安打とはいきませんでしたが、サイクル超えの大暴れでした。

そんな久々の快勝を気分よく振り返っていきたいと思います。



スコア・責任投手・本塁打

スポナビ 野球速報


スタメン


野手成績

スポナビ 野球速報
スポナビ 野球速報
スポナビ 野球速報
スポナビ 野球速報


投手成績

スポナビ 野球速報
スポナビ 野球速報


気になった選手

中野拓夢

まずはこの試合のヒーロー中野拓夢選手です。

5打数4安打4打点”サイクル超え”の活躍で、自身初の1試合2本塁打とまさに大暴れの1日でした。

そんな中野選手の全4安打を振り返っていきます。


1回表の第1打席、近本光司選手を1塁に置いた場面で3球目の甘く入ったフォークを振り抜き、あわやホームランかというライトフェンス直撃のツーベースを放ってチャンスを広げます。

この後マルテ選手が犠牲フライ・佐藤輝明選手がタイムリーツーベースを放っていきなり2点を先制します。


3回表の第2打席、ノーアウト2塁の場面で初球のまたしても甘く入ったフォークを振り抜き、ライトスタンドへのツーランホームランを放ちます。

1打席目と似たような打球で中野選手にとって神宮球場以外での初ホームランとなりました。


5回表の第3打席、またも積極的に初球から手を出しセンター前ヒットとします。

この日初めてストレートを捉え、打撃の幅の広さを感じさせる一打となりました。


6回表の第4打席、中野選手自身が「人生で1番手応えがあった」とコメントした打球でライトスタンド中段まで運びます。

これもストレートを捉えており、まるでホームランバッターのような力強さを感じた打席でした。


サイクルヒットがかかった第5打席はショートフライに倒れますが、これで中野選手は打率を3割に乗せ、安打数もリーグ2位の48安打にまで伸ばしています。

”四球が選べない”ことがネックではありますが、積極的にガンガン振っていくこのスタイルで結果が出ているので、今季は最後までこのスタイルを貫くべきでしょう。


中野選手は4安打について

―4安打のうち2本は初球で2本は追い込まれてから  
「持ち味はどんどん初球から積極的に振っていくことだと思いますし、あとは追い込まれてからなんとか食らいついていくというのが一番大事なこと。追い込まれてからしっかりホームランを打つことができましたし、初球からもしっかりといい当たりのヒットを打つことができているので、非常にいい打席内容だったのかなと思います」

とコメントしています。

積極的にいけたことと、追い込まれてから食らいつけたことを自己評価しています。

今季ここまでコンスタントに結果を残し続けることができているので、今後もできるだけ長くこの状態を維持してもらいたいですね。


近本光司

「連敗中・得点力不足」と打者が積極的にいきにくい条件が揃っていた中で、初回の先頭打者近本光司選手が初球をセンター前ヒットとし、チームに勢いをもたらしてくれました。

この初球から積極的に手を出していくのが近本選手の持ち味で、初球の打率は.429(21-9)と非常に高い数字が残っています。

また昨年から第1打席にヒットが出た時の近本選手は手がつけられなくなる印象で、この日も3安打と1番打者としての役割を十二分に果たしてくれました。

今季は仕掛けが減っている盗塁ですが、この日は1つきっちりと決めており、今後もどんどん狙って行って欲しいなあと個人的に思っています。


開幕当初は比較的ヒットが出ていて、例年のスロースタートを克服できたかに思われましたが、終わってみれば3,4月の打率が.231(117-27)と結局例年通りのスロースタートになってしまいました。

それでも5月に入り10試合で打率.356(45-16)と本来の調子に戻していて、この辺りは流石の一言です。

また例年以上のハイペースで四球を選ぶことができていて、昨年からの成長を感じることができます。
(2022年四球数:16 ※昨年が33個なので既に半分近い)

チームは波に乗り切れない日々が続いていますが、近本選手に打線全体を牽引してもらって巻き返しを期待したいですね。


齋藤友貴哉

7点リードの9回裏、マウンドに上がったのは齋藤友貴哉選手でした。

1回 18球 奪三振1 与四球1 無失点とランナーを出してしまいましたが、無失点で抑えることができました。


今シーズンの齋藤選手は開幕戦での失点、延長12回表に四球絡みの失点を重ねたりとあまり良い印象を持っていない阪神ファンの方も多くいると思います。

一度ローテの谷間に先発登板もしましたが、3回68球3失点とあまりピリッとせず、現状の中継ぎ陣では最も序列が低い立場になっています。

そのため4月21日の先発登板以降は登板機会がかなり限られ、この試合を含めて4試合にしか登板していません。

それでも4試合連続無失点で与えた与四球もこの日の1つだけと安定感抜群の投球を見せています。

投げているボールも150キロを超えるストレートに140キロ台後半のスプリットと凄まじいボールを投げていて、自滅さえなければそう簡単に打たれることはない選手です。

失点した場面が場面だったので、良い印象を持っていない方もいるとは思いますが、投げているボールやここ最近の結果を見てもう少し期待感を持って応援してあげて欲しいなあと個人的に感じている選手です。


気になったポイント

打線の繋がり

5月に入り再び深刻な得点力不足に陥っていた阪神タイガース。

この試合はそんなことを完全に忘れたかのような素晴らしい攻撃が出来ました。

打線の中で比較的好調を維持していた近本光司選手・中野拓夢選手・佐藤輝明選手の3人で10安打放ったことももちろんですが、調子が良くないマルテ選手・大山悠輔選手も犠牲フライという形で最低限の仕事をこなしてくれました。

野手全員の調子が良いということは滅多に起こらないので、好調な選手を中心に不調な選手も最低限の仕事をこなし続ける形がベターな状態でしょう。


ただ1点気になるとすれば大山悠輔選手の怪我の状態です。

現状の大山選手は痛めた左足の状態を考慮して負担の軽いレフトでスタメン出場しています。

4月末のヤクルト戦で脚を痛めており、一時期スタメンを外れる機会もありましたが5月に入ってからはスタメンで出場し続けています。

ただ打撃成績は5月9試合で.091(33-3)とかなり深刻な状態です。

マルテ選手・糸井嘉男選手がスタメン復帰し、大山選手を欠いたとしてもそれほど打線の迫力は落とさずに済みます。

代打で結果を残した陽川尚将選手もいるので、体が万全になるまではベンチあるいは2軍で調整させても良いのかなあと個人的に思っています。


佐藤輝明のポジション変更

度々ファンや解説者の方から飛び交うこの話題ですが、この試合でも7回裏に佐藤輝明選手がサードからライトへとポジションを変えています。

私自身は野球経験がないので1試合の中でポジションが変わることの影響がどれぐらいあるかは分かりませんが、よっぽど変更先のポジションが得意である場合を除いてマイナスの影響の方が大きいような気がします。

選手個人単位で見るとマイナス面の方が大きそうですが、チーム全体で見るとセカンドを守っていた糸原健斗選手がサードに、サードを守っていた佐藤輝明選手が糸井嘉男選手に代わってライトに回っているので、変更前と比べて守備力は上がっているように感じます。

なので”守備固め”の選択肢として「100%間違ってるとは言いにくい」とは思います。


ではこのポジション変更の何が問題かというと「佐藤輝明選手をサードからライトに回す意味はあるのか」ということです。

この試合の場合「セカンドに熊谷敬宥選手・ライトに島田海吏選手or板山祐太郎選手」という布陣にすれば佐藤輝明選手をライトに回すことなく”守備固め”ができると思います。

何の意味や目的があって佐藤輝明選手をライトに回しているのかを私なりに考えてみました。

3つ挙げてみます。

①佐藤輝明選手を次の打席終了後に交代したい。その時にサードで出る選手が糸原健斗選手のサードの守備力を上回らないため。

②首脳陣の中で佐藤輝明選手の守備力は「ライト>サード」という認識。

③この試合だけでなく長期的に考えてライトの感覚を佐藤輝明選手に忘れてほしくないため。


①に関しては、控え野手の名前を見た時に外野の守備固めは複数いるものの、サードの守備固めになりそうな選手がセカンドに入った熊谷敬宥選手を除くと手薄なように感じたのが理由です。
(北條史也選手,原口文仁選手,板山祐太郎選手)

糸原健斗選手はアマチュア時代はサードでの起用が中心だったようで、サードの守備力は比較的高いように感じます。

それでも佐藤輝明選手をサードでフル出場させれば問題ないので、体の状態が悪いということも聞かないので、この可能性は高くはないと思っています。


②に関しては首脳陣にしか分からないことですが、ライトの方が上手いという認識ならこのポジション変更も納得が出来ます。

佐藤輝明選手のサード守備は派手で肩も強いので”かっこいい”のは間違いありませんが、プロ野球の世界での経験値はライトの方が多くあり、サードの方が上手い確証はありません。

ただ佐藤輝明選手に関してはサードの方が上手いという声をいろんな解説者の方が仰っているので、この線も薄いかなあと個人的に思っています。


③が1番濃厚かなあと個人的に思っています。

この問題だけに限らず、矢野監督は各選手に”複数ポジション”準備させる方針を立てているように感じます。

度々私のnote内でも書いてきましたが、個人的にはこの方針に賛成で選手の負担は大きくなるかもしれませんが、選手にとっても可能性が広がり、チームにとっても何かあった時のリスク管理として優秀な方針だと私は思っています。

調べてみると過去にこのようなニュースもありました↓

2軍監督時代・監督就任当初からのこのような方針を立てていて、今でも変わってないように感じるので、佐藤輝明選手に関してもこの方針に則って起用していることが想像できます。

また現状はサードで出場していますが、大山悠輔選手の怪我の状態が回復すれば「ファーストマルテ・サード大山・ライト佐藤」の布陣が今季のベストメンバーだと思います。

なので試合でしか味わえないライトの感覚を鈍らせない意図があってもおかしくないように思います。

格段にチームの守備力が落ちるのであれば、試合中にこのようなことはしないのかもしれませんが、最初に述べた通りチーム全体の守備力はこのポジション変更によって上がっているので問題ないように感じます。


これが私なりにこのポジション変更について考えた結果です。

真相は矢野監督に聞くしかないので、分かりませんがこのように考察してみるとプロ野球を違った角度で楽しめるので皆さんもやってみて下さい。



阪神関連の記事はこちらです↓

Twitterもやっています↓

ありがとうございました。

この記事が参加している募集

#スポーツ観戦記

13,489件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?