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【4/28対中日5回戦○】今季初の3連勝!僅か9球で2点差を逆転!盤石な中継ぎ陣が1点差を死守!

こんにちは!かったーです!

阪神タイガース、今季初の3連勝です!

”クリーンアップの3連打・スクイズ・内野ゴロ”と非常に上手な点の取り方で大野雄大選手に黒星を付けることが出来ました。

開幕当初苦しんでいた中継ぎ陣も連日良い仕事を見せており、ここにきて安定感が出てきています。

離脱者が続出しながらも選手それぞれが自分の仕事を全うし、もぎ取った勝ち試合を振り返っていきたいと思います。


スコア・責任投手・本塁打

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スタメン

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野手成績

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投手成績

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気になった選手

秋山拓巳

3年連続2桁勝利を目指す今シーズン、開幕から2試合で防御率9.35と打ち込まれ2軍で再調整を重ねていました。

本来であれば再調整期間中に2軍戦で登板する予定でしたが、小川一平選手の離脱で先発投手の枚数が足りなくなってしまったので、秋山拓巳選手がぶっつけ本番で登板することになりました。

そんな秋山選手の登板内容は5回 66球 被安打5 奪三振3 失点2と先発投手として最低限の仕事をこなしてくれました。


この日の秋山選手は特に立ち上がりにボールが真ん中近辺に集まってしまい、2回表に石川昂弥選手に2ランホームランを打たれ先制を許してしまいます。

3回表は2番岡林勇希選手・3番マルティネス選手から連続三振を奪うなど乗ってきたかに見えましたが、4回表・5回表はランナーを背負い5回66球で降板します。

失点は石川選手に打たれたホームランのみでしたが、素人目に良い時の秋山選手のキレや制球はなかったように感じ、「いつ捉えられてもおかしくないなあ」と思っていたので、この交代は納得です。

ぶっつけ本番ということもあって少し早めの降板になってしまいましたが、頼もしい投手が帰ってきてくれたので、次回はより良い投球を楽しみにしています。


山本泰寛

大山悠輔選手の代わりにファーストで出場している山本泰寛選手が良い仕事をしています。

山本選手は2015年のドラフト5位で巨人に入団した大卒7年目の選手で、昨年巨人から金銭トレードで阪神に移籍してきました。

本職ショートでありながら内野全ポジションをこなすユーティリティーとして代走・守備固め中心に起用されています。


そんな山本選手が巡ってきたスタメンのチャンスで良いアピールができています。

この日は4回裏、1点返した直後のノーアウト1・3塁の場面で初球にセーフティスクイズを決め、同点とします。

中日の二遊間が併殺を狙って二塁ベース寄りを守っていたので、セカンドの阿部寿樹選手がベースカバーに入れず、山本選手自身も生きる最高の形となりました。

山本選手はこのスクイズに関して

「決まって良かったなというホッとした気持ちと、これが勝ちにつながったので、それは素直にうれしいなと思います」

とコメントしています。


矢野監督は

ーー初球にスクイズのサイン
「まあヤスは何でもできるタイプなんで、そういうところの信頼関係の中で、しっかりやってくれたということです」

と山本選手への信頼感がうかがえるコメントを残しています。

山本選手自身は”便利屋”では満足することなく”レギュラー”を目指しているはずなので、このチャンスを活かし続けないといけません。

大山選手が復帰となるとファーストでのスタメンは厳しそうですが、セカンドのポジションが現状流動的なので、そこでの出場が増えるかもしれません。

誰が競争を勝ち抜くか楽しみにしています。


岩崎優

いやー、痺れました!

秋山拓巳選手降板後、浜地真澄選手・アルカンタラ選手・湯浅京己選手が1点差を守り抜きバトンを繋いできました。

そして最終回には守護神岩崎優選手がマウンドに上がります。


先頭のビシエド選手の2球目が甘く入ってしまい、左中間を破るツーベースを打たれ一打同点のピンチを背負います。

続く5番阿部寿樹選手の場面では進塁打を打ちたい阿部選手と打たせたくない阪神バッテリーの戦いが非常に印象的でした。

振らせたい球を見極め、際どいコースをファールで逃げた末の10球目に、インローのボール気味のストレートをしぶとくファーストに転がす見事な進塁打を放ちます。

ここは阿部選手が一枚上手でした。


1アウト3塁とピンチが拡大し、迎えるは6番木下拓哉選手

ボール先行になりますがインコースを2球見せた後のアウトローギリギリのストレートで見逃し三振を奪います。

最後の打者はこの日ホームランを打っている7番石川昂弥選手

全球ストレートで押し込み、最後はインコースギリギリの球で見逃し三振を奪います。

見ていた阪神ファン全員が興奮した瞬間でした。


際どいところを投げ切った岩崎選手はもちろん、坂本誠志郎選手のフレーミング技術の高さも2つの見逃し三振に繋がったと思います。

バッテリーの勝利でした。


気になったポイント

安定感が出てきた中継ぎ陣

守護神岩崎優選手を筆頭に中継ぎ陣に安定感が出てきました。

この試合でブルペン待機していた中継ぎ陣の成績がこちらです↓

岩崎優:10登板 9.1回 防御率0.96 4H 4S 奪三振率9.64 被打率.263 WHIP1.07
岩貞祐太:5登板 3.1回 防御率2.70 1H 奪三振率8.10 被打率.231 WHIP2.10
馬場皐輔:5登板 5回 防御率7.20 0H 奪三振率10.80 被打率.417 WHIP2.20
浜地真澄:12登板 11.2回 防御率1.54 2H 奪三振率6.17 被打率.205 WHIP0.69
アルカンタラ:9登板 10回 防御率3.60 6H 奪三振率7.20 被打率.222 WHIP1.10
齋藤友貴哉:8登板 10.1回 防御率7.84 0H 奪三振率14.81 被打率.326 WHIP1.94
湯浅京己:13登板 12.1回 防御率1.467H奪三振率9.49 被打率.227 WHIP0.97
渡邉雄大:9登板 5.2回 防御率0.00 1H 奪三振率9.53被打率.150 WHIP0.88

昨年と比べて新たに浜地真澄選手・湯浅京己選手・渡邉雄大選手の3人が戦力になっているのが非常に大きいです。

その一方で比較的実績がある岩貞祐太選手・馬場皐輔選手が現状ビハインド時の要因に回っているのが少し寂しいです。

勝ちパターンの投手に負担が集中してしまっているので、分散させるためにもこの2人の活躍を期待しています。

またこの中日2連戦でアルカンタラ選手・湯浅京己選手・岩崎優選手がフル稼働しているので、次の巨人3連戦では先発陣・野手陣の奮起でうまく負担を軽減してもらいたいですね。


打順

日曜日のヤクルト戦での走塁時に大山悠輔選手が脚を痛めた影響でこの中日2連戦は大山選手抜きで戦っていました。

マルテ選手・大山選手が不在、糸原健斗選手・近本光司選手が低調な状態で組む打線はどうしても迫力に欠け、阪神ファンとしては非常に心配でした。

そんな中で矢野監督が組んできた打線がこちらです↓

4月27日
① 中 近本光司
② 二 糸原健斗
③ 遊 中野拓夢
④ 三 佐藤輝明
⑤ 左 糸井嘉男
⑥ 一 山本泰寛
⑦ 右 髙山俊
⑧ 捕 坂本誠志郎
⑨ 投 西勇輝

4月28日
① 中 近本光司
② 二 熊谷敬宥
③ 遊 中野拓夢
④ 右 佐藤輝明
⑤ 左 糸井嘉男
⑥ 一 山本泰寛
⑦ 三 糸原健斗
⑧ 捕 坂本誠志郎
⑨ 投 秋山拓巳

3番に中野拓夢選手を据え、大山選手に代わってファーストには山本泰寛選手を起用しています。

最初にこの打順を見た感想としては「ロハスは起用しないんだあ…。」でした。

というのも大山選手がいない状況では長打力があまりにも乏しすぎるので、ロハス選手と糸井選手を同時起用し、佐藤選手とともにクリーンアップを任せた方が良いと思っていました。

そんな中起用された山本泰寛選手・熊谷敬宥選手が”小技・守備・走塁”に良いプレイを見せ、チームの勝利に貢献してくれました。

抜擢した首脳陣とそれに応えた選手たちに凄さを改めて感じた瞬間でした。



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ありがとうございました。

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