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【3/30対広島2回戦●】伊藤踏ん張れず…。得点力不足・拙守連発 野手陣の脆さを感じた…。

こんにちは!かったーです!

連日阪神の負け試合を振り返ることになっていて、悲しい日々が続いています…。

なんというか…、嫌な雰囲気に飲み込まれてしまいやることなすこと上手くいっていない印象です。

なんとか1つ勝つことができれば流れが好転していくとは思いますが…


この試合で現状の阪神の脆さを強く感じたので、”気になったポイント”でそこを中心に振り返っていきたいと思います。

これまで同様気になった選手も挙げていくので、皆さんの興味がある選手のところだけでも読んでいただけると嬉しいです。



スコア

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スタメン

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野手成績

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投手成績

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気になった選手

伊藤将司

昨年2桁勝利を挙げ新人特別賞を受賞した伊藤将司選手が今シーズン初先発でした。

昨シーズン広島戦に4試合登板して3勝0敗 防御率1.09という好相性を買われて、開幕第5戦の先発を任されました。

結果は6.1回 111球 被安打9 奪三振4 与四球1 6失点で対広島初黒星を喫してしまいました。


立ち上がりから4回までの伊藤選手はいろんな球種を低めに集め、広島打線の早打ちも合わさって球数少なくテンポの良い投球ができました。

見ていて安心感のある素晴らしい投球でした。


雲行きが怪しくなったのは先制点をもらった直後の5回裏です。

先頭の坂倉将吾選手が初球と2球目にセーフティバントの構えを見せ、伊藤選手が少し制球を乱します。

結果的に坂倉選手がセンター前ヒットを放ち、先頭打者の出塁を許してしまいました。

その後インローに2球続け見逃し三振を奪った坂本誠志郎選手の痺れるリードもあり、ピンチになりましたが無失点で切り抜けます。


5回裏で乱したテンポを修正したかった6回裏でしたが、またしても先頭打者の出塁を許し、2アウト1・2塁のピンチを招きます。
(先頭打者西川龍馬選手の打撃センスが素晴らしかったです。これまでよりも怖さが増した印象で今後も苦しめられそうです…。)

このピンチで変化球が少し高くなってしまい、ずるずる3失点してしまいました。

味方の不味い守備も複数あり気の毒ではありますが、耐え切ることが出来なかったのは事実です。

伊藤選手を責めることはできませんが、味方のエラーすらもカバーする強力なエースに育って欲しいので、次回以降に期待です。


試合後伊藤選手は

「ピンチの場面で変化球が浮いてしまい、悔いの残る投球となりました」

と振り返っており、やはり変化球が浮いてしまったことを後悔しているようです。

チームの悪い流れに飲み込まれてしまいましたが、良い流れを呼び込める投手に育っていって欲しいですね。


ロハス

今シーズン初スタメンとなったロハス選手

敗れはしましたが、先制のホームランを放ちスタメン起用に応えます。

5回表先頭打者として打席に立つと2球目の低いチェンジアップを上手く拾ってレフトスタンドに放り込みます。

3月序盤のオープン戦で見られた積極性と前捌きが合わさった打撃で、オープン戦終盤からの不振脱却のきっかけになって欲しいですね。


ロハス選手は

「自分自身にとって今シーズンの一本目だったけど、これからはチームを勝利に導けるように打っていきたいね」

とコメントしています。

左打席が良くなると右打席が悪くなり、右打席が良くなると左打席が悪くなるように揃わない印象で、調子の良さが長く続きません。

得点力不足に陥っている阪神打線の起爆剤になって欲しいなあと強く願っています。


佐藤輝明

開幕から4番で起用されている佐藤輝明選手。

コンスタントにヒットは出ているものの派手な本塁打はまだなく、チャンスで凡退するシーンも多いので、少し物足りない印象を持っている人もいるのではないでしょうか。

この試合では劣勢の9回表に一矢報いるタイムリーヒットを放ちます。

これがチームとして41イニングぶりのタイムリーヒットでなんとか次の試合に繋がって欲しいなあという気持ちです。


打球が上がっていないのは気掛かりですが、それ以上に佐藤選手で気になるのは守備面です。

この試合では7回裏にマクブルーム選手の右中間への打球を近本光司選手と軽いお見合い状態になったり、8回裏西川龍馬選手のライト前タイムリーヒットを本塁送球しますが、大きくそれてしまい西川選手の2塁進塁を許します。

開幕カードから近本選手との連携が取れてないように見えるプレイが多く見受けられるので、この辺りは改善してもらいたいです。


若さゆえに嫌な流れに流されてしまっているように感じます。

よりレベルの高い選手になるためにも、打撃・守備両方ともに高い意識を持って臨んで欲しいですね。


気になったポイント

伊藤将司を続投せざるを得ない中継ぎ事情

開幕5連敗の要因は1つではなく沢山存在します。

その中でも特に大きな要因になっているのが中継ぎ陣でしょう。


この試合では6回に嫌な流れで失点した先発の伊藤将司選手を7回も続投させています。

雰囲気の悪さを打破するために継投に出てもおかしくないシチュエーションに感じますが、伊藤選手以上の信頼感がある投手が存在しないので、続投という選択肢を取らざるを得なかったように感じています。

昨年の終盤であれば僅差で負けてる時に踏ん張ってくれる中継ぎとして小川一平選手や及川雅貴選手がいたので、同じような状況になっていれば継投に踏み切っていたかもしれません。

ですがこの試合の中継ぎ陣がこちらです↓

岩崎優
浜地真澄
ケラー
齋藤友貴哉
湯浅京己
石井大智
渡邉雄大
小野泰己

前日打ち込まれたケラー選手・ワンポイントの渡邉雄大選手・セットアッパーの岩崎優選手・代役守護神の湯浅京己選手らはこの状況では使いにくく、残った選手と伊藤選手を天秤にかけると続投もやむなしなのが伝わります。

浜地真澄選手・齋藤友貴哉選手・石井大智選手・小野泰己選手の中から安心して1イニングを任せることができる選手が出てきて欲しいですね。

実力的には十分通用するように感じるので、あとは中継ぎとしての場数を踏めば形になるんじゃないかなあとは思っています。


明暗分けた6回の攻防

この試合の明暗を分けたのは6回だと思っています。

両チームともに3巡目の1番打者から始まる攻撃で先発投手を攻略するには打ってつけのイニングです。


ここで阪神の先頭打者近本光司選手は2球目の変化球に詰まらされ投手ゴロに倒れ、後続も凡退して3人で攻撃が終わります。

一方広島の先頭打者西川龍馬選手はカウントを整え6球目のチェンジアップを上手く泳ぎながらセンター前ヒットとして出塁し得点に結びつけます。

誰か1人のせいにするつもりはないですが、近本選手と西川選手の状態の差が出てしまったなあという感想です。


相性があまり良くない投手を相手に3巡目で攻略できた広島打線と攻略できなかった阪神打線の差が出た試合でした。


【得点力不足・拙守連発】野手陣の脆さを感じる

中継ぎ陣も大きな課題ですが野手陣の脆さも大きな課題です。

まずは得点力不足

開幕から5試合でわずか13得点、その内8得点は開幕戦の4回までで奪っているので、現状は数字以上の得点力不足に陥っています。

チャンスが全くないわけではないのですが、チャンスでのタイムリーヒットが出ずにもどかしい状況が続いています。

その他にも2アウトからの出塁・単打が多く流れを呼び込むことが出来ていません。


これだけでなく守備面でも不味いプレイが多々見られます。

エラーこそこの日の2つしか出ていませんが、記録に残らない細かなミスが多くあり、投手陣の足を引っ張っている印象です。

この日も中野拓夢選手の後逸・大山悠輔選手の送球ミス・マルテ選手の打球処理・糸原健斗選手のカバー・佐藤輝明選手の送球・近本光司選手と佐藤選手の軽いお見合いなど不味いプレイが重なっています。


阪神野手陣がとびきり打撃・守備の技術が足りないとは思いません。

ですが他球団のことを詳しく知らないので明言はできませんが、阪神野手陣は他球団と比較して一度失った流れを呼び戻すのがかなり苦手なように感じます。

流れが良い時は打出の小槌のようにヒットが繋がり守備でも良い動きが見られる。(開幕戦の4回までが良い例です。)

けれども一度流れを失うと揃ってシュンとしてしまう。

これが阪神野手陣の脆さなんじゃないかなあと感じています。

打撃の技術・守備の技術を磨いていくことももちろん必要ですが、この脆さをなんとか克服して本当の意味で強いチームになって欲しいです。


素人が偉そうに根性論チックなことを語ってしまい申し訳ありません。ですが開幕からの5試合を見ていて感じた阪神ファンの素直な意見です。



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ありがとうございました。

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