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【5/22対巨人12回戦○】伊藤将司プロ初完封!近本・大山・佐藤の活躍で髙橋優貴をKO!良い流れで交流戦へ!

こんにちは!かったーです!

阪神タイガース、2連勝です!

復帰初戦となった伊藤将司選手の好投に、主力3人が応えた阪神にとって理想的な展開で勝つことができました。

欲を言えば追加点を取って欲しかったですが、この日の伊藤選手には全く必要なかったですね。

交流戦前最後のカードを良い形で勝ち越すことができたので、最下位からの巻き返しに向けて弾みをつけることができました。



スコア・責任投手・本塁打

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スタメン

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野手成績

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投手成績

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気になった選手

伊藤将司

この試合のMVPは間違いなく伊藤将司選手です。

伊藤選手は4月6日のDeNA戦を最後にコロナ陽性で離脱していて、この試合の登板が約1ヶ月半ぶりの復帰戦でした。

後述しますが阪神先発陣の充実っぷりは12球団屈指で体調だけを考えると伊藤選手ももう少し早く復帰することができたはずです。

それでも復帰がここまで遅れてしまったので伊藤選手自身少なからず焦りもあったことでしょう。


伊藤選手の登板内容は9回 111球 被安打8 奪三振2 無四球 無失点と自身の復帰戦をド派手な無四球完封で飾ってくれました。

伊藤選手はこれがプロ入り後初めての完封で、復帰初戦でありながら前日・前々日とフル稼働していた中継ぎ陣を休ませる”救世主”になってくれました。


伊藤選手らしさが詰まっていた登板でいろんな変化球を使いながらゴロアウトを量産し、ランナーを背負っても併殺打で切り抜けることができました。

打たれたヒットは8本とまあまあ多かったものの、無四球というのが素晴らしく大崩れしなかった最大の要因です。

9回表は1アウト後吉川尚輝選手・岡本和真選手に連打を浴び、4月6日の悪夢がうっすらよぎりましたが、4点差ついていたこともあって安心して観戦することができました。


これで阪神の先発ローテに唯一足りていなかった”左投手”というピースが加わったので、隙のない完璧に近い先発ローテが完成した印象です。

次カードから始まる交流戦でもパ・リーグの打者たちを手球に取る姿を期待しています。


近本光司

この男の復調なしに阪神の浮上はありません。

なかなか数字が上がってこない近本光司選手ですが、前日の2安打2盗塁に続きこの試合で先制打を含む3安打通算100個目の盗塁を決め、復調の兆しが出てきました。

また7回表、ポランコ選手の強烈な打球をダイビングキャッチする好守を見せており、走攻守全てで活躍してくれました。


今季の近本選手は例年に比べて盗塁への積極性が失われているように感じていましたが、この日の盗塁でリーグトップタイに並びました。

近本選手は盗塁に関して

「思い切りとか勇気は年々薄くなっている。1年目は怖さがないけど、逆に(怖さを)知っているからこそ、それでもプレーしていきたい」

とコメントしています。


阪神ファンとしてはガンガン走っていく姿を期待したいですが、思っている以上に盗塁という作戦はリスクが大きく身体的にも負担が大きいのかもしれません。

無責任に「走れよ〜!」って思ってしまうこともありますが、近本選手のペースで盗塁を重ねていってもらいたいですね。

盗塁ももちろんですが、打撃成績が上がってくるきっかけにこの2試合をしてもらって、交流戦で大暴れする姿を待ち望んでいます。


気になったこと

中野の状態

交流戦前最後のカードを勝ち越すことができた阪神ですが、最大の課題である得点力不足が解消したとは言い難い状況が続いています。
(5/21:2得点 5/22:4得点)

すぐに解消するとは思えないので、この2試合のような投手力を全面に活かして少ない点差を守っていくのが現実的だと個人的には思っています。

それでもこの試合のように最低限得点を奪っていかないことには勝ちを拾っていけないので、打線の奮起は欠かせません。


その打線の中で現状1番苦しんでいるのが中野拓夢選手です。

5月14日のDeNA戦で1試合2本塁打を放って以降、ピタッと当たりが止まってしまっています。
(5/17〜5/22打撃成績:打率.087(23-2) 出塁率.160 長打率.130 OPS.290)

解説の関本賢太郎さんが「毒を飲んだ」と表現していたのが印象的で、ホームランバッターではない打者がこのように長打を連発すると打撃を崩してしまうことがあるそうです。

今の中野選手はまさにこの状態で、振りが大振りでボールになっていく変化球にくるくるしてしまう姿が目立ちます。

バットに確実に当てることを念頭に置いて、コンパクトな打撃を心がけてもらいたいなあと思っています。


中野選手は打撃の調子が良い時はかなり攻撃的で脚も使える良い2番打者なのですが、一度調子を落とすとどうしても淡白な打席が目立つので、2番に置くと打線の流れを止めてしまう可能性が高い選手です。

2年目でショートを守っていることを考えても8番当たりで気楽に打たせてあげたいのですが、チーム状況がそれを許しません。

糸原健斗選手が本来の「粘っこさ・出塁率」を取り戻すか、「2番佐藤」のような柔軟な発想を持つかの2択になりますが、どちらもこれまでの起用法や状態を考えるとないのかなあと感じています。

交流戦に入って相手もガラリと変わるので中野選手の復調を期待するのが現実的でしょう。


12球団屈指の先発ローテ

伊藤将司選手が帰ってきたことで12球団でナンバーワンと言っても過言ではない先発ローテになっています。

現在の阪神先発陣の成績をまとめてみました↓

西勇輝
防御率1.87 2勝3敗 1完投1完封 QS率87.5 WHIP1.02

西純矢
防御率2.05 2勝0敗 1完投0完封 QS率100.0 WHIP0.77

ガンケル
防御率3.38 1勝4敗 0完投0完封 QS率33.3 WHIP1.06

青柳晃洋
防御率1.33 4勝1敗 3完投1完封 QS率100.0 WHIP0.87

ウィルカーソン
防御率1.78 3勝2敗 0完投0完封 QS率66.7 WHIP0.91

伊藤将司
防御率2.22 1勝1敗 1完投1完封 QS率66.7 WHIP0.99


西勇輝選手・青柳晃洋選手というエース格の選手にガンケル選手・ウィルカーソン選手のような安定感抜群の外国人選手、西純矢選手という若手投手に、伊藤将司選手という左のエース格の選手もいます。

これに加えて2軍には開幕ローテを任された藤浪晋太郎選手・小川一平選手・桐敷拓馬選手・秋山拓巳選手が控えています。

先発に困ってるチームからすると羨ましい限りだと思います。

この強力先発ローテを武器に交流戦18試合で1つでも多く借金を返済し1ゲームでも多く上位との差を縮めてもらいましょう。



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ありがとうございました。

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