受講報告 BPC-A(3日目/3日)
私が認定コーチをさせていただいている、株式会社AWARENESで開催されたコーチングセミナーBPC-A(Bcoming Priority Coah Advance)に参加してきました。株式会社AWARENESの代表の高橋敏浩マスターコーチが登壇し、4月27日(土)から朝から夜まで3日間の最終日。
最終日は、昨日のパラレルワールドコーチングを機能させるために重要なポイントになるブリーフシステムの書き換えについて、そしてパラレルワールドコーチングをベースにしてプライオリティコーチングの最終段階である天命コーチングについて解説いただいた。
ブリーフシステムを書き換える
パラレルワールドコーチングでは、認知科学でいうブリーフシステムを書き換えていく。ブリーフシステムとは、認知科学において、外部刺激を行動党に返還する脳内システムのことで、価値観や信念に相当するもの。昨日に説明されたコンフォートゾーンを理想の方向に動かすために、ブリーフシステムを書き換えていくが、ポイントは、ゴール設定とエフィカシーである。
ゴール設定が重要
一般的なコーチングや、AWARENEでいうベーシックコーチング(目標設定・課題解決コーチング)では、クライアントがその時に認識している目標をゴールとして取り扱うが、ここでは、クライアントが想像をはるか超えるような願望を描き、そこにゴール設定する。これは、そうすることで、今までクライアントが見ているけど気が付いていなかったもの(スコトーマ)に前を向かせるきっかけになり、これまでの延長線上には存在しない手段や行動につながっていく。また、このゴール設定は、クライアントが本当に欲しいものであることが重要で、そうでなければ、パラレルワールドが変わるコーチングにつながらない。また、昨日取り扱った8バランスが満たされるように設定することも重要である。
エフィカシーを高める
パラレルワールドコーチングでのもう一つのポイントはエフィカシーを高まることである。エフィカシーとは自己効力感と訳されことも多いが、自分の達成を信じる力である。エフィカシーには、その人に備わっている能力など、根拠は必要でなく、根拠のない自信ともいえる。本当に自分がゴールを達成できると信じている人は、自ら行動して達成するため、ゴール達成にはこのエフィカシーが欠かせない。つまりコーチの最大の役割はエフィカシーを高めることに他ならない。
クライアントが本当に欲しいと思える想像を超えるゴールを設定し、エフィカシーを高めることで、今までの延長線上にはない、新たなパラレルワールドに移行させるパラレルワールドコーチングができる
天命コーチング
天命とは、自分の心の魂が最上級の喜びを感じる感情を手にする最高の手段であり、パラレルワールドコーチングをベースに、その天命に生きることを支援するのが天命コーチングである。
天命に生きている人は
わくわくしている
情熱的である
自身満々
成長を楽しんでいる応援されている
周りの人が喜んでいる
ほぼ疲れない
没頭している
ものすごい幸福感
迷わない
比較しなくなる
アイデアがどんどんわく
失敗がすべて成功に変わる
愛と感謝が溢れている
と言われ、その状態を作り上げるのである。
コンパスシートを明確にする
コンパスシートとは、自分の本当に欲しい願望や価値観(信念)、人生の目的を掘り下げていくもので、天命コーチングの中心になるもの。事前にコンパスシートをクライアントに使ってもらい、さらにそれをコーチが掘り下げていき、軌道修正していくことで進めていく。この作業は、言葉にすると単純だが、実際にクライアントの本当に深い部分に入っていくためには、コーチ自身が、自分に対してそこ以上に掘り下げていないと対応できないのだ。
BPC-A3日目は、講師である高橋マスターコーチが実際にコーチングをしていう動画も視聴させてもらえたが、まさにベーシックコーチングでの基礎を徹底して使いながら、クライアントのエフィカシーを高め、パラダイムが大きく変わっていく瞬間を目の当たりにさせていただいた。
BPC-Aは、講師である高橋マスターコーチがこれまでご自身が自分自身に対してやってきたセルフコーチングがベースになっており、マスターコーチはまさにプライオリティコーチングによって自身の目標を達成し続け、最高の幸せを手にしている。
BPC-Aの価値は、このプライオリティコーチングが言語化されることで再現可能な状態として学べることだ。そして、ただのコーチングスキルにとどまらず、自分自身を本当に自分が望む、本当に幸せに導くことにつながる知識を与えていただけた。この知識を日々実践していきたい。
受講報告 BPC-A(1日目/3日)|野﨑卓朗|職場復帰支援コンサルタント (note.com)
受講報告 BPC-A(2日目/3日)|野﨑卓朗|職場復帰支援コンサルタント (note.com)
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<著者について>
野﨑卓朗(Nozaki Takuro)
日本産業衛生学会 専門医・指導医
労働衛生コンサルタント(保健衛生)
産業医科大学 産業生態科学研究所 産業精神保健学 非常勤助教
日本産業ストレス学会理事
日本産業精神保健学会編集委員
厚生労働省委託事業「働く人のメンタルヘルスポータルサイト『こころの
耳』」作業部会委員長
「メンタルヘルス不調になった従業員が当たり前に活躍する会社を作る」
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