◆オーディトリー・ニューロパシー(33):続めまいの検査

・都内の病院でめまいの検査の続き。今日は新しく導入されたばかりという検査を受けた。部屋に入ったら主治医の先生ほか検査技師の先生など何人も待ち構えていてびびる。
・ちょっときつめのゴーグルをつけて腰掛けて準備完了。壁にはられたシール(注視点)を見つづける。その間に検査者が後ろからわたしの頭を両手で持って「ぶん」と急に回転させる。
・眼球の動きを記録しているので検査の間はずっと目を見開いていないといけない。眼球が乾いて疲れるのとゴーグルが目のまわりに食い込む感じがある他はさして苦痛のない検査だった。検査者が頭を回すのだけど、ヘッドバンギングみたいな感じではない。落語で上下切るより小さいくらい(論文によると10-20度程度)。
・全部で何試行行っただろうか。小一時間はかかった気がする。結果、前庭機能もものすごく悪いわけではないけど健康な人よりは良くないらしい。解釈がすぐできない結果もあるそうで、改めて結果を教えてもらうことになった。
・「めまいの検査」とだけ伝えられたが、ぐぐったところvideo Head Impulse Testという最近開発された検査らしい。今日は耳に水を入れられるなど苦痛な検査を覚悟していたので侵襲性が低くてほっとした。これでSSKで行える検査はほとんどおこなった模様。祝コンプリート。次回はKOで脳波検査と補聴器の調整。
・補聴器をつけた生活には慣れたけど、このところコミュニケーションをとる目的では補聴器がいまいち使えていない。今日の検査も補聴器をしないほうが説明や指示が聞き取れた。ふだんも人から話しかけられると補聴器をはずして聞き直す、みたいな何のための道具かよくわからないありさま。とはいえ、外界からの音をしっかり聞くには使いたい。また詳しく相談しようと思う(2018年7月31日)。
◆文献
新藤晋, 杉崎一樹, 伊藤彰紀, 柴崎修, 水野正浩, 松田帆, ... & 池園哲郎. (2014). 新しい半規管機能検査法. Equilibrium Research, 73(1), 22-31.
新藤晋. (2015). video Head Impulse Test. Equilibrium Research, 74(2), 94-97.

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