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"女性"という生き物-『オーシャンズ8』-

『オーシャンズ8』を見て、"女性"という生き物に純粋に嫉妬をした。

『オーシャンズ8』はスティーブン・ソダーバーグ監督の『オーシャンズ』シリーズの新作。

主人公デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)はかつて“オーシャンズ”を率いたダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)を兄に持つ、生粋の強盗ファミリーの一員。
彼女が5年と8ヶ月の刑期を経て刑務所から仮出所するところから物語は始まる。

ファッションの祭典、METガラ。そこに展示される宝石の中でも、ひときわ目立つ1億5000万ドル相当の宝石をハリウッド女優のダフネ・クルーガー(アン・ハサウェイ)が身に付けて登場するという。今回の標的はその宝石だ。

刑務所の中で練りに練った計画をもとにデビーの相棒であり、参謀のルー・ミラー(ケイト・ヴランシェット)が、ファッションデザイナー、ハッカー、宝飾デザイナー、盗品ディーラー、スリなど、あらゆる領域からかき集めた多種多様な才能をスカウトし、計画を実行に移していく。

この映画のポイントは
①練りに練られた盗みの計画と華麗なる実行
②卓越された個々のスキル
③有無を言わせぬ彼女たちの美しさ、かわいさ、かっこよさ
の3つだろう。

旧オーシャンズシリーズと比べると計画実行中のトラブルがほとんどなく、その場のアドリブでなんとか切り抜ける、みたいなハラハラさせる展開はあまりない。
しかし、観客側は詳しいプランを事前に説明されている訳ではないので、淡々と目の前で行われている華麗で美しい計画実行に目を奪われ、すげーすげーと口が開き、目を見開く。
女性だけの新生オーシャンズにおいてはこれもまた"アリ"なのである。

新生オーシャンズは人種もバラバラ、職業もスキルも、何もかもバラバラ。
そんな彼女らが個々のスキルを巧みに生かし、一つの計画を実行して達成する。個性も立ってるのでなおさら面白い。

そして何と言ってもその美しさ、かわいさ、かっこよさである。
なぜ僕がわざわざ"美しさ"、"かわいさ"、"かっこよさ"と3つの形容詞を並べ立てしているのかというと、単純に1つの形容詞にまとめてしまうことが、畏れ多くてできないからなのである。一つも欠かせない。

それほどにこの映画で描かれる女性たちは素晴らしい。

男性はかっこよさは出せても純粋な"かわいさ"は出すことができない。
男性のかわいさは女性に向けられる"かわいさ"とは違い、赤ちゃんや犬猫に向けられる"かわいさ"なのだ。(あくまで自論です)

そういう意味で、男性である僕はこの映画を通して女性に嫉妬した。


他にも旧オーシャンズシリーズファンならニヤリとするしかけがたくさん出てくるし、映画としても爽快感があり、おすすめ。

僕はこのお方に叩かれたり、笑われたり、時に優しくされたりしたいです。

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