在宅環境とベンおじさん

現職で、在宅メインになってから3か月目になろうとしている。
今までの在宅遍歴をざっくりと確認してみると、
~3月中旬@本社
~緊急事態宣言前@台東区 
~5月下旬@埼玉の実家
~現在@台東区 という形だ。

現在は、週1度気分転換を兼ねて(蜜を避けて)出社をしている。山手線も大体空いていて満員状態を見ていない。心なしかみんながつり革も持たなくなっている気がするのだが気のせいだろうか。どうだろう。

というわけですっかりと、在宅勤務が板についてきたが直近では伊藤忠・キーエンスなどの名だたる大企業も出社に切り替わっているようだ。

https://techleaf.jp/ibm-zaitakukinnmu/

自身で在宅をメインでしていて思ったのは、当たり前だが在宅ではない方がコミュニケーションがはかどるということだ。何かをきめないといけない打ち合わせとか、デザインなどの打ち合わせでファシリテーターをする場合は特にだ。ただ、それ以外で何か出社メリットってあるのだろうか??
キーエンスは顧客も製造業で、出社している(製造している)ため顧客⇔キーエンス(営業⇔開発)という同社の組織力を活かすために出社したほうが効率がいいのかなぁと思う。

一方で、商社である伊藤忠の出社の必要性はよくわからない。事業投資やTradeなどでそこまで一緒になって何かをやる。フィジカルで会う必要性がいまいちピンとこない。岡藤CEOの仰る「在宅勤務での生産性維持の難しさ」は何を指しているのだろうか。私も前職が商社だったので、その経験を踏まえると中堅以上のベテラン社員の労務管理の難しさなのかと思った。普段の職場では会議で勢い良くしゃべる・なんとなく仕事している人がオンライン下で「職務・成果」を白日の下にさらされるということ、その中でどう評価するかという悩みがあるのかしらと考えた。「総合職」という便利な言葉で、ゆるいJob descriptionがややこしくしているだろうか? ここは、働いている友人に是非聞いてみることにする。

あと、残業代の定義も難しいのかなとは考えた。職務でのやらなければいけない定義が曖昧なままでは、成果に報酬をということができないし。蜘蛛男のベンおじさんが言った「大いなる力には大いなる責任が伴う」ではないけれど、「自由」と「責任」という言葉が苦手であろう日本社会にはこのまま在宅をなじませるのは難しいのかもしれない。

さて、私の話に戻すと以前書いた記事に加えて在宅をしていてよかったことは以下だ。
・文章を書く力
・数字・データで見せる力 がついたことだ。

というのも、打ち合わせの前にAgendaや決めたいこと、なぜそれをいつまでに決めたいのかを事前に参加者にInputをするようにしたためだ。如何に、会議の開始時に全員が共通理解を持った状態にするかに、上記2つの力は必須だった。久しぶりにバーバラの本を開いたりもした。

あと、在宅を数か月した結果台東区の2LDK 48m2からの引っ越しをすることにした。在宅で、2LDKでも部屋が完全に仕切られてないタイプ(おしゃれなガラガラ??)の部屋ではお互いのweb会議が白熱したときにお互いの会議に声だけが参加してしまうことがあったためだ。この前は、少し気になると書いたが白熱したときはもうだめだった。あれ、意見言い切りました?など言われることも。私じゃないのに。

というわけで、今度は台東区より少し外れの23区の川が見える広めの部屋に引っ越し予定だ。そこでは、光通信・最新のルータを常備する。今回の給付金を、足しにできればと思う。

台東区、まだ振り込まれない。

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