そのスピードは誰にとってちょうどいいのか、をずっと考えている

結論がある話ではなくて、いままさにモヤモヤしていることを書き出したので、結論はありません。この記事はモヤモヤのまま終わります。

なんとなく自分が求めるちょうどいいスピードが以前よりもゆっくりになってきた感じがしている。
物事を性急に進めるのではなく、すぐに結論を出すのではなくて、自分が腹落ちするまで、たしかめながら進みたいという気持ちが強くなっていると言い換えることもできるかもしれない。
もちろん相手がいる場合や、仕事の場合は、それらに合わせたスピードが求められることもあるのだけど、以前のように自分をそれらに合わせるのではなく、自分がパフォーマンス出せるスピードでどのように対応していくかを考えていることに気づく。

思い返してみると、20〜30代の頃の自分は、周りのスピード、ペースに合わせて行動することがとても多かった。
なんとなく合わせることができていることもあれば、無理をしている時ももちろんあったのだけど、周りに合わせることで物事がうまく進むことや感謝されることが多かったので、そうしていたのだろう。
仕事のスケジュールはその最たるものだったと思うのだけど、かなり無理していた時期もあった。
でも、実際それは自分にとってちょうどいいではなかった。

「ちょうどいい」ってどういうことなのだろう

最近、「ちょうどいい」という言葉が好きで使う機会が増えているのだけど、「ちょうどいい」という言葉はどんな印象を持たれるのだろう。
言葉そのままの意味だと「過不足なく」「ぴったり」とか、そういった感じだと思うのだけど、そこに「心地よさ」も含まれるのが最近自分が感じている「ちょうどいい」。

そして、自分にとってのちょうどいいは、他の人にとってちょうどいいわけではないよね、とも思ってる。
自分だけのちょうどいいを求めているわけではないので、そのちょうどいいは誰にとってちょうどいいのだろうとも考えてはいるのだけど、まず自分にとってのちょうどいいがなければ、他の人のちょうどいいを考えることはできないんじゃないかと思っているのが最近。
まずは自分がご機嫌よくなる状態になること、その状態を実現できてはじめて他の人のちょうどいいを考えることができるようになる。
もちろん、それがいつもじゃなくてもいいとは思っているのだけど、思うように物事が進まない時には、まずは自分にとってのちょうどいいを探すようにしている。

スピードは一定じゃなくてもいい

自分が求めるスピード、ちょうどいいスピードは一定ではない。
自分の感情や体調、取り巻く環境によって変わるし、関わる人たちによっても変わる。
また、何かを目指して進めていることがあったとして、そのスピードは一定ではなくて、スピードが速くなることがあればゆっくりになることもある。変数が変わればスピードが変わるのは当然なのだけど、人によってそのスピードの体感は異なる。
だからこそ、そのスピードは「誰にとって」ちょうどいいかが大事になってくる。
いま、何かを目指していることがあったとして、それをいま進めているスピードは、それに関わる人たちにとって、どう感じられているのか、それを確かめることはとても大事であることを実感している。

自分にとって「いま」はちょっと速いのだけど、他の人にとってはちょうどいいのであれば、それに乗っかってみて、変数が変わったら、自分にとってのちょうどいいスピードにしてみる。
スピードは一定じゃなくてもいいのだから、そんなことができるといいのかもしれない。

誰かのスピードに合わせてみることで得られる体験

とかく、自分にとってのちょうどいいスピードを求めがちなんだけど、誰かのスピードに合わせてみることでしか得られない体験がある。
自分にとってのちょうどいいばかりを求めていると、見えている世界が変わらない、得られる体験も変わらない。
誰かのスピードに合わせる機会を持ってみることでしか、変えられないこともある。だからこそ、誰かのスピードに乗っかってみるのもいい機会だとは思うのだけど、それが中々実現できていない。
そこに必要なのは、勇気なのかもしれないし、許容なのかもしれない。
一人では難しそうだから、誰かと一緒にやってみる、そしてお互いのスピードを体験してみることができると一歩を踏み出せるかな。

いまのスピードはちょうどいいのか？

自分にとって、いまのスピードはちょうどいいのか。それがわからなくなっている。
自分だけではスピードを測ることができなくなっているのかもしれない。
スピードが速いのかゆっくりなのか、それは相対的なものだから、誰かと一緒でないとそれを測ることはできないのかもしれない。

自分の年齢が一つのモノサシになっていて、それを指標にしてスピードを測っているところはあったのだけど、そのモノサシでいいのか？という問いが、いまのスピードがちょうどいいかがわからなくなっている理由。
そして、自分がご機嫌よくなること状態になる方法がわからなくなっているので、それも理由の一つ。
理由は分かっているのだけど、これをどう解決していいのかが皆目検討つかないのがいま。
少なくとも、ちょうどいいとは思えない。