ビール・オア・ダイ

ベラベラ喋り扇子手ぬぐい使い俺たちゃニシヒガシ
高座に上がり客を沸かせて着物片付けお疲れさん!
この一杯のビールの為に生きていると思えるほどさ
この一杯のビールの為に生きていると思えるほどさ

怒髪天のビール・オア・ダイと言う曲に落語家バージョンがあったらこんな歌詞になるだろう。

落語会を行なうと必ずと言っていいほど打ち上げがある。
私は大の甘党だがお酒も好きだ。
高座終わり打ち上げでの一口目のビールは美味い。
師匠方によっては高座から降りてきて、打ち上げまで飲み物を飲まずに我慢する方もおられるくらいである。
落語でうけてたらなおのこと格別である。


そんな打ち上げのない生活から一ヶ月経った。
つまり最後のお客様の前で落語をやってから一ヶ月経ったという事である。

コロナのせいで絶賛失業中の落語家、配信などは私を含め何人もしているがお客様の前ではできていない。

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