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#195 アラフィフ坊主、48歳になる

こんばんは
YOUです。

おかげさまで本日、
48歳の誕生日を迎えることができました。


想像もしていなかった2022年

2021年3月に沖縄へ移住。
年末まで平日は沖縄、週末は次男の応援のため兵庫へ、
という二重生活がスタート。

それなりにお金はかかる生活でしたが、
自分が望んでいた生活だったため、
ストレスなんてものは感じていなかった。

明けて、2022年1月。
実家から電話が。

父が転倒し、腕を骨折した、と。

このブログでも何度かお話しさせていただいておりますが、
父は、指定難病である「精髄小脳変性症」

50代前半に発症し、以来28年歩行と言語に障害を持っている。
これまでも数度、自宅で転倒することはあったが、
幸いなことに大事に至らず、
家族全員、まだ大丈夫だろうという油断があったんやと思う。

腕を骨折したため、
介護用手すりを持つことができない。

車椅子生活が始まった。
人間の体、というのは正直で、
動かなけば、どんどん衰えていく。

父の体も衰えのスピードが速くなったような気がする。

骨折の完治がGW直前。

「介護」を甘く見ていた・・・


倦怠感に襲われるようになり・・・

車椅子移動する際の補助、
トイレ、食事・・・

母に任せっきり、というわけにもいかず、
分担することになる。

難病というのは、本当に厄介だと思う。
脳の病気というのは残酷だ。

重度の頻尿という症状が出る。

30分に1回、15分に1回。
昼夜なんて関係ない。夜中であっても。

夏休み。
体がめっちゃ重くなる。
朝も起きられない。
倦怠感に襲われる。

診断結果は「介護うつ」

といっても、
私の場合はちょっと特殊というか、
世間一般の「介護うつ」とはちょっと違うらしい。

「精髄小脳変性症」
私も変異性遺伝子が見つかっている。

何歳になるかはわからないが、
いつの日か発症する。

今の父の姿は
いつの日か来る「自分の姿」

これによる「うつ」ということらしい。

確かに自覚症状みたいなのはあった。
夜中、聞こえてくる「車椅子の車輪」の音。

スムーズに進まない父との会話。

イライラする、という感覚ではなく
未来への絶望、とでも言えばいいのかな。

私だけではない。
父はもちろん、母もストレスを感じるようになる。

家の中が、暗ーい雰囲気に包まれるようになる。


この状況を誰かがなんとかしてくれるのか?

まさか、10月の誕生日をこんな状況で迎えるとは
それこそ夢にも思っていなかった。

いろんな方から助けていただいた。

ある人から、こんなことを言ってもらった。

「この状況、誰かがなんとかしてくれると思ってない?」

図星だった。
他人事であってほしい。
自分は被害者だ。誰か助けてよ。

これでは何も変わらない。

48歳を迎え、
本格的に人生の折り返しとなる。

そろそろ、再スタートの時間だ。


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