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エンジニアが会社を設立してまずやること

請負の開発をメイン事業とした会社をエンジニアが設立したときに何をしていけば良いかを解説していきます。
色んなスタイルがあって良いと思いますが、僕のブログなので僕の経験の中の余計な部分を省いたやり方になっています。

自己分析

かっこいいビジョンを決めたりするのは後回しで大丈夫です。
収入をいつまでにいくらにするのかや今後の事業内容、どんな仲間と仕事がしたいかや、自社サービスを運営したりなどその辺りを一度考えてみて「自分がやりたいこと」というのを考えて見るようにしましょう!
ただし、この作業はすぐに答えが出るものではないし、時間をあまり使っても意味がないので仮確定という形に留めておきましょう!
日々の経験で変わってくるものなのでその都度仮確定事項をよく見直してみることをおすすめします。

キャッシュフローを確認

フリーランスから法人に変更する人は特に問題ないと思いますが、会社員から独立する人は要注意です。
例えば僕がそうだったのですが、12月末で退職して1月1日から会社を設立し、1月1日から案件に参画した場合、僕の会社員としての最後の給与は1月25日に振り込まれるのですが、法人としての1月の売上は2月25日ではなく末日だったり、契約内容によっては3月末だったりすることもあります。
受託契約で納品日の翌月末となっていたりするといつになるか見通しがつかなくなったりするのでリスクが大きくなります。
単価や契約期間などは確認すると思いますが、入金日も重要な要素なので早めに確認を必要があります。
重要なことなので下記に例を載せておきます。

コストが90万円で支払日が翌月末、売上が100万円で入金日が翌々月の場合

このモデルの場合は90万円の資本金だったりなんとかしてお金がないと始められません。

上記のような形で1人で始める場合は自分の給料を1ヶ月支払いを遅らせるなどでなんとか対応できますが、社員を雇ったりして成長を遂げてく場合はこのキャッシュフローのズレがさらに命取りになる可能性があるので尚更確認する必要があります。
極端な例ですが、下記に急成長を遂げた場合のキャッシュフローを貼っておきます。

先ほどの表から毎月急成長を遂げた場合

この表を見て驚く人は結構多いです。
毎月売上も利益も急拡大していて10月以降は毎月100万円以上の利益を出しているにも関わらず、残高のマイナスは膨れ上がり、マイナス450万円になっています。
もちろんやり方次第で回避することもできますが、システム開発の業態だとこのように結果を出してるのにどんどん貧乏になっていく現象が起こり得るので気をつけましょう!

仮で良いので年間計画を3年分くらいは作って、資本金や借入の計画を立てましょう!

挨拶周り

起業したから新しく今までよりも良い人脈を作るぞ!といって色んなところに顔を出したくなると思います。
僕は出してました。
確かに長い目で見て新しい人脈を作ることは大切ですが、それよりも「既に知り合っている人」の優先度を上げるようにしてください。
「既に知り合っている人」とは前職で知り合った上司や同僚、その他関係者などです。
(競業避止義務守りましょう!ちゃんと筋は通しましょう!)

仕事が欲しくて新たに知り合った人と「既に知り合ってる人」では後者の方が発注を受けたとしても、紹介をしてもらったとしても明らかに質が高いです。
上記の2者では僕に対する信頼度が全く違うので仕事がうまくいく確率は段違いです。
因みに僕は立ち上げ当初から今でも前職から仕事をもらったりしていてお世話になりっぱなしで非常に助かっています。
株式会社EVERRISEという素敵な会社です)

起業して何年も経ってわかってきたことなのですが、信頼関係ができていないところとの仕事は危険がいっぱいです。
音信不通になって未入金なんてこともザラにあるので、いかにそのリスクが低い状態で仕事ができるかということを重視した方が良いです。
単価10万円よりも信頼度が高い方を選ぶようにしましょう!

意外に評価されてるよ!

僕は19歳の時から会社員をしているのですが、エンジニアとしても社会人としてもすごく未熟で正直「既に知り合ってる人」達からは「あんまり使えない若い子ね!」というような評価だと思っていました。
それもあって逃げるように他の人脈を作りに行ってたのですが、意外に評価されていました。
挨拶に行った時には「あの時はありがとう」「応援しているよ」などの声をいただきましたし、案件を発注いただくこともできました。
未熟な時の自分を知った上で評価してくれてる人は大事にしたほうが良いと思います。

採用活動

そもそも採用をしていく方針かどうかによりますが、採用をするのであればどんどん動いたほうが良いと思います。
僕は友達採用と勉強会や交流会への参加と自社での交流会を開催することで採用をしていました。
採用活動に関しては時代も変わっているので今に合う良いやり方を見つけるようにしましょう!
因みに採用する人ですが「自分との信頼関係がある」「永く働いてくれる」「気合いが入ってる」「ユーティリティ性が高い」の4つの要素が備わっている人が僕のおすすめです。

告知

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