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【スーツのパンツ裾】シングルとダブルの違いわかりますか?

スーツの裾上げを頼んでシングル・ダブルのどちらにするかを尋ねられた時、どちらにするべきか戸惑ってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。なかには、なんとなくで決めている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、スーツの裾上げ時に迷ってしまいがちなシングルとダブルの違いや特徴についてご紹介します。

1.「シングル」と「ダブル」の違い

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シングルとは[裾に折り返しがないもの]のことで、ダブルとは[裾に折り返しがあるもの]のことで、シングルは足元がすっきりとして、ややフォーマルな印象なので幅広いシーンで使えるのが特徴です。
他方、裾に折り返しがあるダブル仕上げは、シングル仕上げに比べてカジュアルな印象やスポーティーな印象になります。
ダブル仕上げのカジュアルな印象から、ビジネススーツにダブル仕上げは不適切と考える人は少なくありません。

2.「ダブル」を選択する意味はある?

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現代のスーツは、その多くに薄手で軽量な生地が使用されています。そのため、選ぶ靴によってはスーツとのバランスが取れないと感じることがあるはずです。

そんなときにおすすめなのがダブル。
裾を折り返して始末することでくるぶしまわりのボリュームが増し、ほど良い重厚感で足元の統一感が増すというわけです。

ギリス生まれの重厚なグッドイヤーウェルテッド製法の靴にはダブル仕上げが相性◎

3.ここだけは気をつけたい「折り返しの幅」

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ダブル始末を選ぶ際に困ることになるのが、折り返し幅。トレンドも加味しながら、小さすぎず大きすぎないところを狙いたいものです。一般的といわれているのが、3.5cmから4cmぐらい。このあたりなら、流行に関係なく幅広いシーンで使えるはずです。

最近は、折り返し幅を大きめにするのがトレンド。4.5cmから5.5cmぐらいに仕上げている方もいるようです。大切なのはバランスなので、ご自身の体型やスーツのタイプ、靴との相性を考えながら決めるとよいでしょう。

4.まとめ

裾の仕上げ方はフォーマルなシーンのみ「シングル仕上げ」にするということ以外、人それぞれの好みのためどちらが良いということはありません。

裾の仕上げ方法は「スーツの形」・「デザイン」・「シルエット」よって変えるべきです。

「シングル仕上げ」・「ダブル仕上げ」のどっちが良いか悩んでいる人は素材・ 幅、お持ちの靴に合うかどうかなどの条件はありますが、一度「シングル仕上げ」にし、飽きられたら「ダブル仕上げ」に挑戦してみてはいかがでしょうか。



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