GOのタクシー乗務員様向けプロダクトのPdMを1年やってみて
これは Mobility Technologies Advent Calendar 2021 の13日目の記事です。
はじめに
こんにちは!
株式会社Mobility Technologies(MoT)プロダクトマネージャーのkatsuoです。会社名は馴染みがない方もいるかもしれませんが、タクシーアプリ「GO」を提供している会社です。
私は2020年の9月にMoTのプロダクトマネージャーとしてジョインさせていただきました。職歴はこんな感じです。
2010年~ SIerでシステムエンジニア
2018年~ Web事業会社で事業企画
2020年~ MoTでタクシー乗務員様向けプロダクトのPdM
MoTに入社して1年ちょっと経ちました!
PdMとして担当しているプロダクトの紹介と、1年働いてみてプロダクトについて感じていることを書かせていただきました!
担当してるプロダクトのご紹介
タクシーの運転席に設置しているスマートフォンやタブレット端末でご利用いただく乗務員様向けのアプリ(乗務員アプリ)です。タクシーの営業を行う上で便利な機能が色々盛り込まれたアプリなのですが、イメージしやすい機能としては、GOの注文を乗務員に通知する機能があります。
GOの注文を乗務員に通知する機能
タクシー利用者がGOでタクシーを呼びます
サーバーが最適なタクシーを探します
見つかった車両に対して通知し、配車可能か確認
乗務員がOKするとマッチングが成立し、GOに車両が見つかりました!が通知されます
他にもタクシー営業に必要なこんな機能が
GOのタクシー利用者と出会うための機能
GOでタクシーを呼ばれて、乗車地に到着したのですが、どこにお客様がいるか分からない!という通称出会えない問題があるのですが、こちらをサポートするための機能が入ってます。タクシーの状態や位置情報をお客様に通知したり、メッセージ、通話などなど。
決済機能
現金から、クレジット、電子マネー、QRコード決済などのキャッシュレス決済に対応してます。これだけだと店舗向けの決済サービスと同じなのですが、タクシー向けということで、タクシーチケットの決済にも対応してます。
GO Payを設定すれば目的地到着後に降りるだけ
個人的にとても便利な機能です。流し(「道端で手を上げてタクシーに乗ること」)で乗車したとしても、GOのタブレット搭載のタクシーの場合、GOアプリと連動することでGO Payでお支払いすることができます!GO Payを設定しておけば、目的に到着した際に社内で決済する必要ありません。すぐに降りていただけます。領収書はGOアプリでいつでも見ることが可能です!
ナビ
目的地までのナビができます。
目的地はGOアプリから入力することができますので、GOアプリでタクシー呼んで、タクシー到着まで待ってる間に入力するのがオススメです!
タクシーメーターとの通信
とてもマニアックなのですが、タクシーメーターと通信することでタクシー乗務員様の車内オペレーションを効率化したり、タクシー会社様の経理処理を効率化したりすることができています!
例えば、タクシーメーターを操作すると、変化をアプリが検知して、メーターの状態に連動した画面表示をするようにしています。
乗客向けのご案内や広告の映像配信
後部座席に設置しているタブレットがあるのですが、こちらもMoT製品になってます。後部座席タブレットでは乗車時に「シートベルトをお締めください。」などのご案内を流したり、広告を配信したりしています。
まだまだ機能あるのですが、長くなってきたので、ここまでにしておきます。
乗務員様向けプロダクトから感じたMoTの強み
1年間乗務員様向けプロダクトをPdMとして担当させていただく中で、MoTプロダクトの強みについて感じることが本当に多かったです。どんなところを強みに感じたか紹介させていただきます。
タクシーの利用者を増やすことができる
GOの利用者はありがたいことに増加していってます。タクシー事業者様としては、GOに加盟いただくことで利用者が増え、収益につながります。
タクシーメーターと連携することで既存の運用へのインパクトが少ない
アプリ配車が受けれることはメリットですが、既存の運用を大きく変えてしまうとタクシー事業者や乗務員の負荷が増えてしまい、逆にコストになる可能性もあるかと思います。GOの乗務員アプリでは、タクシーメーターを利用したタクシー営業ということを変えずに、アプリ配車を追加することができます。
タクシー車内のお客様体験もアップデートできる
さまざまな決済方法が利用できるようになったり、後部座席タブレットで応対品質を向上したりと乗車いただいたお客様の体験もよくすることができると感じています。タクシー乗るならGOのタクシーと言っていただけるようになりたい。
タクシーを営業する上でインフラに近い存在になった
事業者様の声などから、アプリ配車や決済機がタクシー営業する上で必須と言える存在になりつつあると感じます。プロダクト側としては嬉しいと思いつつ、インフラとして安定して使っていただけるよう身を引き締めて開発・運用を行っています。
私が乗務員アプリPdMとして感じている面白さ
多くの企画・案件に関わることができる
タクシー関連の新規サービスを検討を進める上で乗務員アプリに関わらずに進めることは難しいです。そのため、社内の多くの案件に関わることができ、案件を通してプロダクトでどんな価値を提供したいか、どう実現するかなど考えることが多く、正直忙しいのですが、個人的には楽しいポイントです。
プロダクトの磨き込みはまだまだこれから!
前職のWeb事業会社では担当サービスが完成されてるサービスで、ちょっとした改善を時間かけてやってる状態で不満を感じていました(それが転職理由でもあるのですが)。一方、現在担当している乗務員アプリはまだまだ発展途上だと感じます。この2~3年で必須機能を中心に立ち上げることができたという状態で、まだまだ機能も足りていないと思ってますし、UXの見直しもやれてない状態だと思ってます。PdMとしてプロダクト改善はやること沢山ある状態だと感じますので、なにからやっていこうか考えるのが楽しいです。
事業者様、乗務員様の声を聞ける
新しい機能をリリースしたときなど、「とても使いやすい」などありがたいお言葉を頂けることもあり、とても嬉しく励みに思ってます!
また、実際にタクシーに乗車させていただき、乗務員さんの操作を眺めたり、素人を装って乗務員さんに質問して使い勝手を聞いてみたりもしてます笑。使っていただいてるところが生活の側にあるプロダクトというのは担当してて面白いなぁと感じます。
さいごに
長くなってしまいました…
MoTではカジュアル面談も募集中ですので、もし気になることあればお気軽に申し込んでみてください!!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
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