【読書ノート】観察力の鍛え方

2022年5月 読了


⑴この本を買った理由、読む目的

前回の読書ノートにも買いた「マーケット感覚」にも通ずるものとして、成功する人を見ると共通して観察力が優れいてるな。と思ったのだ。
ちなみに僕が言う成功とは一概に経済的なことだけではない。自分の目標に向かって良い結果を出したら成功だ。その成功までの道のり(秘訣)をどうやってクリアしたかを知りたいわけじゃん?
僕の尊敬する経営者で、いろいろな趣味や仕事をしている人がいるのだが、全てにおいて大なり小なり結果を出す(成功させる)人がいる。
その人を間近で見ていて、僕なりの仮説がようやく出た。それが「観察力」の凄さだった。その人にそれを伝え観察方法の教えを乞うと、彼は意識していないから言語化できない。だから、この「観察力」ということを具体的に理解すべく、この書籍を購入して紐解くことにした。

⑵この本を3行で表すと?

人は誰でも対象物をまっさらに観察できない。常に外せない色眼鏡(バイアス)が掛かっている。【認知バイアス、感情・身体、コンテクスト】だ。この色眼鏡を理解し利用すれば観察力は上がる。そして良い観察とは”問い→仮説の無限ループ”を考え続けることであり、事象をより深く受け入れ理解しようとする状態のこと

⑶この本で感動した事は?

観察力とは、答えを出すための能力ではなく「より多くの曖昧」をイメージすることであると思う。答え(絶対)を追い求める、それを見つけようとする行為は、自分の中で「わかった」となった瞬間に思考停止となる。そうではなく、(あいまい)の世界を理解し観察することで、これからの多様性も柔軟に受け入れることができるし、個々の想像力、深く考える力など様々な能力が飛躍的に伸ばせるという考えは、まさにその通りだと感服した。。

⑷どんな方にオススメ?

固定概念から抜け出せず、つまづいている人。
家族、子育て、人間関係でお悩みの方にもおすすめ。
頑固な人。とくに40代以上の人にオススメかも。

⑸この本で自分が成長できたことは?

結果を出している方を思い浮かべても、彼らの観察力を言語化できるようになった。特に仕事は答えがないものだらけ。
その中で生き抜いている人たちは、その事象をじっくり観察し、考え、仮説を出し、実行し、検証し、修正し、実行し、結果を観察し、を確かに無限に繰り返している。

⑹メモor「自分が気に入った一文」

*抽象→具体→抽象のサイクルをすると観察力はあがる。抽象的なことを詳細に事実を書き出して観察する。
*観察(思考サイクル):仮説→観察→問い のループ
*行動サイクル:振り返り→計画→実行 のループ
*起きていることは全て正しい 確証バイアス、知識が行動を遅らせる。
例:著者が長年マンガ業界にいたことから、韓国で当時流行っていたスマホの縦スクロールで読むオールカラーのWEBマンガは流行らない。コンテンツの方が重要で、読む形式を変えただけでは流行らない。日本の漫画も十分読みやすいし。と思っていたが、現在韓国だけでなくアメリカ、中国でこのスタイルが主流になっており、参入に6年も遅れた。


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