何故精霊たちを描くのか?
「何故精霊たちを描くのですか?」と、よく質問される。自分にとってこの数年間、描き続けてきたモチーフであり、テーマである。
そもそも精霊という存在は、非日常の存在であり、一般社会に於いては存在すらしないものとされている。いわば爪弾きにされているようなのだが、その存在感は半端なく巨きいのである。
彼等は、いったい何処を本拠地として活動しているのか? まずそんなところから考察し探っていくと、所謂日常性とは異なる、別格の存在場所があることを突き止めていた。其処は、彼等が活動する本