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【PLAN75】現代日本の少子高齢化問題に切り込んだ感動の名作!あなたなら何を選択しますか?

1、はじめに


みなさん、こんにちは。
松本昭典です。

外は暑く、歩くだけで汗が噴き出すぐらい夏まっしぐらな日に今日の記事を書いております。

今回、私は銀座に赴き、ある映画を見てまいりました!

その映画のタイトルが「PLAN 75」という作品です。

主演は倍賞千恵子さん、観終わった後に僕は実家の両親に電話をしたくてたまらない気持ちになりました。

2、映画の簡単な概要


映画の内容としては少子高齢化が進み、増え続ける高齢者を対処するために国会で「プラン75」という制度が可決された。
プラン75とは、75歳になると補助金や身辺サービスを受ける代わりに自らの死を選択することになる制度で、映画内でも様々な物議を醸していくことになります。

主演の倍賞さんはミチという独り身の女性高齢者の役を演じており、多くを語る訳ではないのに映画を観る私たちにミチの孤独・不安・喜びが倍賞さんの眼差し、仕草、手の動きなどでヒシヒシと伝わる最高の演技でした。

3、映画の個人的見所


個人的にこの映画を見てよかった点は「緊張感」でしょうか。

この映画では「論理的に処理されていく人の死」があまりにも生々しく描かれています。

生命保険のCMのようにキャッチーなロゴと謳い文句で宣伝されるPLAN75。
そのPLAN75への申し込みや窓口作業を業務的に進める役所の人たち。
思いや願いだけでは乗り越えられない現代高齢者の孤独と貧困。

理屈では分かる、だが自分の倫理観が現実を受け入れられないが、非常にも映画の中の状況は止まることのなく、あまりにも論理的に人の死が処理されていくので、かなり緊張感を持ってみることが出来ました。

特に劇中でミチが夜勤の道路工事の仕事をしているシーンはあまりにも切なく、でもそうしないと明日を生きていけない非常さを突きつけられるようで胸が締め付けられました。

4、さいごに


私の両親も70歳近くなってきてます。
幸いなことに2人とも健在で、仕事や貯蓄にもある程度余裕がある状態ではいますが、自分の親が同じような状況になったらどうしようと思うし、何より自分の老後が映画のような状況になったときにPLAN75を選択せざる終えない状態になるのは避けたいなと真剣に感じました。

非常に考えさせられる内容となっておりますが、日本に住む私たちには見つめるべき現実が詰まっている最高の作品ですので、まだ観たことがない方はこの機会にぜひ鑑賞してみてはいかがでしょうか。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!

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松本昭典

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