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2022/07 もじのつどい


2022/07

ありがとう(4/11)
 
 
7/1
あさくれば きのうのあわれもなぜかあっぱれ
 
7/2
倫理 りんりん 鳴らすベル
 
7/3
がをとおしてながしてめぐる またおおきいのがみておるが
 
7/4
通り雨は強く降り 地面が毛羽立ち動き出す 葉は踊りあの日の匂いを手渡しに わたしは傘をさしたふり
 
7/5
うつむきうわむきうつつむきうつろとろとろうつわむき
 
空気の底でさかさの景色 照る天井で弾けるわたし(6/9)
 
 
7/6
くうねるところにすむところ できることならきをつかいすぎずにすむところ
 
7/7
うすらぼんやり うすの中 はっきりさせるため 嘘をつく
 
7/8
きぼうもぜつぼうもない音が響く 過去と未来が抱き合ったなら あなたもわたしもなぜか倒れる
 
7/9
のぞんでのぞんでのぞきこむ わたし好みのこの世のまこと
 
7/10
そこにくらしてとどまらず 身体の波に流し込む 息を止めて水の声
 
7/11
ころしてころころひとのかお いかしてころころひとのかお 妖怪のかお いや、ひとのかお
 
7/12
でこに当てた手 身体と会話 残念だけど熱はないわ うつつがわたしを立ち上げる
 
7/13
さからうわたしのさがである 踊らないけど踊り場にいる 大人の階段、差がでてる
 
7/14
過去から括弧持ってきて ハグしてつけるあなたのラベル 
 
7/15
さびしさは風に溶け 喜びの色になる
 
7/16
のんびりびり ならばらばら わたしをたもつ おちつきはなくなく たちあがるかるがる
 
7/17
計算などはできたらいいな うごかすわたしは宙に浮き まただれかが精算するし
 
7/18
静かに近づくうつつに告げ口 大きくなったり小さくなったり 誰も知らない わたしのうつろ
 
7/19
気が向かなくて時間が逃げた 気を引くために言葉に座り 抜けた気だけに君がいた
 
7/20
てれてるひまないきのみきのままむくれたうつつながしこむうつろきのむくままのテレパシー
 
7/21
ルールを設けて shape of voice
 
7/22
手を動かしたら時間が止まって 手が止まったら時間が過ぎた
 
7/23

 
7/24
自転車 風の隙間 太陽の手 のぞく雲と遠い声
 
7/25
寄り道歩く うつつからうつろ みんながないと言う 普通を探す 
 
7/26
うそなどつく暇もなく 川のながれは海へ着く 
 
7/27
でんでん虫の渦の先 誰かのために美しく んな訳ないと 静かに進む
 
7/28
弾まぬ息にはじまらぬ 途切れぬ道に君をみる
 
7/29
じわりじわりと染み込んでいく じわりじわりとわたしのひびに
 
7/30
けだるさと汗のにおい いままでとこれからともとい うつつにうつろ うつわにうつろい だるまさんがころんだ

7/31
留守にしたこころ 今、あたまと感覚がさがしてるところ きっと手などは届かぬところ いくら伸ばしても その手には明かさぬほどの夢や日常のうらの顔 表をあげてさがしてるところ 苦しむことなかれ 手のひらの中で われをわすれて踊れ きこえる音で かたちなきかたち わたしのわだちあなたとも分かち合い あたまと感覚がさがしてるこころ



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