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「前野隆司語録日めくりカレンダー」のご紹介(11日目~15日目)
この度、オンラインサロンウェルビーイング大学の中に発足した「前野隆司語録作成プロジェクト」のメンバーで「前野隆司語録日めくりカレンダー」を作成しました。
この日めくりカレンダーは、各プロジェクトメンバーが選んだ前野隆司語録と、前野先生が撮った写真とともに冊子にまとめたもので、1日から31日まで31枚あります。
この日めくりカレンダーの内容がとても素晴らしいので、ぜひ紹介させて下さい。
1日目~10日目までのご紹介は下記記事をご覧ください。
11日目の言葉|「これはいいアイデアだから早く実現したくてたまらない」と誰か---「誰も」ではなく「誰か」---が強烈に思うようなアイディアこそが、革新的なイノベーションにつながります。
出所:システム×デザイン思考で世界を変える
<前野先生のコメント>
今回は幸福学ではなくイノベーション論。とはいえ、ありのままに因子と似ていますね。イノベーションの条件と幸せの条件は似ているのです。
ちなみにこの花は昨年の夏に旭川の上野ファームで撮った金色の花の写真。
すべての人の個性に価値があるように、すべてのアイデアには価値があるのだと思います。それを見抜き育てることさえできれば。みなさんも、イノベーティブな2021年を!
12日目の言葉|「無意識を整える」事は、わたしたちが普段は意識できない、世界との多様で豊かなチャンネルを、健全で鋭敏な開いた回路にしておくことです。
出所:人生が変わる! 無意識の整え方 - 身体も心も運命もなぜかうまく動きだす30の習慣
2016年にベストセラーになったこの本の解説は以下のとおりです。
著者は子どもの頃からの疑問を科学者になって解明しました。それが、「意識は無意識の決定を記憶するための装置にすぎない」とする『受動意識仮説』です。ならば、無意識をクリーンな状態に整えておけば、心も身体も軽やかに動くはず。その方法について、無意識に関わりの深いエキスパート4名=大リーグのドジャースなども指導する心身統一合氣道会会長の藤平信一氏、東大卒の気鋭の僧侶・松本紹圭氏、森の中で経営者や子どもたちへのプログラムを実施する株式会社森へ 代表取締役・山田博氏、東大病院循環器内科助教の医師・稲葉俊郎氏との対話を通じて著者が探求し、30の方法にまとめて解説します(肩書きは2016年当時のものです)。
13日目の言葉|「幸せを目指す人は不幸」と言う研究結果があります。つまり、幸せになった方がいいのですが、幸せは目指さない方がいいのです。
出所:前野隆司のFacebook投稿
14日目の言葉|気質の半分は先天的に決まっています。しかし、残りの半分は後天的な努力で変えられます。悲観的な人も、大丈夫。
出所:幸せのメカニズム
<前野先生のコメント>
心理学研究でわかったことの一つは、性格は大雑把に言って半分くらいは先天的に、半分くらいは後天的に決まるということです。
悲観的な性格な人は、残念ながら半分くらいは生まれ持った性質なので変えられません。しかし、半分くらいは変えられるということです。
いい仲間がいたり、自分に強みや特徴があったり、メタ認知やマインドフルネスの知識や実践で心を整えたりすると、悲観的な気質を持つ人も楽観的になれます。
幸福学とは、半分変えられる自分をどのように変えていくかのトレーニングガイドなのです。大丈夫、なんとかなる。Everything will be all right.
15日目の言葉|写真を撮る時、花が最も美しく見えるところを探します。教育も、経営も、どんな仕事も同じ。相手が最も美しく輝くところを探す。みんなの最も美しいところが組み合わせられた世界を実現したいですね。
出所:前野隆司のFacebook投稿
<前野先生のコメント>
この花は、いわゆる雑草。ヒメジョオンです。姫女菀。学名Erigeron annuus。キク科ムカシヨモギ属の植物。道端でよく見かける雑草です。
ハルジオンとも似ていますが、これは、ヒメジョオン。それにしても、雑草という呼び方はヒメジョオンやハルジオンに対して失礼だと思いませんか。
すべての生きとし生けるものには名前があります。その他大勢の雑なものなどいません。だから、すべての生きとし生けるものには、その固有の美しさがある。必ずある。僕はそこを見つめて写真に残すことが好きなんです。
妻にも褒められました。一見普通の雑草にみえる道端の名も無い植物の美しさを見つけることこそ、ほかの写真家とは違う、あなたの素敵なところよ、と。
いえいえ、僕が素敵なのではありません。みんなが素敵なんです。すべての人は、みんな美しいのだと思います。
あ、ちなみにこの写真、左の方に、家事をする妻が写っていますね(笑)。妻にはいつも感謝です。。。