読書感想文「何を捨て何を残すかで人生は決まる」

何を思って本書を手に取ったのか覚えていないが、偶然、現在自分の置かれている状況にとてもマッチしたものであった。

僕は今、まさに新しいことにチャレンジして、思いっきりこけた状態である。初めて仕事で泣いたし、心は落ち着いても身体は付いてこず、全く仕事に取り組めない、取り組んでもすぐに拒絶してしまう、本当に心が折れる手前まで来ていた。

何のために働くのか、居心地のよい場所から脱却しなければ始まらない、人生を縛れれる必要はない。

しっかり自分に投資しよう。新しい世界をどんどんインプットしてあげなくては、何時までたっても前には進めない。人として成長しないし、コモディティ化して使えないおっさんになってしまう。これからの時代、個性のない「何でもできる人」の価値はどんどん下がっていく。「これならできる人」になるには一つの場所・仕事・人間関係に縛られている場合ではない。

コンサルタントは様々な事情のプロジェクトに携わることができ、他職業に比べると比較的触れる世界の幅は広いほうだと思う。

おかげで、10年経っても「これならできる人」に僕はなれなかった。

無論、なんでもできます!で色好み無く、全てのアサインに対し、首を縦に振り続け、量をこなしたことは1つ大きな成果であろう。

が、問題なくそれを繰り返したおかげで、居心地の良い場所に長くいすぎたのかもしれない。

その結果が今回のプロジェクトでの大炎上だろう。

何も通用しない。一人じゃ何もできない事実。

この分野で1人の社会人として価値あるものになるには、この場所を出て、研鑽を積まなければならないと思う。30代で絶対に。

捨てる勇気が必要だ。

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