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2023年のお花見② 〜東寺・不二桜〜

東寺(教王護国寺)の不二桜、その夜桜鑑賞は実に7年ぶり。毎年この時期になると、近鉄電車の吊り広告に夜間拝観の案内が出ます。この広告に「久々に不二桜でも見に行ってみるか」と誘発されてしまいました。決して広告の類に弱いというわけではありませんが。


ちょっと出遅れた感がありました。空が暗すぎる。久々の夜間撮影ということで、時間管理が怠慢になっていたのかもしれません。私が着いた頃には行列は全く出来ておらず、入口付近で若干混み合っていたもののすんなりと中に入ることができました。入口をしばらく進むと左手に見えてくるのがこの景色。邪魔とは分かりながら、人が大勢いるこの付近でガサゴソとカメラを取り出し撮影。ここは無風なことが多いのか、リフレクションもいい感じで決まってます。

不二桜に近づいていくと、ただただ物凄い人集りが眼前に広がってきます。これだけの絶景を目の前にして撮影に夢中になる気持ちは痛い程分かります。けど、歩いている時に途中で立ち止まるのは危なくて仕方がないですね。ここで撮影している時も度々そういう事例に遭遇しました。将棋倒しにでもなったら大変ですよ。

桜の枝とお花を額縁風に撮ってみました。前にいた人が撮っていたのを見て「カッコええやん」と思い真似してみました。写活あるあるなのですが、長時間粘って撮っている人の場所って「えっ、そんなに素敵な写真撮ることできるの」といつも気になってしまいます。その方が撮り終えられるまで待ってみて私も撮ってみるのですが、いい場所だなぁと思う時と大したことない場所だなぁと思う時は大体半々。他人の感性が自分にも当てはまるとは限らない、典型的な例なのでしょうか。

夜桜と紅葉シーズンの人気スポット。他のどの場所よりも人集りが出来ているのがこの場所です。この小さい池に、東寺のシンボルとも言える五重塔が綺麗に映し出されます。混み合っているものの、皆さん順番はしっかり守ってらっしゃるようで、待っていれば撮影の順番は巡ってきます。ただ、被写体を前にしてカメラの設定をあれこれいじっている時間はありません。後ろから待っている人の圧を感じます。パパッと決めてしまわねば。後で設定情報を見返すとISO400、絞り値8、シャッター速度1秒という三脚据えてもおかしくない条件だったにも関わらず、ブレることなく見事ピタッと止まってくれていました。カメラ性能に感謝ですね。

お気に入りの写真です。自身の写真にあえてツッコミを入れるのであれば、前掲の通り時間が遅すぎです。もう少し空の色が群青色なら素敵なのに。空と空以外の比率はいい感じなので、ほんと空の色だけが勿体無い・・・。また来年ですね。

最後の最後に定番構図です。不二桜からやや遠め、境内入口の北側に広がる駐車場から狙いました。車がほとんどなかったので危険ではなかったです。境内をふらふらしているうちに時間がだいぶ経過してしまい、空もかなり黒くなってしまいました。マイクロフォーサーズ機での撮影だったので、ISO感度を1600等に上げるわけにもいかず、ISO400で絞り値開放で撮影。イメージセンサーが小さいので、絞り開放にしたところで、手前から奥までピントがきているように見えます。

ある程度撮りたいものはパパッと撮ったので、家路を急ぎました。この翌日に金沢旅行を控えていました。旅の準備、ほとんど何も出来ていなかったので。



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